これらは日本的経営の三種の神器と呼ばれ、戦後、日本企業の躍進の原動力になりました。
しかし、21世紀に入ってからは、終身雇用も年功序列も企業の発展を邪魔するものという風潮が見られるようになり、人への投資ではなく人員削減によって利益を生み出すことが許容される時代に変わっています。また、労働組合も、存在感が薄らいでおり、その必要性を感じられなくなってきています。
昭和の日本経済をけん引した日本的な経営手法は、もう使い物にならなくなったのでしょうか。
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人生は、宝くじに当たるような思いがけない幸運にめぐりあうこともあれば、自然災害で自宅が倒壊する不幸に遭遇することもあります。
ここで、不幸に遭遇する危険性をリスクという言葉で表現することがありますが、使い方としては正しいとは言えません。リスクとは、どちらに転ぶかわからない不確実性を意味します。
何が起こるかわからない不確実な状態を好む人もいるでしょうが、大抵はそのような状態からすぐにでも抜け出し安定な状態になりたいと願うもの。でも、不確実な状態から抜け出す、すなわち、リスクに対処する方法は知っているようで知らないことが多く、まちがった選択をすることがあります。
続きを読む田辺聖子さんの『新源氏物語』の中巻は、鬚黒の大将が家庭崩壊したところで終わりました。下巻では、鬚黒の大将の出番はほとんどなくなります。
一方、主人公の光源氏は、明石の上との間に授かったちい姫が、東宮つまり皇太子に嫁ぐことが決まり栄華を極めます。また、息子の夕霧も長年想い続けてきた雲井雁と結婚し、公私ともに充実した後半生を送っていました。「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも 無しと思へば」と自らの栄華を歌にした藤原道長を彷彿とさせます。
続きを読む田辺聖子さんの『新源氏物語』の上巻は、光源氏が須磨から都に戻ってきたところで終わりました。中巻は、中央政界に返り咲いた光源氏の活躍が描かれています。
と言っても、どんな仕事をしているのか、よくわからないというのが正直な感想。それより、これまでの女性関係に加えて家族関係も複雑化していき、脳内で相関図を描きながら光源氏との関係を追っていくのが大変です。
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