東京は特殊なところだった。
とにかく人間が多い。どこに行っても人間があふれてる。平日のラッシュを過ぎた時間でも満員電車っておかしいだろ。
あと、可愛い子がとてもたくさんいた。でもイケメンはほとんど見なかった。これはもう整形してるんだろうなと。普通に考えて比率がおかしい。この前ユーチューブ観てたらそういう話がいくつもあがってて、東京では整形する圧が強いらしい。なんで二重にしないの?という圧、怖い。美容のCMでも煽ってるし、二、三万だせば二重にできるんだからまぁやるよなぁ。これ美容業界的には今後は男に来るはずで、今は脱毛だけど、顔をいじるのは当たり前みたいな雰囲気を作っていくんだろうな。
ある日、丸の内を歩いていたら男女のグループ、たぶん社会人になって一、二年くらいの感じの人たちが企業のイベントに参加してて、見た目から雰囲気、スタイルがなんかめちゃくちゃハイセンスでイケてる感が出ていた。整形しても敵わない感じの、勝ち組。散歩しながら見とれてしまった。
あと、驚いたのがタトゥー率の高さ。田舎にいたらまずタトゥーは見ない。でも、東京だとタトゥーを入れてる人はけっこういる。外国人はだいたい入れてる。脚いっぱいにガンダムを入れてる外国人もいた。
あと、なんかバリアをはってる感じというかドライとでもいうのか、知らない人どうしがふと知り合う可能性が他の街に比べて限りなく低い感じがした。どこか特定のコミュニティに属さないとこれは知り合いすらできないなと思った。関西は同じ都会でももっと柔らかい感じがある。でも、ぶつかったりしたらみんな、すみませんといってくれる。もっと殺伐と、ぶつかっても謝らないみたいな感じだと想像してたから驚いた。
いろんな街を歩いたが、白金台とか金のある街は歩道が広い。だいたいの街は狭い。狭いというか、人間が多すぎて狭いし、自転車がそのあいだをぬって走っているので危ない。
あと、東京はこんなんで金もらえちゃうのみたいな仕事感のない仕事がたくさんある。テレビ、ライブ観覧とか、エキストラとか、実験モニターとか、いろいろとある。
やっぱり東京は他の街とは全然違う。人間がたくさん集まることで、カオスな空間になっている。自分は大学は関西でそれでよかったと思ってるけど、東京に出ておいてもよかったなと思った。今回東京の表面をサラッと撫でた感じで終わってしまったが、年単位でいれば東京のもう少し深い、ディープなところにまで降りられた気がする。