自分の体を張ってのデータ取りです(n=1)。
とある糖尿病患者がお医者さんと相談の上でルセフィ(SGLT2阻害薬:糖分を尿として外に排出する働きがある。インスリンと作用機序が異なるため併せて利用してもよいが低血糖リスクの高い薬剤(インスリン製剤やSU薬など)を併用している場合に朝方の低血糖発生に注意する必要がある)をやめてみたのですが、結果いまいちだったのでまた飲むことになりました。その経緯でわかったことのまとめになります。
※以下のグラフはFreeStyleリブレ2で取得しています。グルコース値のグラフになりますが、ほぼほぼ血糖値の変化を示すのと同じです。
ルセフィをやめていた期間は2か月になります。この2か月というのは、赤血球から見た場合にHbA1cの値が有意に変化するポイントになります。また、他の注射とか薬の量が変わらない状態でルセフィの有無だけ違う状態であったので、この2か月間のデータの変化はルセフィの飲む飲まないの影響と限定できます。それでは、アンビュラトリーグルコースプロファイルの見える化をしてみましょう。アニメーションGifにしてみました。
残念ながら2か月後に血糖値(全時間帯で+30~40㎎/dL)、HbA1c(+0.4%)になってしまいました。だとすると、またルセフィ錠を飲むことで、以前の状態に戻ると推定できます。以前のグラフから想像するに、血糖値は全時間帯で+30~40㎎/dLさがり、HbA1cは0.4%下がり、血糖値が70~180にコントロールされている時間帯が現状1日の半分から以前のように7割以上に改善し、また、最大血糖値も現在300弱くらいいっちゃってるのが以前のように250未満になることが期待できます。
ルセフィを主語として書くと、ルセフィ2.5mgは血糖値低下効果(30~40㎎/dL)、HbA1c低下効果(0.4%)をもつといってよいと思います(ただしてのりぐま個人データ)。なんとなくですが、ネットをググったときに出てくる値と大きくずれていない感じがします。
※医師と相談の上で行った治療の結果に基づく個人的なデータ解析になることをお断りしておきます。