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sognamo insieme
君を夏の日に例えようか
ご挨拶-自己紹介記事-
というわけで、今更ですがご挨拶記事を載せておきます。
(更新日:2021.04.29)
このブログについて
実質2015年頃からFC2ブログで書いていて、はてなブログには2018年頃に引っ越してきました*1。主に舞台の感想を書いてます。複数回行っているものが多いけど、一度観て「書きたい!」って思ったら記憶あやふやでも書いてる。お気持ち記事も最近はたまに上げますが、ネタがないと書きにくいので基本は観劇記録になってます。2.5もストプレもミュージカルもオペラもなんでも好きなものを観ています。
観劇が減って記事を書けなくなったため、お気持ちネタ募集してます。何か私の拙い文章でも書いてほしいネタがあれば入れていただけると泣いて喜びます。
🌻めぐたん(壁)🌻のお題箱 #odaibako
推しについて
コロナ禍で推しスタンスが変わってしまったため、最近は推し表記辞めてしまいました。
また状況が落ち着いたらコロっと推し文化に染まるかもしれないです。
よく書く方たち
矢崎広さん
2011年から知ってて2014年〜追い始めた。私の20代は彼と過ごしたといっても過言ではない。最近舞台ないんですが、あったら必ず記事化してます。イベント皆無なので接触の話は一生ないんじゃないかな(?)私の中で推しといえば矢崎広さんのことでした。
松田岳さん
薄ミュからゆるゆる追ってる。ツキステくらいからがっつり好きです。記事は気に入った舞台だけ書いてる。ごめん岳ちゃん。基本イベントが愉快なので接触レポあげがち。少年社中大好き仲間で矢崎広大好き同盟。
本田礼生さん
最近(2020年)ハマって、2021年からしっかり観たいと思っています。まだなんにも知らん。GEM CLUBとエーステと刀ステしか観てないです。愉快な人だけど面白すぎてイベントがレポ禁なのでどこまで本人のことを書けるかギリギリを攻めようと思っている(?)
A3!
2020年ハマった。夏組しか勝たんのよ。
少年社中
2014年から好きな劇団。近年は絶対1度は観に行ってる。毛利さんのおたく。
劇団朱雀
2013年から好きな劇団。2019年に復活したので狂ったようなエントリをあげがち。
スターと購読について
購読しているブログには基本読んだらつけています。検索して面白かったり共感した記事にもばんばんスター投げてます。読者の方は基本購読バックしてますし、好きな文体だったり好きな記事を見かけたらすぐ購読してしまいます。楽しそうな記事とか赤裸々な記事を書く人がとても好き。
私自身について
エンタメ大好きな30代のOLです。業種は医療業界とイベント業界の狭間で職種は事務してる人*2。大学で声楽勉強してたので、下手ながらも歌の分析するのが好き。でも耳が悪いので上手い下手はよく分かんないですね…心がこもってればそれでおk。元ジャニオタ(上田担)。好きな漫画家は辻田りり子。好きな作家は辻村深月と荻原規子と小野不由美。舞台の他に好きなものは歌と投資とカレー。
(比較的)人気記事
微々たるものですが、これまでにアクセスが多かった記事です。
不動の1位。こういうのまた書きたいですね。顔面進化に期待。
多分きっとトリコロールシアターの情報が載ってるから。公式は情報載せて。
7ORDER界隈で有名な後輩がバズらせてくれた。コロナ終わったらまた上海遠征したい。
光一くんファンの方からコメントたくさんいただいて嬉しかったです。映画も最高だった〜。
ツキステ界隈の皆さんが読んでくれた初心者ブログ。今読むとなかなか失礼なので、ツキステの民は心広いなと思います。
以上です。タグは整理したら追記します。宜しくお願いします!
演劇ドラフトグランプリTHE FINAL講評
とうとうファイナルだよお〜
もうこのためにしかブログを書いていないことに気づいてしまった…。なんでやめちゃうの…遅くなったけどちゃんとファイナルまで講評書こうと思います。
前回まで
演劇やろうぜ
「 約束のピクニック」
テーマ:ピクニック
演出:毛利 亘宏
いつか絶対参加してほしいと思っていた毛利さん…!!!
毛利さんらしい優しくて心が温かくなる話だったけど、ちょっとパンチが弱かったかなという印象です。劇団少年社中だとほとんどすべて希望のあるバッドエンド的な終わり方なので、あのエネルギーを期待してしまったところがある。
この場にいる1人が実は死んでて見えていなくて…という展開は開始3分くらいで分かってしまい、つまらないなーと思っていたらその後のお弁当作りの方が本当のサプライズだった。
役者がとにかく良くって、トミショーを始めとして全員がお弁当作りの時にどこまでが芝居でどこからがアドリブなのか分からない。
このメンバーだから心から笑えたし、ラストの寂しいけど晴れやかな展開にほっこりできたと思う。ともすれば寒くなりそうな脚本だったので役者の技巧が目立った作品だった。
SADAMEN
「 運命(さだめ)と知るべし」
テーマ:運命
演出:中屋敷 法仁
私の優勝チームでした🥇でも中屋敷色が強かったかもネ…。今回が過去3作で1番強いように感じた。
兄を支えたい弟と子を失った兄の強すぎる絆の物語。どこまでも兄に付き従う弟役の玉ちゃん(玉城さん)の芝居にボロボロ泣いてしまったし、時代が違えばハッピーエンドになれる2人が切なかった。冒頭の明るくコメディタッチで描かれる物語が後半のシリアスな展開の伏線になっているのがお見事。
以前玉ちゃん主演でやった僕ヶ原シリーズを思い出して懐かしくなった。中屋敷さんは正直演出家名を伏せても中屋敷作品だと分かってしまうくらい色の強い演出家だけど、演劇ドラフトグランプリにおいては自身の色を残しつつどう大衆にウケるか模索した3作品だったように思う。全ての作品が素晴らしく、毎年優勝をあと一歩で逃している印象。どうしても中屋敷さんに優勝してほしい…リベンジマッチを望みます。
雪猿
「ツンドラクリーム」
テーマ:雪山
演出:三浦 香
今回の優勝チーム㊗️昨年の香さんの作品は正直笑いが合わなかったんだけど、今回はドンピシャに面白かった。
冒頭のシリアスな雪女の場面から一転、雪山にそぐわない女子高生が入ってくるところから物語は一気にコメディになる。予想のつかないストーリーと各役者の見事なボケとツッコミ。計算された笑いが多くて役者の実力を感じた。
私はブロマンスとシスターフッドに弱いので、女子高生の激辛(ピリカ)とゆきの2人のエピソードにうっかり泣いてしまった。笑いの中にも愛と別れがしっかり描かれていて、優勝文句なしでした。
あまりにもピリカとゆきの別れが辛かったのでスピンオフ待ってます……!!香さんに期待……!
