空飛ぶクルマ、万博でデモ飛行再開 「早く街中を飛んでくれたら…」

箱谷真司
【動画】万博会場でデモ飛行を再開した「空飛ぶクルマ」=箱谷真司撮影
[PR]

 大阪・関西万博で12日、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行が再開された。機体の破損事故で運航を中止していたが、安全性が確認できたという。

 この日午前11時半ごろ、会場北西部の離着陸場から空飛ぶクルマが離陸。5分ほど左右、上下に動きながら上空を飛んだ。

 離着陸場を囲うフェンス前には多くの家族連れらが訪れ、機体が無事に着陸すると大きな拍手が沸いた。兵庫県宝塚市の会社員、守岡淳さん(56)は「早く街中を飛んでくれたら、買い物などで便利そうだし気持ち良さそう」と話した。

 機体の破損は4月26日、この離着陸場で発生。米国製の1人乗りの機体のプロペラモーター18個のうち1個が破損し、モーターを覆うカバー2個が落下した。

 運航事業者の丸紅が原因を調べ、モーターとバッテリーをつなぐ部品の一部を交換。今月9~11日にテスト飛行などを行い、安全性に問題はないと結論づけた。

 デモ飛行は12~14日と18~21日、午前11時半と午後2時半の2回実施。万博会期中には、他の二つの運航事業者もデモ飛行を予定している。

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
箱谷真司
ネットワーク報道本部兼大阪社会部|大阪市政担当
専門・関心分野
大阪の政治経済
2025大阪・関西万博

2025大阪・関西万博

2025年4月13日に大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が開幕しました。関連のニュースをまとめています。[もっと見る]