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  アニエス・エバンテール

  古くさいドレスとメイク姿により、『芋くさ令嬢』と馬鹿にされている侯爵家の長女。古き良きものにこだわる家訓が嫌い。

  

  アニエス・エバンテール

  ケリーの手により、『脱・芋くさ』を果たす。辺境・スートレナでは家訓に縛られない自由な生活を満喫している。

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  ナゼルバート・フロレスクルス

  公爵家の優秀な次男。ミーア王女の婚約者だったが、婚約破棄される。さらには、辺境への追放＆『芋くさ令嬢』アニエスとの結婚を命じられてしまう。

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  ケリー

  ナゼルバートに仕えるメイド。センスが良く、アニエスを『芋くさ』姿から大変身させる。無表情が多いものの、優しい性格。

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  ベル

  ケリーの知り合いの商人。金髪に緑色の瞳と華やかな容姿から、アニエスにはうさんくさいと怪しまれている。

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  ミーア・デズニム

  ナゼルバートの従妹で元婚約者。次期王女（暫定）だが、勉強が嫌いで政治能力はない。そのため、優秀なナゼルバートを疎んじていた。

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  ロビン・レヴビシオン

  男爵家の庶子。15歳のときに政略のため男爵家に呼ばれる。市井で育ったため、庶民感覚が抜けていないが、ミーア王女にはそこを気に入られている。

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  ヘンリー・ビルケット

  辺境スートレナ領の地方官。ナゼルバートがやってくるまで、領主の代わりを務めていた。有能だが身体が弱く、苦労も多い。

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  コニー・フォーン

  辺境スートレナの下っ端役人。負けん気が強く、少し意地悪だが根が素直。上司であるヘンリーのことを信頼している。

• 魔法

  一人につき一つだけ魔法が使え、貴族の多くは幼いころに教会で鑑定してもらうことで使える魔法を知る。教会には他人の魔法を判断する「鑑定」という魔法をもつ人がいる。

• 魔獣

  魔力をもった獣のこと。一方、魔力をもたない動物を獣というが、獣に比べて魔獣は危険性が高い。また、移動するために用いられる獣を騎獣という。

• スートレナ領

  アニエスたちが行くことになった辺境の地。自然に囲まれているため、魔獣の被害が大きい。主に漁業や林業、狩猟で成り立っている。

• エバンテール侯爵家

  国内で大きな力をもっていた時代の価値観に捉われ、時代に合わせた生き方、事業を放棄した魅力ゼロの化石貴族。

WEB連載ページ

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