もう、十年ほど前になろうか、犬走りにミズヒキが生え出した。うんっ、風情があってなかなかいいものであると見ていたら、狭いとはいえ犬走りをあっという間に席巻してしまった。
これではならじとばかりに、少なからぬ数を引き抜いた。
それ以来、ミズヒキとの闘争が今でも続いている。
そんなこんなで、生命力旺盛な種との抗争は嫌いではない。いや、そんな草々との対峙、結構好きなのである。退屈しないからね。
シロバナホトトギス、ゲンノショウコ、カリガネソウなども、種の維持には驚くべき能力を発揮する。見ていて飽きないものである。
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7月20日頃の赤花オケラには生気が宿っていた。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
10月4日、開花したが、暑熱にやられ息も絶え絶え。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
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📸2025年10月2日:えっ、ウソ! ヒトリシズカの萌芽。 ( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
📸2025年10月2日:隣りに、鉢植えを地植えにした。 (画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) |
地植えにしておいたヒトリシズカの地上部が消えた。そう、この草本はスプリング・エフェメラルの一つとして知られ、花後に地上部が枯れ、休眠状態となる。
最近では、クマでさえ冬眠することをせず町中を徘徊しているという。そんなクマさんに倣ったわけではないだろうが、ここに来て、そのなかの一株がむっくりと起き出してきた。う~んっ、此奴、何を目論んでいるのだろうか。
先般、真っ赤に染まったユキザサの実をご覧に入れた。ちょっと萎れていたけどね。その折り、もう一茎実がついている株があると申し上げたが、そちらの方も色付いてきた。どうだろう、こちらの方がぱんぱんに張り詰めていないだろうか。長年未達成であったミッションの一つが片付いたような気がしている。さて、次のミッションは・・・・・・。