アクタゴン
「再生する」
テーマ:引越し
演出:川尻 恵太
これちゃんとした(?)演劇賞に申し込めば何らかの賞が受賞できるのでは?と思える難解だけどギミックに舌を巻いた良作。
ただとにかく笑いのツボが合わなくて!(笑)昨年は大笑いしたんだけどな。笑いって難しいんだなと感じた。
ループする構成、地獄のネーミング、過去作の単語を交えた台詞など噛みごたえのある脚本で何度も繰り返して配信を見てしまった。
展開が分かった瞬間、会場中で感嘆の声が聞こえて楽しかった。どこで終わるのかが肝だなと思っていたが、最も背筋がぞっとするタイミングで終わって拍手喝采だった。
ただテンポやループしてからの時間も気になるし、やや中弛み感があったのは否めない。全く下手とかではないが、もっと笑いが取れる役者陣なら違ったかも…とは正直思った。好みではないけど凄い作品という感じだった。
勝部
「敗部の叫び」
テーマ:部活
演出:私 オム
トップバッターだったら良かったのに!!!
昨年優勝チームの演出家私オムさん。この人の書く言葉が好きだなと改めて感じた。
部活動とこの演劇ドラフトのメタ台詞が多く、応援団=演劇にエールを送るという意味でもトップバッターで観たかった気持ちが強かった。
展開も感動的で良かったんだけど、あと一捻り欲しかったという物足りなさが残った。個人的に死ネタが続くことへの残念感はあまりなかったのだけど、この作品だけは安直に感じてしまった。先生が死ぬ必要性がなかった。木津くんは死によって芝居が一皮剥けるわけでもないと思うので*1。
展開としてももう一つなにか起きても良かったと思った。起承転で終わった感じ。前回があまりにも良かったので、やはり優勝チームの翌年は期待値が勝ってしまうな…という感想になった。
総評
個人の好みも入るが毎年このイベントの作品のクオリティは上昇していて、今年が1番アベレージが高いと感じた。同時に例年のように突出してこのチームが良かった!!というのもなく、「どこが優勝してもおかしくない」という言葉が相応しい大会だったと思う。
死ネタ被りも個人的にはそこまで重要視していなく、ファイナルで優勝を目指すとなると生死に関わる話が多くなるんだなという感想。どの演出家も死をラストに持ってくるわけではなく、「ではその後、自分(残された者、死者問わず)はどうするか、どう生きるか」と、あくまでも導入や展開部分に持ってきてラストは明るかったり別の視点で話を展開させていた印象だった。少年漫画も死で終わる話は少なく、そこから前を向く話が多いので、そういった面が2.5への親和性の高さを感じさせるのかなと思った。
ここまで作品のクオリティが並んで初めて、役者の実力が結果を左右するのを感じた。今回の役者の実力にバラつきがあるとは決して思わないが、各役者が得意とする芝居に寄せた脚本が好印象だったように思う。私たちは役者を推しがちだがその役者を輝かせる役を与えているのは脚演の方なのだと改めて気づかされた大会となった。
演出家の皆さんの横のつながり作れたの、本当に演劇ドラフトの偉業だと思う。孤独でクリエイティブな仕事ほどコミュニティがあった方がいいでしょ👏 https://t.co/cZR1BN9E2w
— 🌻めぐたん(壁)🌻 (@k1mg_sub) 2024年12月12日
わたしが常々言っているのは↑の点であり、ここで第一線で活躍する演出家のコミュニティが作れたのは演劇界にとって大きい出来事だと感じる。付随して審査員の編集部の皆さんも一年に一度会って、作品審査の視点を相互で学べるのは良い機会だったのではと思っている。
海外を知っているわけではないが、日本ではこういった文化芸術でクリエイティブな立場の人たちが集えるコミュニティというのが非常に不足していると感じており、それがメンタル面で孤独感を覚えたり、古い価値観に気づかないまま進んでいってしまう事態になるのではと考えている。私たちにとって面白い企画であると同時に、各クリエイター陣にとっても有意義な企画だったのではないか。本当はなくさないでほしい。荒牧Pが1人で大変ならプロデュース業できる役者が持ち回りで担当するのはどうだろうか。こういった企画がこれからも存在するなら、演劇界の未来は明るいと感じる。
なんにせよ、とても楽しい企画でした!荒牧くん3年間ありがとーーーーー!!!お疲れ様でした♪
すいせいむし
人は誰かのために動く方が力が出るなら、自分の中の誰かのために人生を生きて夢を叶えればいいのでは、というおはなし
都心のどこかにある不思議な本屋『暁堂書店』。
古今東西、様々な”奇書”を取り扱うそこには、
世界を終わらせることができる本があるというその名も『すいせいむし』。
人生に絶望したカクは、
幻の本『すいせいむし』を求め暁堂を訪れる。
しかし店主はカクに告げる。
「この本を手に入れるためには、
それに相応しいかどうかを
証明しなければならない」宇宙飛行士・勇者・シェフ・小説家・
IT企業家・ロボット・漂流者―。
幻の本を求める者たちによる、
それぞれの人生を懸けたトーナメントが始まる!
