ある方のブログ記事を読ませていただいて、ちょっと思ったことがあり、改めて思考を整理してみました。
私は、若いころは、自責思考のほうが成長できると考えてきました。こんな記事も書きました。
課題を、本来はだれのものかーー組織、社長、自分、部下ーーの分類さえできていれば、自分を責めすぎることはなく課題分析に集中できると思っていました。
自分が解決できない問題で解決策を悩む部下には、その課題の分類と持って行く先を示すことでいったん諸々納得させてました。
でも、そこまでわかっていても、自責で考えて自分を責めすぎる人っているんだろうな、どうしたら、そうにならずに課題と向き合えるかな、と考えて、ネット上をあちこち探していました。
anagrams.jpとある会社のブログだけど、ほんといいこと言っています。
「問題を解決することよりも、まるで罰を与えるかのように自分を責めることが優先されたとき、自責思考は毒になってしまう」と筆者は言います。
そうならないため(自罰にならないため)には、私がかつてしてきた、「だれの問題か(だれが対処できるのか)を明らかにしつつ時には課題を先送りしてもよい」と考えるだけでなくて、筆者はこういいます。
「過去の自分に何が欠けていたか」よりも、「未来の自分に何ができるか」を考えること。そのうえで「自分が責任を取るべき範囲と、そうでない範囲を丁寧に仕分け直すこと」そして「境界をはっきりさせて自分の範囲に集中すること」
すごく腑に落ちました。言語化できました。めっちゃ賢い。(一緒に仕事したい。)
これって、寄り添うだけではなかなかすすまない課題を、あえて深堀していこうとするときの羅針盤になるかもしれませんね。(あ、この羅針盤って言葉、生成AI(Gemini)と壁打ちしてると良く出てきます。Geminiに聞いたらこの言葉好きなんですって。)
あと、思考のフレームワークについては同じ会社の以下の記事がよいですね。
抽象化、構造化、言語化、類推、相対化などの絵が素敵です。「思考を組み立て、実行し、フィードバックから学び、また次の思考に活かす。」私も同感です。未来志向で課題と向き合うためのヒントになれば幸いです。