天ぷら話の続きです。
前回、前々回と1人で食べきるには多い量のてんぷらを揚げました。
食べきれなかった分を冷蔵庫に保存しました。
しかし冷蔵庫に入れていた天ぷらはどこかしんなりしてしまいます。
ラップ開封したけど元気ないね。
そのことを友達に話したら
「アルムホイルを敷いたオーブントースターで焼くと復活する」
と教えてくれました。
自分のところは電子レンジしかないのですが、グリルとオーブン機能もあります。
並べてグリルで5分で焼いて、もう少し焼いてみようと思って追加で1分温めました。
焦げないか心配なのでこまめに見ました。
揚げたて直後ほどではないものも、揚げて食卓に並べたぐらいに時間が経ったぐらいには復活していました。
大分おいしそうになりました。
不思議なものだなぁと思いましたが、どういう理屈なのかチャットGDPに調べて貰いました。
・トースターで焼くとサクサクが戻る理由
・冷蔵庫内の水分移動
冷えると、衣の中や周りの空気中の水蒸気が「凝縮」します。
その水分が衣に吸着して、サクサクだった衣が「しんなり」します。
でんぷんの老化(再結晶化)
天ぷらの衣には小麦粉の「でんぷん」が多く含まれています。
冷えることで、でんぷん分子が再び結晶構造を作り、水分を外へ出してしまいます。
その結果、衣は固くて湿った食感になります。
・トースターで焼くとサクサクが戻る理由
トースターで加熱すると、2つの現象が起こります
① 水分の蒸発
トースターの熱(特に上からの赤外線)で、衣に含まれた余分な水分がすぐに蒸発します。
衣の表面が乾燥してカリッとします。
特に網の上で加熱すると、下からも空気が通ってよりサクサクに。
② 油の再加熱による「再フライ効果」
衣に含まれた油が再び加熱され、表面温度が180℃前後まで上がります。
これが**揚げたときと同じ「マイラード反応」**をもう一度起こし、香ばしさが復活します。
つまり、トースター加熱は「軽く再度揚げている」ような状態になります。
天ぷらに付着した水分を飛ばすことでおいしくなるんですね。
一つ勉強になったな。と思いながら残りの天ぷらもいただきました。
ご馳走様でした。
油物は、準備も片付けも大変でした。
ですが、とても美味しかったので、また挑戦してみたいですね。
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