果たしてカクは『すいせいむし』を
手に入れることが出来るのか?世界は本当に終わるのか
すべては、その本に書かれている。
もう東京公演終わるのでネタバレしますが、自分の中の違う職業を生きる自分たちが戦って、勝った自分が願いが叶う本を手に入れるデスゲームだった。
この形式の話、少年社中の中では機械城奇譚、パラノイアサーカス にもあった。朝日のような夕日をつれてとか脳内ポイズンベリーとかインサイド・ヘッドとか…は少し違うか…
なので途中でネタは分かるんだけど、実は表で生活しているメインプレイヤーは主人公(労働者)じゃなかった、というのがもう一捻りあって面白かった。
少年社中のここ5年くらいで1番面白かったのは光画楼喜譚だと思ってるのでトップには入ってきてないけど、すいせいむしの伝えたいことが最近私が考えてることの答えに近かったので自分の中で考えをまとめたいと思った…ので自分語りします。not感想。
今年受けたとある講習の中で、
「なぜあなたがこれをやらなければならないのか、なぜあなたなのか、という理由を追求しないと簡単に辞めたくなってしまう」
という話をきいた。それはアイドルとか芸能人とか歌手そういう類のものを対象にした講演だったんだけど、例えば「自分がやりたいから」だとすぐに辞めたくなってしまうらしい。「○○のために」という大義名分があった方が良いというのだ。最近のSNSの正義感の暴走とかもそうだよねえ…となんとなく考えていたが、これについてひとつ実体験として思い当たることがあった。
私は音大生時代、誰かのために音楽をやれる人が羨ましかった。
「私がピアノを弾くとお母さんが喜んでくれる」
「私が音楽で生きていくのが私と家族にとっての夢」
そういう、いわゆるステージママを持つ友人がとても羨ましかった。私の家はどちらかというと反対で、コンクールで失敗すれば「やめろ」と言われ、音楽系への大学進学も3年くらい戦って手に入れたパスポートだった。それでも望んだ道に進ませてくれたことに両親には特大感謝しているが、弱い私はそうまで望んで手に入れた大学生時代も上手くいかないとすぐ「なぜ私は音楽をやっているんだろう」「大して上手くもないのに何のためにやっているんだろう」という答えの出ない問いを繰り返していた。
自分のためにやっている間はこの不毛な問いかけの連続で、逃げ出したくなることもたくさんあった。誰かのために音楽をやっていると堂々と答える友人が眩しかった。私のは自己満足で、彼女の音楽は必要とされているように見えた。
そこで私は心の中に高校生の自分を置くことにした。どうしても音楽が学びたくて両親に抗っていた自分が、望んだ環境で逃げ出したくなっている今の自分をどう見るのか。彼女だけは私の音楽を必要としている。それを支えにしていた。
すいせいむしを見て、近い形で自分で自分の背中を押していると思った。色々な夢を持っている自分、それを叶えられず本となった自分たちを全て背負って、選ばれた労働者が夢を叶えるためにペンを持つ。
彼は叶えられなかった全ての自分たちのカケラのために夢を叶えるのだ。それは自分がやりたいという気持ち以上に大きなパワーになる。
70歳を超えて夢を追いかける彼を、奮い立たせる存在になる。きっとそれは気持ちが変わる可能性のある他人より強い存在として。
私の中にいた高校生の自分は最近鳴りを潜めている。結局生活のために違う職業につき、演奏で収入を得れる状況ではない、でも音楽にはしがみついている今の自分をどう思うだろうか。でもさ、まあ見ててよ、人生は長い。何歳になっても夢を追いかける美しさと熱を毛利さんにもらった私は、まだしばらくは元気に走れるような気がした。
演劇ドラフトグランプリ2023講評
去年観た時あまりにも楽しくて、絶対来年も観たい!!!と思っていた演劇ドラフトグランプリ。
今年は推しは誰もいなかったんですが、フォロワーさんにお譲りいただいてアリーナ最前列で鑑賞させていただきました!!もうこんなことないよ!!
観客も審査できるという貴重な経験なので、個人的な講評を書いていきたいと思います。
劇団『びゅー』
「天へ態を招く(てんへわざをおぐ)」
テーマ:天気
演出:松崎史也
昨年優勝演出家による作品。素直な感想だとハードルが上がりすぎてしまっていた。昨年の「天を推し歩く」があまりにも良くて。振り返り配信で見直したんだけど、やっぱり最高の作品だった。
今回ももちろん面白かったんだけど、私が日本神話について知らなすぎて前半入り込めなかった。天岩戸の話はざっくりとは知ってるんだけど、なぜスサノオが母に会いたがっているのか説明がなかったり「ウケイ」という単語の耳馴染みのなさが、まだ会場が温まってないタイミングだとどうしても気が逸れる。トップバッターって難しいんだな…。
天岩戸からアマテラスを引っ張り出す場面からは観客参加型ですごく楽しかった。ケチャのような手と足を使ったリズムを取り入れて、東西南北の観客が違うリズムでダンスを盛り上げて一体感が生まれた。武道館の東西南北を活かせばいいのにって昨年思ったチームがあったので、史也さんの会場を生かす演出はさすが第一回経験者だった。
この後ずっと観客のノリが良く楽しめたのは絶対この場面の功績だと思う。そういう意味では最初がこのチームで良かったけど、評価のしやすさは絶対後半だったネ。
台詞も伝えたいことが多いのか20分にまとめるとボヤけてしまう印象。これは前回他のチームでも思った。でも、最後の武道館に元々掲げてある大きな日の丸を照らして「天晴れ!」で終わるのは最高。
史也さんが結果発表後「この幸せな気持ちも悔しさも全部抱えてこれからも作品を作る」って言っててアツすぎた!!来年に期待だよ〜!!推し演出家なので。
劇団『国士無双』
『君だけの宝物』
テーマ:宝箱
演出:中屋敷法仁
毎回勝ちに全力な中屋敷さん。柿喰う客がカルピスの原液だとしたら氷が溶けたカルピスウォーターくらい自身の作風の毒を薄めて、このお祭りに合った作品を作ってくれる。
サンタクロースを主役にしたファンタジーにも関わらずがっつり戦争ものだったので前作よりは大分重かった。主演の染様をはじめとして芸達者な役者が多かったのでところどころ笑いも挟んで重たくなりすぎない絶妙な塩梅だったと思う。戦争孤児で名もなき子の糸川くんの本気が凄かった。責任の重い役だし悔しかっただろうけど精進して芝居続けてね…。あと長妻くんの顔が良すぎた。染様と並んでなにあのイケメンサンタペア。
銃を望む子どもと、子どもを信じているサンタ、サンタを信じているトナカイ、サンタに傷ついてほしくないサンタっていう優しい人たちで構成されてて、子どもにも見てほしい作品だったな。私はもう少し中屋敷さんの毒が欲しかったので綺麗すぎるなと思ってしまった。結局名もなき子の将来は暗くて何も変わっていないままだけど、終演した後走ってトナカイとはしゃぎながら袖に帰っていく名もなき子を見ながら、明るい将来を祈って涙が出た。
劇団『品行方正』
『愛のシンクロ』
テーマ:待ち合わせ
演出:三浦 香
1番のカオス作。何が起きてるか分かんなかったしどうやって終わるのかも分からなかった。でもひたすら面白くて笑ってた。待ち合わせ場所に因縁のある人たちが集まって裏切り裏切られのコメディ作品。後半に向かって散らばっていた伏線が回収されていくのが見事だった。途中で何を見せられてるか不安になるのに終わった後面白かったー!ってパワーで捩じ伏せられてるの凄い。
七海さんと唐橋さんのシンクロも観れたの本当貴重だった。七海さんは退団してもかっこいい役ばっかり見るからファンは幸せだろうなーって思います。
強いて言えば今回1番好みが分かれる作品だったかも。私は楽しく観ましたが、このメンツならもっとアングラな芝居でも良かったな。
劇団『一番星』
『Last Shining Ray』
テーマ:アイドル
演出:川尻恵太
面白すぎた!!!!私の中では大優勝!!!!
