こんにちは、二児の父ぽよみです。
子供が「これって面白い!」と感じる瞬間は、どんな場面に潜んでいるのでしょうか。親としては、子供に本を好きになってほしい、勉強に前向きになってほしい、ニュースや社会の出来事に関心を持ってほしい――そう願うことは多いと思います。ただし、子供に「やりなさい」と言葉で伝えるだけでは、なかなか心に響きません。むしろ、親自身が楽しそうに取り組んでいる姿を見せることこそが、子供の興味を引く大きなきっかけになると感じています。
親が目の前でやって見せる大切さ
子供は言葉よりも、親の行動を敏感に感じ取ります。「本を読みなさい」と口で言うよりも、親がソファに座って夢中で本を読んでいる姿を見せるほうが、子供にとって強い印象を与えます。親が「当たり前のようにやっている」ことこそが、子供にとって自然な学びのきっかけになります。
ニュースや社会に触れる習慣づくり
最近取り組み始めたのは、子供に幅広い経済や社会の動きに関心を持ってもらう工夫です。その一つが、録画した「WBS(ワールドビジネスサテライト)」を晩ごはんの時間に少し流すことです。最初から「理解して欲しい」と思って見せているわけではありません。親同士が食卓で「各国の経済状況」や「株価指数」等を話題にすることで、子供にとって「ニュースは大人が当たり前に見ているもの」として刷り込まれていくのです。
もちろん子供がすぐに内容を理解するわけではありません。しかし、ニュースが食卓のBGMのように流れるだけでも「社会の動きに触れる時間」が日常の中に生まれます。親が忙しい日は、映像を垂れ流しているだけのこともありますが、それでも子供にとっては「ニュースが日常にある」こと自体が大きな意味を持つのだと思います。
日常にどう取り入れるかが鍵
子供に興味を持ってほしいことをすべて日常に組み込むのは難しいものです。スポーツ、芸術、理科実験、歴史……やらせたいことを数えればきりがありません。その中で、親が比較的取り組みやすいのは「本を読む」「勉強をする」「ニュースを見る」といった活動だと思います。これらは特別な準備がなくても、親自身の習慣として取り入れることができ、同時に子供に自然と影響を与えられるからです。
親自身も一緒に成長する
子供に興味を持たせる工夫は、結局のところ親自身の学び直しや習慣作りにもつながります。読書の時間を確保すること、資格や勉強に取り組むこと、ニュースに目を向けること――これらは親にとっても大切な成長の機会です。
「子供にやらせたいから」という理由で始めたことでも、続けていくうちに「自分自身にとっても必要だった」と気づくことがあります。
子供に影響を与えることを意識することは、結果的に親自身を豊かにする行為でもあります。親が楽しんで取り組む姿を見せれば、その空気は自然と子供に伝わります。だからこそ、無理に「子供のため」と力む必要はなく、まずは親が本当に楽しめる形で取り組むのが一番だと思います。
まとめ
子供に興味を持ってもらうためには、親がその姿を日常の中で見せることが一番の近道です。
子供は親の言葉以上に、親の行動から学びます。そして、その積み重ねが、子供にとって「興味を広げるきっかけ」となり、やがて「自分の世界を広げていく力」につながっていくのだと思います。
親ができることは完璧である必要はありません。小さな習慣の積み重ねを、子供と一緒に楽しむことこそが、子供の興味を育てる一番の秘訣なのかもしれません。