今回の政局で、玉木雄一郎のタコ踊りが失笑を買っている。
下記は3日前(10/8)にポストされたロジャー鱒男氏(山本新選組ウォッチャーの方)のX。
「俺を総理にしてくれる方に着く」と大政局をしかければ次の選挙も躍進安泰なのに、謎の轍走行宣言。
— ロジャー鱒男 (@notnotsuccess) 2025年10月7日
TACOすぎるだろ、ガハハ。#TamakiAlwaysChickensOut https://t.co/m3lg55MNW1
他の方が "Tamaki Always Chickens Out." と書いている例も複数目撃した。
いうまでもなく、TACOのオリジナルは "Trump Always Chickens Out." 。トランプはいつもビビって退くという意味で、日本語の話者にとっては「タコ」との掛け言葉にもなるので、初めて知った時には爆笑してしまった。なお "chicken" は動詞で、常に "chicken out" という形で話されるらしい。もちろんスラングである。
チキンの政治家として前々から私が思い浮かべてい流ことが多かったのが高市早苗だ。奇しくも玉木も高市もイニシャルが「T」なので「TACO」になる。
この間も下記のように高市を評していた。
私は高市が「商売右翼」であるとも思っており、根は自民党への帰属意識の強い権威主義的な性格と「TACO」的な小心さを持っていて、(後略)
この文章を書きながら、そういえば "Takaichi" もTだよなあと思っていたのだった。
さらに以前には、高市と玉木をひっくるめて「チキン」と評したこともあった。
玉木には政策も理念も何もないんですよ。あるのは猛烈な権勢欲だけ。
その権勢欲にしたって本当に天下を取るつもりがあるのかどうかは大いに疑わしいけど。高市早苗なんかと同じで本質的にはどうしようもないチキンなんじゃない?
普段からそう思っているから、今回の玉木の「TACO踊り」には「やっぱりなあ」としか思えないのだった。
なおかつてはあんなにチキンだった高市が、昨年、今年と二度も自民党総裁選に立候補して二度目には勝ってしまったことには少なからず驚かされた。なぜって、今の日本を良くする有効な政策など高市には持ち合わせがないはずだからだ。たぶん、高市が出馬しなければ自民党極右派は終わってしまうぞと尻を叩かれて腰を上げたのだろうと私は推測しているけれど。
トランプ、高市早苗、玉木雄一郎は「日米三大TACO」と言っても過言ではない。
そういえばイギリスのトラスもTだが、トラスがチキンかどうかは知らない。そのトラスの首相在任期間49日の記録はさすがの高市にも破れまいと思っていたが甘かったかもしれない。
まさかの「在任0日」もあり得る政局になったからだ。
数日前には高市長期政権化の可能性を云々する人まで結構いたことが嘘のようだ。
最近ほとんど見に行かなくなった平河エリなどとんだ恥晒しだろう。
私は一貫して高市総理が最も選挙に勝ちやすいと予測してきたので、その予測が正しかったのか試される。
— 平河エリ Eri Hirakawa | 読む国会 (@EriHirakawa) 2025年10月4日
自民党がどうなっているのかは分からないが。
その「選挙の強さ」とやらも、公明党の票が離れてしまえばお話になるまい。
高市さんでダメだった時が、1番収拾がつかなそうではある。これから進むのは与野党共に茨の道。
— 平河エリ Eri Hirakawa | 読む国会 (@EriHirakawa) 2025年10月4日
既に「高市ではダメ」であることは確定した。そういや東京都江東区の政治状況は国政に先駆けて「焼け野原」になっていたんだよなあ。高野勇斗区議は、参政党と共同会派を組んで参政党区議に区議会の質疑で陰謀論を好き勝手に口走るのを黙認している江東区の自民党に対して、統治能力を失ったとか論評していたように記憶するが、同じことが自民党執行部にも当てはまる事態になった。私が予測した通り、日本の国政も先駆的な動きをした江東区に遅れて「焼け野原」になるんだろうな。
わずか6日前に鮮やかな権謀術数で総裁選を勝ち抜いた陣営が、ゴリ押し人事や国民民主との秘密階段とこの上ない悪手を連発して四半世紀の自公政権を終わらせたコントラストが強烈すぎて、頭がクラクラする。
— Kentaro Yamamoto (@KY17513418ty) 2025年10月10日
会談でしたすみません。
— Kentaro Yamamoto (@KY17513418ty) 2025年10月10日
トラスショックをはるかに上回る、高市ショック
— SKFG@OSS_SYSTEM (@skoufugata) 2025年10月10日
(しばらく記憶に残る)。
そういえば麻生太郎の破壊力もすさまじい。2009年に第1次麻生内閣は自民党を下野させたが、2025年に第2次予定だった麻生未成内閣がまたしても自民党を下野させる可能性が出てきた。
なお1993年にも自民党は下野していることから「16年周期説」を唱える人も出てきた。