イケメンで歌も歌えて踊りも凄くてアイドルの素質しかないメンバーで固まってるのでパフォーマンスがすごい。それ以上に脚本のコメディとしての仕上がりに舌を巻いた。馬鹿馬鹿しさの加減が上手い。アイドルが法で禁止されるという非現実的な展開ながら社会への皮肉を織り交ぜて彼らが武道館のステージで歌うまでを綺麗な流れで描いていた。最後のフル尺で歌うのも長かったけど、エモーショナルで好きだったな。
このチームのメンバーがみんな笑いを取る間が上手くて、あえてホームランを打たずずっとバントで繋ぎながら笑い取ってる感じだった。メンバーそれぞれの掌に「あ」「ら」「ま」「き」ってあざがあったネタ、未だに面白くて思い出し笑いしてるもんね。
コメントで川尻さんが「コメディでテッペン取りたい!」って言ってたのが良かった。やっぱりコメディで勝つってめちゃくちゃ難しいと思ったもん。私はこの企画にお祭り感を求めているので、自分の気持ちに正直になってここに投票したけど、優勝したら荒れるだろうなとも思っていた。来年に期待しています。
劇団『恋のぼり』
『こいの濠』
テーマ:初恋
演出:私オム
とにかく脚本が良かった。初恋がテーマで沖縄戦で首里城の地下を掘る少年たちの友情ものになるとは思わなかった。少年たちは戦時中の緊張感や不安を和らげるために小さな恋の話をする。それぞれが抱えている想いが20分の間に少しずつ見えてきて、年老いた山城役の萩野さん以外全員ほぼ同じ髪型、同じ格好にも関わらず個性が見えて感情移入できた。白い旗を鯉のぼりに見立てて走る姿にマスクがぐしょぐしょになるくらい泣いた。
若者4人の演技も爽やかでとても良かったが、とにかく萩野さんの芝居が圧巻。若者たちを懐かしそうに見守る愛情深い表情や後半の爽やかな台詞に感情が引っ張られた。色々な想像を掻き立てられるが爽やかで切ない終わり方も良かった。文句なしの優勝。
審査員
昨年に引き続き少年誌とナタリーの編集長。加えて今回は中川晃教さん。あっきーの国歌斉唱を聴けただけでもかなり貴重。いつもより緊張してる(?)感じがした。今回から拡樹さんが前説してくれるんだけど、それも良かった。世にも奇妙な物語のタモさん。異なる色の作品が多いので導入にピッタリ。
審査員のコメントも1人1人しっかりと的を射ていて*1、短時間で自分の中で作品を振り返る手助けになった。各社編集長が集まる機会は中々ないそうなので、ここでそれぞれの作品に対する考えが見えるのが面白いし、出版社にとってもメリットしかないのでは!?と思う。
でもクロミちゃんもいてほしかったな〜来年はリターンしてほしいです。こぎみゅんでもいいよ*2
総評
学生の頃、吹奏楽部でコンクールに出場した際に出番以外はライバル校の演奏を聞いて順位をつけなさいと言われていた。順位をつけなければと思うと聞くことに集中するし、それが耳を育ててひいては自分たちの演奏の向上にもなるから、と。演劇ドラフトグランプリを観劇していると私たち観客も育てられているように感じる。4時間という長丁場を審査員として観る経験は、観劇という趣味を10年やっていても稀有だ。審査しながら泣いて笑って心を動かされて、ああ演劇って素晴らしいなという気持ちになる。
今回の脚演は前半御三方はどれも好きな作品のある、好きな演出家だった。しかし、私が投票を最後まで悩んだのはこれまで作品を見たことのない後半おふたりだった。こんな形で出会うことができて幸せだったと思う。絶対近いうちに観にいきたい。改めて2.5次元に関わる脚演家の層の厚さを知った。
昨年より投票時間も長くなった*3し、謎のうちわもなくなった*4し、客降りも増えたし、改善された部分も多かった。観客の導線や投票方法など改善してほしい部分はまだまだあるが、この企画の意義を考えると来年以降も改善して開催してほしい。
この企画は先日話題になっていた、観劇する観客や演劇に関わる人の減少を嘆く世の中で未来につながる企画だと思う。赤字でも*5スポンサーを集めるなりして継続してほしい。演劇界の未来のために。
2022年観劇まとめ
近年は好きな作品だけ回数見て、なるべく本数は減らしたいと思ってるんですが、なかなか減らない。2022年は35作品90回くらい(ざっくり)でした。今年もこんな感じでいきたい。感想、例年通り良いことばかり書いてるわけじゃないのでご承知おきください。
1月
1回も劇場行かなかった!礼生くんのカレイベだけ行きました。チェキ撮れて楽しかったね。エームビも通ってた。
配信でヴェラキッカと演劇の毛利さんと桜の森の満開の下(朗読劇)見ました。ヴェラキッカ、本当に劇場行くか悩むくらい楽しかった。劇場で観てたら2022年のミュージカル1位だった可能性ある。ブリリアだったのでやめました。桜の森〜も礼生くんの女性役を初めて観てとても良かったです。またやって欲しいな。
2月
『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Track to Miracle-
観劇はじめ。ドラマティカ以外だとジャッジメント以来のあんステ。ちゃんとアニメ観てから行ったので楽しかった。岳ちゃん演じる乱凪砂さん、真緒くんに失礼な発言するのめちゃくちゃムカつくんですけど、パフォーマンスが圧倒的だったのでなるほど……!って気持ちでした。Eveが思いの外可愛くて好き。
MANKAI STAGE『A3!』Troup LIVE~WINTER 2022~
トルライ冬。無事にバトンが繋ぎきれるか不安で毎日鬱々としていた。今もしてます。冬組は毎回コロナに振り回されて本当にたいへん。無事に次の春に繋がってよかったー!私は真夜中の住人が好きで好きで大好きなので、真夜中をフルで観れたり正体が聴けたりで毎公演大変幸せでした。正体の2人、もう尋常じゃなくすごかった。大好きな作品なので、フルバージョン嬉しかったな。天使を憐れむ歌もすごく良かったので、さらにパワーアップした冬組が見れたのも嬉しかったです。全体的にエモが詰まってて幸せだった。冬組は初めて観たエーステっていう思い入れもあって尚更感極まってました。
3月
舞台「アクダマドライブ」
礼生くんと陣くんが共演するときいて。原作アニメ7割くらい観てから観たので大体話分かりました。原作見てない妹もついていけてたし、まとめ方が上手だった。植木豪さん初めてだったんですが、レーザーや床に仕込まれたカメラを使った演出など斬新でした。
舞台『刀剣乱舞』綺伝 いくさ世の徒花
刀剣乱舞も細川忠興の歴史も曖昧だったので、結構着いていくの大変だった。ギリギリ…!ガラシャ様、後半から七海ひろき様オンステージで面白かった。
地元が舞台だったので放棄された世界といえど位置関係めちゃくちゃ気になった。熊本城と天草(だよね?)車で4時間かかるし…。地元の細川忠興とその妻ガラシャ夫人の超有名なCM思い出してた。
4月
A3! Blooming LIVE 2022 DAY2
声優さんのLIVE自体に初めて参加。15000という強気なお値段に「楽しめる…?」ってちょっと不安だったんだけどめちゃくちゃ楽しかった。
トロッコもセリも特攻もジャニーズか?ってくらいすごくて、前世がジャニオタだったので沸きました。40曲以上ノンストップで4時間スタンディングだったけどずっと元気に楽しめた!!私が作品と曲を知っていて、その作品の世界観に浸れる演出だったからだと思う。もっとコンスタントにやってほしいよ〜
無人島に生きる16人
岳ちゃんのスペゼロ1作品目。無人島でサバイバル!みたいな話かと思ったら意外と人間関係重視の話だった。それより先に水の確保とかあるのでは….?って思いながら観てた。めんちゃんの役がヘイト溜まる役で残念だった。似合わないし…。すごくアザラシが主張してくる話だった。アザラシに割く時間多すぎだよ。
メリー・ポピンズ
ディズニーでも観たことない作品で、サウンドオブミュージックみたいな話かと思ってた!思いの外不思議で哲学的でそんなに大きな出来事も起こらず日常を過ごす話だった。うーん1回では咀嚼できなかったかも。
私ですら名場面だと知ってるSTEP IN TIMEで機構トラブルが起きて、ステージからどんどんセットが消えてくからこんな盛り上がらない曲だったんだーって思ったらそのまま幕が降りてびっくりした。機構トラブルって初めてだったけどこんなに現実に引き戻される出来事なんだなって思いました。大貫さんが始まるまでの間幕前でパフォーマンスしてくれて嬉しかったな。その後のSTEP IN TIME大盛り上がりでした。
MANKAI STAGE『A3!』ACT2! 〜SPRING 2022〜
別記事に感想あげてます。
待望のACT2だったので嬉しかったー!エーステは本当に楽しい。染様の芝居力の高さにやられまくってました。エーステにきてくれてありがとー!
