日産が転換社債1500億調達、普通社債も発行へ 資金繰りの一環

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西山明宏
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 経営再建中の日産自動車は7日、2031年を満期とする新株予約権付きのユーロ建て転換社債を発行すると発表した。約1500億を調達する。30年度までに新しい商品や技術の開発資金に充てるという。他に普通社債も発行する。同社は今年度に社債約5580億の償還を控えており、資金繰りを急いでいた。

 新株予約権付き転換社債を発行する理由について、社債金利の支払い負担が少なくなり、資金調達での金利コストを下げることができるメリットがあるなどとしている。他にも普通社債も発行するが、調達額は明らかにしていない。

 日産は25年3月期に過去3…

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この記事を書いた人
西山明宏
経済部|自動車業界担当
専門・関心分野
中国経済、通商政策、民間企業