~ 追憶 あざみ ~
本当は、朝一頼瑠に会いたかったのだけれども、
吐き気が酷くて無理だった。
わたしは普段、
殆ど病に罹患するなどということのない健康な体を持っている。
その為勿論薬も呑み慣れていない。
薬の副作用がこんなにも強く出ているのは、
それが仇となったからに違いない。
そう思っていた。
昼休みに、
たぶん話しかけるのは無理だろうとは思うのだけど、
せめて頼瑠を
少しの間見るだけでも構わないから、
頼瑠の教室に行きたいと、
そう思いもしたのだけれど……、
やっぱりそれも無理だった。
当然ながら頼瑠の担任でもある社会科教師にも、
まだ何も訊けていない。
放課後が近付くにつれて、
随分と吐き気はマシになってきた。
筋肉痛や打撲の痛みは、
元々我慢出来ない程じゃない。
チャイムが鳴って席を立つ。
頼瑠の教室へ急ぐ途中、
前から歩いてきたのは、あの社会科教師と
その後ろをついて歩く頼瑠だった。
教師と生徒達、
という違いはあれど、
部室での出来事があったあの日のことが思い起こされる。
あのときと同じように、
今の頼瑠も下を向いて歩いている為、
わたしには全く気付いていない。
わたしは、
あのときと同じように一旦すれ違い、
同じ芝居の後で、
同じように踵を返し後をつけ始める。
一体何処へ行くんだろう?
全く検討がつかない。
職員室も面談室も逆方向だ。
見つからないよう、
見失わないよう、
適度な距離を保ちつつ、
わたしは二人の後をつけ続けた。
二人の行き着いた先は視聴覚室だった。
わたしに見られていることに、全く気付く素振りも見せず、
静かに部屋の中に入る二人……。
閉められた扉にそっと近づき耳を当てる。
少しでも会話が聞こえればと思ったのだけれども、
希望に反し、
わたしはこの視聴覚室の高い防音能力を知らされただけだった。
ドアには中から鍵が掛けられたらしく、
力を込めてもドアノブは回らない。
わたしは軽い舌打ちの後、
廊下の曲がり角に身を隠す。
二人が出て来るまで待とうと思ったのだ。
が、
待てど暮らせど二人は全然出て来ない......。
四十分ほどして、
やっと扉が細く開き、
少し間を置いてから社会科教師だけが出て来た。
クセのある出て来方だ。
社会科教師は自分が視聴覚室から出て来る姿を、
誰かに見られたくないからそんな出て来方をしたのだと、
わたしは思った。
嫌な予感がした。
頼瑠が出て来ない……。
社会科教師が立ち去ったあと、
わたしは急いで視聴覚室の扉へ向かった。
ドアノブを回し、
そっと、
そしてあの社会科教師がそうしたのよりも細く開けた扉の隙間から
中の様子を窺うと、
真っ暗な視聴覚室の中に、
頼瑠の呼吸音、
息切れを収めるような……、
きっとつい先程までは荒かったであろう、
そんな呼吸音と、
そういうことがあったにおいがしたので……、
わたしはとても、後悔した...............................................
TO BE COMUGIKO
紳士淑女の皆様(・∀・)♡
お待たせいたしました👍🤤笑笑
…( ;∀;)💦💦
それでは早速いかさせていただきます( *´艸`)笑笑
この画像👇の中に卵黄は幾つ在る?( *´艸`)笑
そして在るならそれはどれ?( *´艸`)笑笑
正解発表は明朝の予定で~す( *´艸`)笑笑
今回は正解出来る人居るかな??(/・ω・)/??
( *´艸`)笑笑
それではまた明日~(^з^)-☆(@^^)/~~