ミュージカル薄桜鬼 斎藤一編
100回観た人のための薄ミュだった。まじで今どこの場面なのか分からん。「この話知ってるやろ」「ここも見たやろ?」「ここは歌えるやろ?台詞にしたったわ」って言われてる感じ。
原作プレイしてて薄ミュ自体もずっと追いかけてるのに「これは…禁門の変…?」とか思いながら見てたもん。もう少し説明してほしいよ。新選組の史実すらこんな感じなので千鶴の鬼についての話なんてもうほとんど初見の人は分からないんじゃないかな。次は初めてのルートなので何卒もう少し分かりやすくしてください!西田さんが全然鬼の話に興味ないのもさすがに分かってきてるんですが、薫もいるし鬼パートも丁寧にしてほしいな…。
朗読劇「リスナーたちの星空」
別記事にあげました。
こんなコミュニティがあるんだという衝撃。舞台は現代って言ってたけど、今のラジオにそんなコミュニティ形成能力ないと思うのできっと1980年代。
5月
ACTORS☆LEAGUE in Games 2022
礼生くんが出ることになり観に行きました。普通にスポーツ観たかったな〜と思ってたのに結局礼生大先生が大活躍だったのでめちゃくちゃ白熱した。ボンバーマンしてる人に興奮して泣くことはもう2度とないと思う。
十二夜
岳ちゃんのスペゼロ第二弾。
戯曲を読んだことのないシェイクスピア作品だったんだけど、夏の夜の夢に引き続きシェイクスピアの喜劇はあんまり…なのかも…。脇役にも見せ場を!って感じの意味のない場面が多い。演出はすごい古典的っていうか大学生のお芝居みたいだった。面白みはないけど時代に忠実だったと思う。大学の公演とかでよく使うソファーとか机でお芝居してる岳ちゃん見れるの新鮮でした。
ミュージカル「RENT」
地獄の治安だった。一曲終わるごとに歓声の嵐で、ここだけコロナ消滅した?って思ったもん。前月のメリポピでは全くそんなことなかったので、レントヘッドは普段の観劇層とは異なるということが分かりました。ジョアンとモーリーンが意味わからんくらい歌うまかった。レントは話よく分かってない割に最近観てますね。
6月
HELI-X Ⅲ 〜レディ・スピランセス〜
あらすじを説明するとややこしくて観るの諦めそうなのに、実際観ると分かりやすくて内容も面白すぎるのがHELI-Xのすごいところ。主人公たち2人がいなくなれば世界平和になるよ!って言われた時のキャラクターそれぞれの選択が意外でもあり、エモくもあり。まじで絶望に一直線なんだけど、ここからどんなどんでん返しがあるか続編が楽しみ。
演劇ドラフトグランプリ
これも記事にしてます。
めちゃくちゃ楽しい企画だった!今年もやって欲しい。また武道館で白熱した芝居の戦い観たい。
劇団『ドラマティカ』ACT2/Phantom and Invisible Resonance
前半と後半で同じことやってて主人公チームが勝つ気あるのか疑問。環を巡るにしても前作の最遊記の方が上手くまとまっていたと思う。続編を匂わせる終わらせ方だったけど心機一転新しい話作って欲しいかな…。岳ちゃんのギィが色っぽかったのと、久しぶりにきたむーの嵐ちゃん観れて嬉しかったです。嵐ちゃん好き。
7月
コジ・ファン・トゥッテ
絶対このブログ読む人にはまる作品ではないけど面白かったー。演出が好きなんだけど初めて観る人には分かりにくいかな。衣装とかでメンカラが決まってるのって初見にとってメリットしかないのでありがたいよな…ってつくづく思いました。
MANKAI STAGE『A3!』ACT2! SUMMER2022
夏単!別記事あげてます。
7月一部中止になっちゃったけど、千秋楽までなんとか走り切れて良かったー!!仕事と現場をギリギリで回してました。
8月
少年社中「クアンタム」
染様yearだった2022年。染様と少年社中って相性いいだろうなって思ってたから観れて嬉しかった。中島かずき原案だからか爽やかで軽く見れる明るい冒険活劇だった。綺麗にハッピーエンドだったし。社中は基本メリバっていうか悲劇の中に一筋の希望があるような話が多いので、次はそういう染様が観たい。社中作品で苦しんだり絶望してる染様観たいなー。あとメイリアちゃんが超可愛かった。
BSP 10th ANNIVERSARY
BSP10周年記念イベント。コロナ前にやってたラッサマかと思ってたらトークイベントで拍子抜けした。ラッサマ見たことないから見たかったよぉ。コロナが終わらないと観れないのでしょうか。みんな売れつつあるし退所してる主要メンバーも多いので今後は新ちゃんにも引っ張っていってもらいたいですね。
赤澤燈 FAN MEETING2022
夏単後夜祭だった。1部のなのっくすが面白過ぎて何も覚えてない。パラパラをするって意気込んで来たのに全然準備出来てなくて息ができないほど笑った。いつか燈とパラパラしてほしい。2部の礼生くんは2人の仲良し具合が分かるエピソードが盛りだくさんだった。やり残してる榎本と上原の日替わりいつか観たいよ。燈の千本ノックのようなお見送りすごかった*1。
9月
舞台ドロシー
今年のストプレNO.1かも。90分で謎解きして笑ってしんみりして恐怖のドン底に突き落とす演劇、すごすぎる。終演後足が震えながら帰った。安西慎太郎という俳優はやっぱりバケモノだと思いました。キャスト的に全然期待してなかったので、俳優たちはまじで作品選んだ方が良い。お芝居は良くてもこの人が出てる作品は面白くないって思われるの損すぎる。千秋楽後にSNSのネタバレ解禁したので、考察を読みあさってました。しんたの芝居はたまに浴びると身体に良い。健康に気をつけて俳優続けて欲しい。
舞台「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車
念願の無限列車〜!
