火曜日は出社の日。駅についてみるとなんだかひとがやたら多い。電車が遅延しているわけでもないのになぜ。なんだか火曜日って毎週ひとが多いような気がするんだよな。それに加えて昨日は月末だったからふだん在宅で仕事しているひともオフィスに集結した日だったのかもしれない。
混み合う電車でえっちらと出社。午前中はめちゃくちゃ面倒な対応を強いられている件についてのメールの返信に頭を悩ませる。メール1通に1時間以上割いてしまった。でもそのおかげで噛み合わなかった歯車が噛み合い、鈍いながらもごごごと歯車が動き始めたので時間を割いた甲斐があった。
あっという間にお昼の時間に。ここ最近出社時のお昼ご飯で不完全燃焼が続いているためここらで心を爆発、炎上させたいところ。そう思い狙いを定めたのは先週行くことが叶わなかった職場から少し距離のあるラーメン屋。気温も下がってきているし、遠征日和である。颯爽と目的のラーメン屋に向かった。
道中、信号待ちの際にあたりを見回していたところ、目的地とは異なる新しいラーメン屋ができているのを観測。以前もラーメン屋だった場所で、最後に行ったときになんか麺が変な感じに茹で上がったすいとんみたいなものを提供されて今生の別れを告げたお店だったので、やっぱりそうなるよねと納得。
新しいラーメン屋はいわゆる家系なのだけど、看板の感じから家系の中でも味濃い系のものであることが推測できた。看板赤い、カウンター赤いのあの感じ。少しから家系ラーメンがすでに好物でなくなってきているかもしれないことを考えると果たして満足得られるのかという不安はある。それでも新規開拓への興味に抗えず、一縷の望みにかけてその新しいラーメン屋に行くこととした。
もう決め打ちって感じで遠征ラーメンを食べようとしていたのに、いとも簡単に目的地を変更するこの軽薄さが妻とタイプの違いで、それが時に火種になる。この日はひとりなので意図の糸の切れた凧だったけど。
入店してみるとラーメン屋からラーメン屋へとお店が変わっているのに居抜きではなくフル改装をしている。これは気合いがうかがえる対応だ。でも店員が全員インド人みたいなひとで、接客態度が悪いわけではないのだけど、「この感じ合ってる?」と終始疑問を払拭できなかった。中でもこの手の家系のなんかやたら声を張っていて崩した感じ の「いらっしゃいませ」が現地語ナイズされており「イラッサッセー!」と南国の鳥のような趣がとなっていたことにはこれまでの家系とは違うものを感じた。たぶん、店員さんたちの母国には来店時に元気よく挨拶なんて文化ないのだろうから元々の趣旨は理解されてない可能性はある。
待つこと数分。ラーメンが提供された。
予想していたものと寸分違わないビジュアルのラーメンが提供された。そして、食べてみるとこれまた既知の味。看板から想像していたものそのものを食べている。これが40も半ばまで生きたものの経験値かと自分で感心してしまった。
ただまあ、そうなると問題となってくるのが最近の家系への懐疑的ムーヴになってくるわけで、食べながら「食べたいときに食べたら最高なんだろうけど今じゃないかもしれないな…」と難しい顔をしていたと思う。クオリティは高いんだろうけどなあ…前ほどこの手の味を求めていないのだなと、自分の変化に悲哀を感じるなどした。あと、これとめちゃめちゃ近いものを提供しているラーメン屋がちょっと広めのフードコートの端と端くらいの距離感にあり、それも感動を薄れさせた原因かもしれない。満足していないとまではいかないけれど、主に確認作業となった昼食を終え午後の仕事へ。
戻ってからは会議もなく順調に仕事をこなすことができた。思えば定時でいうと8時間くらいの仕事のうち1時間会議にとられたとしたら、業務時間の8分の1をそこにとられるわけで、人生80年のうち10年を無為な時間として過ごすのと同義である。僕のようなもんを呼びつけないでみんな有意義な会議をやったらよいと思う。
そういった経緯もありほぼ残業なく帰宅。家のあれこれを済ませ夜の個人時間となったときに前々からやりたいなと思っていた音楽レビューブログのプレ記事を書いてみるなどした。そういうのをやりたいなと思いつつもこのブログでいきなり音楽について濃いめに語るのもなんか違うなと思ったので、近いうちに別媒体でそんな感じのものをやってみようと思っている次第です。
前述では「記事」とか言っちゃったけどそんな立派なものではなくほぼメモ書き。いや、メモというかクダかもしれない。何せお酒を飲みながらのことだったもので。それでもけっこう思うことがあって自分的には楽しかった。最近お酒を飲みながら音楽について語ることがなくなってしまったから、その思いをアウトプットする場所として有効活用していければよいなと思っております。