みなさん、こんにちは。ただのポケモンオタクと申します。
今回は前回に引き続き『Pokémon Trading Card Game Pockets(以下ポケポケ)』について話そうと思います。
新しい拡張パック『ハイクラスパックex』(以下「総集」)がこないだリリースされたので、所感を述べていこうと思います。といっても、新規カードは皆無といってもいいくらい再録カードが多いので、あまり語ることがないです。強いて挙げるなら、
・1パックごとに引ける枚数が4枚であること
・そのうちの1枚が確定で♦4(exカード)であること
・1か月限定のパック(後日再リリースあり)
の3点が独自性のある要素と言えるでしょうか。
「[♦♦♦♦]のカードが1枚以上確定!」
まぁ間違ってはいないんだけどさ…。この内容なら♦4以降、それこそ★1・2・3や👑のカードがいずれか確定で引けると思っちゃうでしょ…。結構あくどいよ?これ…。しかも新規イラストが23枚と多いから、無課金勢はもちろん課金勢にとってはキツイよ、これ…。
それに、ハイクラスパックは紙のポケモンカードだとシリーズを締めくくるときに出すものですから、これ以降の新パックはいわゆるBシリーズの可能性が濃厚なんですよね…。
どんだけがめついの、このゲーム…。
以下、詳細に述べていきます。
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〇総評【運営が匙投げた?課金するほどではないので気楽に】
今回の拡張パックは正直なところ、あまり言うところが無いのでスルーしようかと思っていました。ただ、少数ながら当ブログを閲覧してくださる方がいらっしゃることと、ポケモンというコンテンツを取り扱っている以上無視することはできないと思い、取り上げました。
結論から申し上げますと、運営が匙を投げてしまったのかなと思う程に課金を強く促している印象を受けました。あまりにも唐突すぎたので、運営の方針に何かあったのではないかと疑ってしまったほどです。集金体制があまりにも強すぎるので、サービス終了が決まってしまい、最後っ屁に今回のパックを実装したとか?メガシンカシリーズの実装を先行公開しているのでそんなことはないと思いますが…。
これはあくまで憶測にすぎませんが、以下のような動きがあったのではないかと考えています。少し長めです。
コロナ禍の中で頑張って作った『ポケポケ』をリリースしたところ、かなり好評で8000%近くの売り上げを叩き出した。以降、これを元手に会社の赤字を返済および発展を行おうと考える。
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【幻のいる島】を順当にリリースするも、セレビィexとジャローダのコンビが凶悪性能過ぎたことで、ユーザーが使用するパックに偏りが出てきてしまう。かといってナーフすると顰蹙を買いかねないので、仕方なくインフレを高めていく方針にする。また、連勝イベントが不評だったため、改善策を考えることにした。
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そこで今日の社会人がプレイした世代であろうダイヤモンド・パール(以下「第4世代」)を狙って【時空の激闘】パックをリリースしたり、【超克の光】でランクマッチを実装したところ、かえってユーザーを先鋭化する流れを作ってしまったことで新規層を取り込むことが困難になってしまった。この時デッキの簡素化を狙うために誕生した「単騎デッキ」なるものが問題視されていたため、進化系のカードにテコ入れを図ることにする。
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仕方なく色違いや今回のような再録・イラスト違いのカードで課金額を稼ぐことにした。【シャイニングハイ】以降では人気キャラクターにも力を入れることで、さらに課金を促すことにする。リリース当初よりは小規模ではあるものの、ウケは良かった。この路線を継続することにする。