別記事にあげてます。
広くんの久しぶりの2.5、久しぶりのメインでめちゃくちゃ楽しく幸せな日々でした。彼はフィールドを映像に移行しつつあるので今後あるとも思えず…。でもまたいつか2.5にも出て欲しいな。
オブセッション
終わり方最高だったで賞をあげたい。9月はストプレが豊作だったな〜。ワンシチュエーションで3人芝居だったのでそれぞれの心情の掘り下げが程よくて、三原と曽根崎の関係がどんどん深まる様子にグッときた。コメディという割にはシリアスが強めだし、そもそも人の死をテーマにしてるのでブラックコメディ寄りだったけど、とにかくラストシーンのシンクロが秀逸。早くDVDで見返したいなー。
10月
REOHONDA30thanniversary“bebop”
レポ禁なので割愛。30歳おめでとー!
『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Witness of Miracle-
前半ふーん?って感じだったのに後半めちゃくちゃ泣いてた。みんな可愛い。EDENしか勝たん。岳ちゃんの乱凪砂のダンスが素晴らし過ぎて、例え記憶失ってもこのダンスに惚れる気がすると思った。楽曲もめちゃくちゃ良かったのでLIVEも当てられたら参加したいですね。
キンキーブーツ
春馬くんの死後初めてのキンキーブーツ。色々言われてたけど、城田ローラめちゃくちゃ良かった〜!歌がうまい。リズムがブロードウェイ基準なので来日版観てる気持ちになった。春馬ローラは所謂カリスマ!って感じだったんだけど、城田ローラは1人の悩み苦しんで成長している青年だったのも良かった。どちらも好きな場面が違うだけでどちらも好き。めちゃくちゃ泣いたけど久しぶりに最後にスタンディングで踊りまくってドーパミンどばどば出て楽しすぎた。最高の演目。またやってほしいです。
ジャージー・ボーイズ
広くんのいない初めてのJB。仕事が繁忙期だったけどなんとか早上がりして1公演見に行けました。予想のできないGREENにしたんだけど、全然違って良かったな〜。夏のターンまでみんながチームワークが良いのが良い。きっと夏までが彼らの青春なのだと思った。手拍子うるさい問題があった直後だったのでほとんどの曲で静かだった。拍手までパラパラだったのは寂しかった。でも手拍子ごときで怒られたくないもんね。この件については、もう東宝が手拍子のレギュレーション出して欲しいと思った。細かく決めるのバカバカしいと思うけど(思ってるけど)、新規参入を拡大するなら必ず起きる問題だし…。東宝の怠慢だと思います。新規を置いてけぼりにすな。でもDAWNで手拍子は嫌だ。東宝がちゃんと決めてくれるのが1番です。他の2次元とか2.5とか見習ってください。
右近さんのトミーが結構今までのトミーのイメージを覆すトミーだったのが印象的だった。有澤くんも少し見ない間にびっくりするほど歌が上手くなってた。成長するんだなぁ。花村くんも久しぶりだったけど、等身大のお芝居が素敵だと思いました。全体的にリアリティあるグループで共感しながら観てました。
薄ミュLIVE3
広くんが大阪のゲストに決まったので突発で行ってきた!過去の名曲がたくさん歌われてて楽しかったなー。私は大海くんの斎藤さんと北村くんの沖田が好きなので、たまに並びで見れて嬉しかった。次回は2人とも公演にいるので嬉しい。
ところで私が去年からずっと三木三郎の歌歌ってるからゆーみがうちわ作ってくれた🥰替え歌の時振ってたら見てくれた気がする(?) pic.twitter.com/xf5tMDcbLr
— 🌻めぐたん(壁)🌻 (@k1mg_sub) 2022年10月30日
くぼひでのことも好きやけん………(くぼひで本人には見せないよ!) pic.twitter.com/hQVy722ZtI
— 🌻めぐたん(壁)🌻 (@k1mg_sub) 2022年10月30日
トンチキうちわ振ってた🎶楽しい
井俣さんと広くんの思い出話はすごく懐かしく聞いてたんだけど、途中から感極まって涙目で入ってくるくぼひでに泣いた。薄ミュはキャストがコロコロ変わるので、初演の意思を継いでいく難しさを結構感じていて。今のキャストがどんなスタンスでも満足できる仕上がりならそれで良いかなって思って観ています。でも、やっぱり初代の想いを理解して演じてくれるのは嬉しい。今までも素晴らしかったくぼひで副長のこれからが楽しみすぎます。
11月
MANKAI STAGE『A3!』AUTUMN 2022
まじで楽しかった。エーステはエンタメの良いところがギュッと詰まってて楽しいです。
詳しくは別記事で。
松田岳バースデーイベント2022
滑り込みで行ってきた!岳ちゃんの変なところ(?)は大分削られていた。やっぱりエチュードやってほしいね。とみしょーも言ってたらしいけど。一慶くんゲストだったんだけどめちゃくちゃ愉快な人だった。岳ちゃんが一慶くんのモノマネやると止まらなくなるのも面白かった。
縣くんとTAKAちゃんがビデオレター送ってくれたんだけど、2人とも身体を張った芸をしてて、岳ちゃんの狂った芸風に影響された被害者だな…って思った。岳ちゃんは引いてた(なんでだよ)
30歳おめでとうー!
12月
メガステEp2「Goodbye my dear Frenemy.」
ツキステ。はもう観てないんだけど、メガステは女の子たちが可愛いので見続けてます。ストーリーも現代の話で共感できるし見やすくて好き。今回はフレネミーがテーマなのでドロドロしてたらどうしようって不安だったんだけど、結局自分の敵は自分っていう話だった。女同士の友情は意外とドロドロしてないんだよね、まじで。今回のオリキャラのえりかにも萌にも共感してボロボロ泣いてた。後半のライブも超楽しい〜〜〜!どうにかこれからも続いてほしいです。恋愛兄妹のショコラの魔法とツキプロ全員でのT.O.T.M.を観たいな〜〜
笑う門には福来・る祭 明治座でどうな・る家康
年末恒例明治座!家康の一生をまとめているので説明が多くてちょっと入りにくいけど、分かりやすくて結構好きだった。もう少し削ってテンポ良くできる気もするけど、好みの範囲内かな〜。2部は相変わらず気が狂っている。岳ちゃんがどんな信長になるのか、どんな2部を見せてくれるのか楽しみ。今回ゲストに礼生くんが来たんだけど、スンとなりつつ楽しんでて良かったな〜。幼馴染で1人の女の子を奪い合ってて良かったです(語弊)。るひまに毒された*2蒼木陣くんはこれからどうなってしまうのか、楽しみですね。
舞台『Collar×Malice -白石景之編-』
カラマリ初演から早3年(!?)。満を辞しての白石編。岳ちゃんのスペゼロ第三弾。毎回のことだけど、怒涛の台詞量に圧倒された。原作知らないので着いていくのがやっと。他のルートで使う色んな事件も専門用語も含めた口頭だけで説明されるから分かりにくいんだよね。でも2人の関係の変化を丁寧に描いてくれたので入り込みやすかった。今回は悲恋ENDもあってヒロインの市香ちゃんがスナイパーとして活躍して白石さんと共依存みたいになるの精神的にキツかったなー。通常ENDも後半結構辛かったんだけど、出頭ENDで現実的な落としどころだった。白石さん他ルートだとアダルトな雰囲気だからどんな展開なるのかドキドキしてたけど、めちゃくちゃピュアで情緒小学生で可愛かった。愛時編も楽しみです。これで最後なのかなぁ。
総括
以上、感想でした!今年はふらっと観た作品が面白くて良かったな〜。2023年も冬単あるし、仁義なき幕末もあるし楽しみな作品がいっぱい。エーステは早くスケジュール出してください!
