ホテイグア峠(2,072m)を越えて
6月24日(土)アイギス・トルテス国立公園に来ました
ピレネー山脈の中央よりも南に位置するアイギス・トルテスは、多くの氷河湖を持ち
氷河によって削られたU字形の谷、水と森と岩の織り成す自然美は雄大です
国立公園の広さは15,000ha、周囲の保護地帯も含めると実に40,000haにも及びます
標高1,800mの地点にある、小さな村エスポーの村に着きました
ここは国立公園の東側の拠点でしょうか、駐車場に停め、ここからジープに乗り換え ます
トレッキングコース
サン・マウリシ湖(標高1930m) ➡ 直登 ➡ ラテラ湖(ネズミ湖)➡ 林間コースを歩いて下山
アイギス・トルテスとは
「曲がりくねった水の流れ」という意味を持っているそうです
mapで見るとよく分かります
予約順にジープ待ち
5~6人ずつ四駆のジープに分乗し、一路、目的地に向かいます
ワンコも待っています
文字通りガタガタの山道を、土埃を撒き散らしつつ進む
右側に見えているのは石造アーチ橋
ジープ到着場所
正面の山は迫力あるエンカンタッツ峰(Encantats)
最初から迫力で圧倒されました(*_*)
しっかり足元も見て、
ベロニカ・フルティカンス(Veronica fruticans )
オオバコ科 クワガタソウ属
ピレネーの山々の澄んだ空気を胸一杯吸いながら、遊歩道を進むと
氷河湖のサン・マウリシ湖(標高1,930m)
美しい景色と短い夏を彩る高山植物群
幾つかの氷河湖が澄んだ空気の中に散在しています
遊歩道はサン・マウリシ湖から離れ山道に入ります
今日の山岳ガイドは、昨日と同じ長髪のイバンさん
ワンコも喉を潤しワン
※ 花崗岩質と石灰岩質とが入り混じっている地質で、日本の「花の百名山」と同じ
見失わなければピレネー固有種の、季節の花々に出会います
よく眠れるミヤコクサ ( ˘˘)スヤァ
ギプソフィラ・レペンス(Gypsophila repens L.)
ナデシコ科(Caryophyllaceae) カスミソウ属
ハクサンチドリ
▼
ムシトリスミレ(Pinguicula longifolia)
タヌキモ科(Lentibulariaceae) 属名:ムシトリスミレ属(Pinguicula)
ポリゴヌム・ビストルタ(Polygonum bistorta)
タデ科(Polygonaceae) タデ/イブキトラノオ属
タカネグンバイ
アブラナ科(Brassicaceae) グンバイナズナ属(Thlaspi)
細い山道を登りながら、花との出会い
良い季節に、日本からはるばる来ました ( `ー´)ノ
カンパヌラ・ショウキツェリ(Campanula scheuchzeri)
キキョウ科カンパヌラ属
急に滝らしき轟音にビックリ、大勢のハイカーたちが一息していました
ラテラ湖まで直登で行きます
(登山経験のある方は心配する難し)
体力ない方は、ここまでで、来た山道を引き返しました
滝の上まで来ました
眼下はサン・マウリシ湖
シムフィツム・オフィキナーレ(Symphytum officinale)
ムラサキ科 ヒレハリソウ属
日本名:ヒレハリソウ(鰭玻璃草)英名:コンフリー (Comfrey)
アスフォデルス・アルブス(Asphodelus albus)
▼ 下花は咲き終わりかけています
ツルボラン科 ツルボラン属
ラミウム・マクラツム(Lamium maculatum)
シソ科(Lamiaceae) オドリコソウ属(Lamium)
これはスープに入れると美味しいハーブ(''◇'')ゞ
ガヴァルニー大渓谷の帰りにみました
ウルティカ・ディオイカ(Urtica dioica)
イラクサ科 イラクサ属
エンカンタッツ峰(ツイン・ピークス)
左(2738m)、右(2747m)
滝から登ってきました
坂道を登り切り、上の林道を左にあがって行きます
セドゥム・アクレ(Sedum acre)
ベンケイソウ科マンネンクサ 属
センペルビブム・モンタヌム (Sempervivum montanum)
ベンケイソウ科(Crassulacees)
ディアントゥス・カルトゥシアノルム( Dianthus carthusianorum)
ナデシコ科(Caryophyllaceae) ナデシコ属
ピングイクラ・レプトケラス(Pinguicula leptoceras)
タヌキモ科(Lentibulariacees) ムシトリスミレ属(Pinguicula)
渓流沿いにアルペンローゼ
ロードデンドロン・フェルギネウム (Rhododendron ferrugineum)
ツツジ科(Ericacees)ツツジ属
▼ 別名: アルペンローゼ
アルペン・ローゼは 湖岸・山肌に咲き、満開でした
つづきます