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先に問題視されていた進化系のカードを救済する策として【双天の守護者】で「不思議なアメ」や「リーリエ」を実装することで、使用されるデッキが増えることを期待した。しかし実際はより使用率を偏らせ、数ターンで勝負が決まる魔境を作り出してしまった。「オドリドリ」によって一部のデッキを殺してしまったのも拍車をかけている。また、この頃色違いカードに対して不評が増加し始め、「exカードすら引けない」「そもそもデッキが作れない」などの意見が多くなる上にユーザー同士の対立も激化する。しかし、今更この方針を撤回するのが困難であることと、売り上げがそれなりに出ていることから、続けるしかなかった。
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【異次元クライシス】は特に問題なく進んだが、次の【イーブイガーデン】で「ニンフィアex」を実装したことでより短期決着に拍車をかけてしまう。ただここまでくると、もう環境を調整することが不可能になっているため、「もういけるところまでいっちゃえ」という気持ちでインフレを促進することにした。
※筆者としては、運営がこの時に♦4以上のレアカードの排出確率を弄ったのではないかという疑惑を持っています。個人的な体感にすぎませんが、【イーブイガーデン】以降明らかにexカードが出にくくなった印象です。
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【空と海の導き】において、イマーシヴカードのイラスト関係でトラブルが発生し、一時的にイラストを差し替えたことで一定の話題は取れた。が、相変わらずユーザーは減少の一途を辿り、残っている者の中にはアプリ自体のセールスランキングや売り上げなどでマウントをとったり、誹謗中傷まがいの罵倒を行ったりする者が増加し始める。この頃から匿名掲示板などで話題の過疎化が顕著になり、荒らし目的の愉快犯も湧き始める。この流れは次の【未知なる水域】でも変わることはなかった。
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一応紙のカードにおける流れを踏襲してハイクラスパックをリリースすることにしたが、先の「exカードがなかなか出ない事」と「新規層に厳しい環境だ」という不満を改善するため、♦4のカードは確定で1枚出るようにした。ただこのままだと早期に図鑑が完成してしまい、アプリを通して強調しているコレクション要素を殺しかねないので、1パックあたり4枚引けるようにした上で新規イラストカードなどを実装し、新規層にも課金層にも引いてもらえるようにした。が、この仕様によって総スカンを食らってしまうこととなった。
長くなりましたが、おおよそこういった流れがあったのではないかと考えています。
筆者としては【超克の光】の時にランクマッチを実装してしまったのが凋落の始まりだと思っています。あのパックで「運営が方針を変えたな」と明らかに感じました。
《ただカードをコレクションするゲーム》から
《戦績でマウントをとるために強いデッキを作るゲーム》へと変化した事がほぼ確定した
といってもいいくらいです。
もう取り返しがつかないと思うんですけど、どうするんだろうね。
〇目玉カードは?
ぶっちゃけ性能面では既存カードの焼き直しばかりなので皆無です。しかし、イラスト面で言うならば、
★1
・ニャローテ
・カモネギ
★2
・オーキド
・リーリエ
★3
・ピカチュウex
👑
・不思議なアメ
あたりでしょうか。どちらにせよ、そこまで熱を入れるほどのパックではないと思います。現に後日再リリースされることは決まってますので、気楽に引きましょう。
・まとめ
運営さんは今後どういった事をなされるか知りませんが、今の状況だとこのアプリの先は長くないと感じます。当記事で散々こき下ろしましたが、自分は今でもイラスト目的で続けていますし、この作品自体名作・良作とまではいかなくとも凡作レベルには戻ってこれると考えています。これからユーザーの意見に対して真摯に対応した上で、一刻も早く改善・反映していけばきっと巻き返せます。
ポケモンというビッグコンテンツを取り扱っている以上、相応のリスペクトをもって取り組んでいただきたいところです。
【ネタバレ注意】【イーブイガーデン】の所感
- ポケモン:良さげなのは以下のポケモン達か。