MANKAI STAGE『A3!』ACT2! ~AUTUMN 2022~
あけましておめでとうございます。
秋単終わってまだ1ヶ月か〜。遠い昔ですね。めちゃくちゃ楽しかったー!ってことを2000字くらいで書こうと思います*1
秋組単独公演
元々原作の第7幕はこれ以上ないくらい泣いてて、個人的に涙腺に刺さる良いストーリーでした。夢を追いかけるために家族と衝突するなんて誰しも多かれ少なかれある経験を莇を通して追体験できる。第5幕の千景のような大きな出来事はないけれど、1人の夢を追いかける若者を丁寧に描いていて、そこに劇団を絡めることで唯一無二のキラキラとした物語になっていると思う。ただ、原作では秋組のアクションが劇中劇や後半にはあるものの、基本的にはメンバーそれぞれの家出の物語や莇の成長が中心となり、どちらかというとキャラクターの内面に向き合う話なので舞台として映えるのか、莇の心情だけで泣ける作品に仕上がるのかが1番懸念していた部分だった。
そんな不安吹き飛ぶくらいめちゃくちゃ!めちゃくちゃ面白かった!!!
松崎史也大先生の人の心情を分かりやすく描く技術とエーステの持つ華やかさ(若干トンチキ)が組み合わさって最高傑作が出来たように思う。
莇について
まず莇!夏単で数分間出ただけでも最高に莇でめちゃくちゃ期待値高かったんだけど、吉高志音くんはすごい俳優さんですね!?歌もお芝居もアクションもこなして、中心にいて華がある。秋組は高身長モデル体型顔面っょっょ軍団なんだけど、全然埋もれない。原作の小西くんの声って声優さんじゃない、結構難しい声質だと思うんだけど完全に寄せてるのも凄いと思った。元々の声が似てるからかもしらん。
莇の中学生らしい反抗期な部分も不器用な部分も真っ直ぐな気持ちも全部リアルに感じられてとても良かった。可愛すぎた。場数踏んでるのか初日から千秋楽まで歌も芝居も安定してたな〜。恐るべき23歳。KKはとんでもない後輩を隠してたんだなと思った。
構成の妙
他の秋組メンバーも進化してた。彼らはちょっと見ないうちに新しい武器を持ってくるからすごい。役者として追いかけてない子も多いから秋組は結構毎回驚いてる気がします。でもやっぱり、私は秋組の魅力は「歌」だと思うのね。持ち声が良い人たちが集まってるのでハーモニーが凄く綺麗。玲さんの声はいつか劇場を吹っ飛ばす。
今回の秋単では各自がバラバラに莇に家出のエピソードを話すんだけど、同じメロディをキーにして繋いでいく形式がとても好きだった。もちろんそれぞれの個性が強いので(笑)楽器や歌の配分は違うんだけど、秋組が3時間半1つの歌を紡いで大きな曲を演奏しているような構成だったのが良すぎて震えた。冒頭にリーダーである万里のソロから始まって、最後に莇と一緒に初めて全員でそのメロディを歌う。最後に寮の前で「ただいま」と言う莇は15歳の家出を終えて、劇団という新しい家路に辿り着く。もはや大作ミュージカルですよこれは。ミュージカルでもあまり見ない構成かもしれない。革新的で素晴らしいと思う。秋組は世代もバラバラであんまり馴れ合わないし、それこそ喧嘩ばかりのチームなんだけど、1つの歌を歌うことで仲間としての繋がりが感じられてすごく良かった。
とにかく構成が素晴らしく良くて、無駄な場面(≒私が眠くなる場面)がひとつもなかったです。終わり方も美しかった〜。ドッグファイト*2を思い出させるような少しノスタルジーも感じられる終わり方ですごく好きでした。
ゾンビランナイト
原作でも印象的だったけど、ここまで脳みそ真っ白になるくらい楽しい場面になるとは思わなかった。いやもう摂津万里のゾンビが!!
— 水江建太 (@mizue_kenta) 2022年12月6日
かっこよすぎたね。
夏組オタクなんだけどこの場面はずっと万里見てました。こんな美しいモノを見ずにはいれなかった。
ここ、演出も楽しいしダンスも歌もキャッチーだし、みんなキャッキャして遊びがあるので視覚的に楽しい場面なんだけど、莇が「芝居が楽しい」と思う始めての場面でもあって。見ているこっちもめちゃくちゃ楽しいので説得力がハンパなかった。
1幕のラストで莇が楽しそうにゾンビしてるの、ほんわかした。
莇のポートレート
親に進路を反対されて、説得するために行う渾身のポートレート。原作でも左京さんとの仲直りからこのポートレートまでで泣いてたんだけど、話の筋知ってたのに同じくらい泣きました。通うには泣ける演目すぎるから途中から秋組の土下座の角度とかチェックしてた。莇を庇う迫田のとっきーのお芝居も毎回全力ですごく良かったし、莇のポートレートが歌もお芝居もとても良かった。志音くんの真っ直ぐな歌がポートレートに合っているから、お母さんとのおもいでがダイレクトに響いてくる。銀泉会の会長といえどパパもこんなん見せられたら納得するよね〜!個人的にここでグッとくる演出になってて嬉しかった。
DEAD/UNDEAD
劇中劇の前に莇奪還の話します!秋組が莇奪還のために初日の開演を引き延ばさないといけなくなった時に現れる夏組!!!!めちゃくちゃカッコいい!!!!6人になってパワーアップしてるの頼もしすぎるし、莇への借りを全員で返そうとする夏組愛おしい。
莇奪還のアニマルギャングたちも可愛すぎた〜。笑顔でフルボッコにする臣くん、怖すぎる。夢に出る。
劇中劇は過去1話がよくわかんなかった!アニマルギャングからずっとアクションしてる秋組すごすぎ!!!ロミジュリもよくわかんなかったけどトルライでしっかり補完されたので、秋組もまた心の声がないライブver.観たい。きっと心の声の時に大事な話してる気がしてならない。原作も分かりにくいんですけど、まあかっこよさに振り切ってるので全然オッケーです!
