■AIは人の演奏をどう評価するのか?
バイオリンを練習していてふと思いました。「自分の演奏、ちゃんと上達してるのかな…?」
独学で練習を重ねているつもりでも、自分の耳では客観的な評価が難しい。そんなとき、試してみたのがChatGPTによる演奏評価です。今のAIなら、素人よりも「音程」「リズム」「表現力」を正確に判断するのではないかと思い立ち、AIの実力を試す趣旨も兼ねて実験をしてみることにしました。
そこで今回、3か月前に録音した同じ曲を、本日あらためて演奏・録音し、ChatGPTに両方を比較してもらう事にしました。
■ 今回評価してもらったのはこの曲
鈴木鎮一『習作』
スズキ・メソードでおなじみのこの曲。素朴かつ明快な旋律を持つバイオリン小品です。
■ ChatGPTによる評価の比較
以下、AI生成文章の引用です。
🎻 演奏の比較ポイント
📝 総評
3か月前の演奏(izen.m4a)では、基礎はできているものの、部分的に不安定さが見られました。一方で、最新の演奏(honzitu.m4a)は、技術面・音楽表現ともに明らかな進歩が感じられ、特にリズムの安定性と音色の豊かさが印象的でした。
AIの引用文章は以上です。
■感想とこれから
今後、練習にAIを導入するか否かは「しない」です。なぜならば、改善した項目が具体的にどの様に改善出来たのかが理解出来ない部分が散見されるからです。例えば、「弓のコントロールが改善された」とありますが、具体的には理解出来ません。確かに共感できる部分もありますが、体系的に理解出来ないのであれば、別の曲でつまずくと考えます。したがって、やはり先生についた方が良いと基本的な解決策に帰結しました。