「銀座のママ」に雪辱 立憲・吉田氏、大分で自民・白坂氏の議席奪う

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中村有紀子 貞松慎二郎
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 参院選大分選挙区(改選数1)は、立憲民主党前職の吉田忠智氏(69)が341票差で敗れた2年前の補欠選挙の雪辱を果たした。

 吉田氏の「当選確実」が伝えられると、大分市内の会場で開票を見守っていた支援者らからは歓声がわき上がった。

 吉田氏は「2年3カ月前の僅差(きんさ)による敗北から多くの皆さんの励ましを頂き、戦うことができた。今日を起点にして、いま一度初心に帰って行動していく」と感謝を述べた。

 初代社民党首の村山富市・元首相を生んだ大分。国政選挙では連合大分を軸に野党が共闘し、自民党と互角に戦ってきた。

 2023年の参院補選でも連合を軸に、立憲、国民民主、社民、共産の各党が元社民党首の吉田氏を支援するという万全の態勢で臨んだ。

 対する自民は、公募で選んだ銀座でクラブなど複数の飲食店を経営する白坂亜紀氏(59)を擁立。与野党の一騎打ちとなり、341票差で吉田氏が敗れた。野党系の議席を奪われるという形になった。

 今回の参院選では、吉田氏と…

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この記事を書いた人
中村有紀子
西部報道センター|福岡県政担当
専門・関心分野
生物、文化
貞松慎二郎
中津支局|主に大分県北部を担当
専門・関心分野
民俗芸能、伝統文化、風習
参院選2025

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