いつも最後に使われる原作曲が今回は冒頭にも使われてたんだけど、弟を亡くしたイヴァンが次に発する言葉が原作歌詞の「夢なら醒めてくれ」なの凄い。あまりにもピッタリすぎて冒頭に持ってきたのかな?(多分違う)
RESPAWN(原作曲)難しすぎてよく人間で歌ったなーと思った。こんなんボカロが歌うための曲だよ。アクションしぬほどやった後これを歌い切るのかっこよすぎました。秋のリダルキは歌が安定してるので出来たこと。本当すごかった。
冬単に向けて
夏組が全員出るし…と想定より多く取っていた秋単だったんだけど、想像を遥かに超えて面白くて、エーステってすごいな〜と思いました。冬単も思ったよりチケ取ってしまってるんですが、きっと面白いでしょう。もうどんな舞台も俯瞰して、どこか冷静に見てしまうことが多くなっていた私に、改めて舞台の面白さを教えてくれてありがとう。毎回期待を超えてくるって凄いことですよ本当に。次の作品も絶対に面白いって期待できることって幸せなこと。梅雨組*3の皆さんは大変なプレッシャーだと思いますが、冬単もこれから来るであろう第5、6公演も楽しみにしています。
舞台「鬼滅の刃」其ノ参 無限夢列車
推しが煉獄杏寿郎になったので無限列車に乗車してきました!
前作の感想はこちら
今回は1ヶ月どころか3ヶ月くらい経過してるんですが、書きます!諦めない!
Kステくらいから末満さんの2.5次元作品を観ていたので、原作準拠な姿勢は変わらないだろうと思っていました。前回もアニメで追加されていたしのぶさんと煉獄さんの場面も舞台では一切やらなかったので*1、アニメではなく漫画準拠で進む舞台ですね。
最初先行情報が発表された時S席にアリーナなくて、「もしかしてアリーナを全席無限列車にする….!?」と思ったけどそんなことはなかった(ちょっと観たかった)
京都公演どうすんねんて話
無限列車について
一応原作も読んでて映画も見てるしもう泣くことはないと思ってたんですけど、初見めちゃくちゃ泣いた。マスクびしょびしょになるくらい泣いた。向かいにいた原作が好きそうな男性も泣いてたから、作品としてハイパーレベル高いと思いました。
まず列車がすごい。正面から見ると本物の大きさにびっくりする。映像もプロジェクションマッピングで動いてるかのような感覚になる。ただ、TDCだと席によっては角度がついてあまり分からないから京都劇場のような正面からしか見れない劇場の方が良かったかもなーと思った。
私は原作からずっと炭治郎の夢での家族との別れと、魘夢との戦いでの家族の場面が1番泣いてしまうんだけど、舞台でもしっかり泣けた。丁寧な作りで嬉しい。ずっと炭治郎を演じている小林亮太くんが本当に炭治郎として生きているのでその真っ直ぐさに涙してました。
始まりが魘夢の大希ちゃんの素晴らしい歌から始まるのも良かった。あれだけで強大な敵感が伝わる。前作で演じてた掛川くんもすごく良かったので、歌で圧かけていく大希ちゃんの魘夢は大希ちゃんならではで良かった。
かまぼこ隊はいつもの通り凄く良かったし、今回からの禰󠄀豆子ちゃんも可愛かった。
煉獄杏寿郎について
原作での印象は「良い兄貴」「良い先輩」。過去について補足があったものの、どっしりとした安定感のあるスーパーヒーローって印象でした。今回の舞台でもその印象は変わらずで、“強い”の表現が上手いなーと思いました。「ふぅ…よもやよもやだ…」の時の「ふぅ…」がめちゃくちゃ色気あってめちゃくちゃ強そうなので大好きでした!!!みんなBlu-rayで観て!!!
ただ、原作より「20歳の青年」という感じを強く受けました。母親から強くあることを求められて、父親から厳しい指導を受け、弟を守らなければならない立場。頼れる母もいなくなり、父も酒に溺れる中、弟の良き兄のまま歴代の煉獄家が継いでいる炎柱でいなければならない重圧。彼がその責務を全うした死の際の安堵したような表情が印象的です。彼は、まだ20歳の青年であり1人の血の通った人間だと感じて涙が止まりませんでした。「共感」ってとても大事で、彼がスーパーヒーローでありながらも1人の必死に生き抜いた人間であることにより、共感しやすくなって涙が出るのだと思います。
広くんは台詞の抑揚、言い回し、感情を一文ずつ変える。一つの台詞に込められた意味を伝えるために何通りもの言い方や魅せ方を研究しているんだと思う。歌についてもあくまでも言葉を伝えるための補助として歌っているので*2、台詞との違和感が薄い。広くんのお芝居は「良いもの見たなー!!!」って思うんですけどこの点のこだわりが凄いからだと思います。
猗窩座との殺陣は本当にやりにくそうだなって思ってた(笑)リーチが違うからね…。それでも毎公演どんどん息が合ってスピードも上がってて大興奮してました。傷メイクしてる間の代役の煉獄さんも日に日にスピードアップしてて、何の戦いを見せられてるのかと思った……
猗窩座の蒼木陣くんはフィジカル特化型のめちゃくちゃ強い(物理)俳優なので、本当強かった…予想通りというか予想以上でした
猗窩座:蒼木陣とかいう爆エモキャスティング思いついてしまったんだけどどう!?末満さん!!!!どう????
— 🌻めぐたん(壁)🌻 (@k1mg_sub) 2022年3月20日
↑これは何故か予想を当ててしまったツイート(幼馴染の共演が見たいという邪な感情)
刀を持つ煉獄さんと素手の猗窩座、っていう異種の殺陣なのにどんどん息があってて、凱旋からは無音の最後の戦いで足音揃えるようになっててエモの極みだった。あれ(無音での奥義)、賛否両論だったけど私はこれぞ演劇!って感じがして好きでした。きっと戦っている2人の中では周りの音も昇ってくる朝日も時間の制限もない、2人だけの静かな空間で戦っている感覚だったんだと思う。たった15分くらいだったのに物凄く印象に残ってます。さすが。
煉獄さんの死を受けた後の煉獄家の話もしっかりやっていてくれて良かった。勢いを削がれる感じはあるものの、最後に煉獄さんの言葉で締めてくれるから綺麗な終わり方だなと思った。煉獄家と炭治郎が毎回全力でお芝居してくれるから涙腺にきました。
これにて、矢崎広という俳優のキメステは終了になるんですが、きっとこれからも出てくると思うので、というか刀鍛冶の里編で無一郎の回想で映像か何かで絶対出てくれると思うので!!!!楽しみに待ちます。義勇さんはその後なので気長に待ちます笑
早く遊郭編の発表してくれないかなあ。広くん、本当にお疲れ様でした。久しぶりの広くんの2.5次元舞台が観れてとても嬉しかったです。
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