Ring Links(リングリンクス)は、元チャクラの横澤龍太郎さんと勝俣伸吾さんが中心となり、駒沢祐城さん、松永孝義さんといった実力派ミュージシャンと、ヴォーカルの宮武希さん(現在は松永希として活動されています)によって結成されたバンド。1998年から2000年にかけて3枚のアルバムを発表しました。アルバムリリース元のMIDIレーベルにまだ彼らのプロフィールが残っているので参考までに。
私がリングリンクスの作品を初めて聴いたのは、1999年にリリースされたシングル「ひとつ」で、ほとんど情報なしにCDショップの試聴機で聴いて即買いしたように記憶しています。宮武希さんの作詞・作曲で、なつかしさを感じるようなおおらかなメロディを宮武さんの伸びやかなミドルトーンのヴォーカルで紡がれる素敵な歌です。
シングルバージョンと2000年発表のアルバム kobune に収録されたバージョンではアレンジが若干違うのですが、YouTubeで聴けるのはアルバムバージョンだけのようです。といっても曲の雰囲気はほとんど違いはないので、kobune バージョンをご紹介しておきます。
アルバム kobune では、収録された全12曲のうち、宮武さん作の3曲の他インスト4曲を含むゆったりとしたヒーリング色が濃いめの作品集で、元チャクラのメンバーによるバンドではありますが、エスニック色は薄めで聴きやすい曲が並んでいます。タイトルトラックでもある「小舟」はチャクラがデビュー前に録音した曲のカバーとのこと。
リングリンクス / kobune