〈環境入りほぼ確〉【アシレーヌEX】
〈強い〉【ニンフィアEX】【ママンボウ】【エーフィ】【ペロリーム】【ブースター】【デンチュラ】【ヨクバリス】【カビゴンEX】
〈まぁアリ〉【ブラッキー】【コジョンド】【レパルダス】【バイバニラ】【トゲデマル】【メルメタル】【グレイシア】【ブースターEX】
〈今後に期待〉【タルップル】【アマージョ】【ミミッキュ】【イーブイEX】
かな?意外とやれそうな子は多いね
まぁ…シルヴァディの後に出されてもって感じの子も多いけど - トレーナー:今回はボタンとハウの2名。特に「ハウ」は「【ジュナイパーEX】【ガオガエンEX】【アシレーヌEX】の技を+30する」模様。強すぎでしょ…。
- 色違い:【ファイヤーEX】【フリーザーEX】【サンダーEX】【エルレイドEX】【サーナイト】など。
準伝説ここで出しちゃうのかよ…。もったいねぇ…。
「UBパック」で色違いのセレビィがいたから嫌な予感はしていたけどさ…
ミュウツーと一緒で課金枠として出せそうなのに
まぁエルレイドは当たってたから良しとするか - 全体の感想:思ったより悪くない
ただ、全体としてみるとどうしても過去パックよりもインパクトが薄く感じてしまったかな。置きに行った感が強い
シャドバ新作に対抗して人気ポケモンであるイーブイを表紙にしたのは何となく分かるけど、もうちょっと攻めて欲しかったという思いが強い…。
大丈夫かな…これ
【ネタバレ注意】【空と海の導き】の所感
- ポケモン:良さげなのは以下のポケモン達
〈環境入りほぼ確〉【クロバットEX】【イーブイ】【キングドラEX】【エアームドEX】【ブラッキーEX】【ホウオウEX】
〈強い〉【ドンファンEX】【ギギギアル】【エーフィEX】【ソーナンス】【ランターンEX】【バクフーン】【ギャラドス】【オニドリル】【オドシシ】【ドーブル】
〈まぁアリ〉【ネイティオ】【ポリゴンZ】【ハピナス】【オクタン】【ワタッコ】【モジャンボ】【トゲキッス】【マリルリ】【グライオン】【ヒヒダルマ】【ポリゴン2】【ハッサム】
〈今後に期待〉【ルギアEX】【ツボツボEX】【オーダイル】【メガニウム】【スイクン】【ニョロトノ】
今回はかなり豊作ですね。過去パックのカードのせいで埋もれている子は多いけど、一つ一つ見たらしっかり強いよ
てか…スペックや効率面で見ている今が異常なんだけどね😅
「お前もそういった側面で見てるだろ」って言われると…反論はできないけど - トレーナー:今回はイツキ・コトネ・シルバー・ミカン・釣り人・やまおとこの6名。なんか渋いメンツだな…。
「イツキ」…次のコイントスは最初が必ず表になる
「コトネ」…ダメージを受けているバトルポケモンを交代
「シルバー」…相手の手札を見てサポートカードを一枚山札に戻す
「釣り人」…3回コインを投げて、表の分だけトラッシュから水ポケモンをランダムに引ける
「ミカン」…次のターンに「ハガネール」・「エアームドEX」が食らうダメージをー50
「やまおとこ」…自分の場に出ている闘ポケモンの数だけ山札を見て、好きな順番に入れ替える
特筆すべきはイツキ・コトネ・ミカンの3名。イツキは一部のポケモン(デカヌチャンEXなど)がぶっ壊れになるし、コトネは味方版アカギだし、ミカンは【エアームドEX単デッキ】などでお世話になる可能性が高い。
確保必須です。 - 色違い:【リーフィアEX】【グレイシアEX】【メガヤンマEX】【パチリスEX】【ムウマージEX】【マニューラEX】【ベロベルトEX】【ギャラドスEX】など。
ほぼ『時空の激闘』パックだね - 全体の感想:豊作で引く価値は滅茶苦茶アリ!
イマーシブカードの一件はあれど、パックの内容はボリュームたっぷりでした。全体的に戦略の幅が大きく広がり、過去パックのカードが息を吹き返してきた印象です。
惜しむべきは、このパックが少なくとも『シャイニングハイ』の次だったら、現状のようにはならなかった可能性が高いことでしょうか…。
ここまで見ていただき、ありがとうございました!また次回の記事もお楽しみに!
※当記事は一個人としての記事なので、企業案件は一切絡んでいません。
普通のブログなのであまりそういった意識を持たれる方は少ないかと思いますが、念のために。
編集者
ただのポケモンオタク