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Date: Mon, 14 Jul 2025 09:50:07 GMT
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DNSホスティングサービスの利用におけるネームサーバーホスト名の設定について
株式会社日本レジストリサービス Copyright©2001-2025 Japan Registry Services Co., Ltd.
--------------------------------------------------------------------- ■DNSホスティングサービスの利用におけるネームサーバーホスト名の設定について 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 初版作成 2017/07/27(Thu) --------------------------------------------------------------------- ▼概要 権威DNSサーバーを提供するDNSホスティングサービスにおいて、サービスプ ロバイダーが指定したネームサーバーホスト名と異なる名前、特に、内部名 (*1)を利用者が設定していることに起因する、トラブルの発生が報告され ています。 (*1)本文書では内部名を「委任先のネームサーバーの名前がNSレコードの ownerの子孫、またはそのもの」の意味で使用します。詳細はJPRS用 語辞典の以下の項目をご参照ください。 JPRS用語辞典 - 内部名 <https://jprs.jp/glossary/index.php?ID=0190> トラブルの発生を防ぐため、DNSホスティングサービスを利用する場合、サー ビスプロバイダーがマニュアル、約款などに記載した内容に従って設定する ようにしてください。 ▼問題となる設定 DNSにおいて内部名を設定する場合、管理対象のゾーンの権威DNSサーバーの ホスト名に加え、そのサーバーのIPアドレスを親ゾーンに登録する必要があ ります。登録したIPアドレスはグルーレコードとして親ゾーンに埋め込まれ、 名前解決において利用されます。 一方、DNSホスティングサービスでは、 ・管理対象のゾーンの権威DNSサーバーの管理者:サービスプロバイダー ・親ゾーンへの登録を含む、ゾーンデータの管理者:サービスの利用者 というサービス形態が一般的であり、権威DNSサーバーの管理者とゾーンデー タの管理者が異なっています。 そのため、この状況においてDNSホスティングサービスの利用者が、権威DNS サーバーのIPアドレスを内部名として勝手に設定した場合、サービスプロバ イダーが管理している権威DNSサーバーのIPアドレスがグルーレコードとし て、親ゾーンに埋め込まれることになります。 これにより、 ・サービスプロバイダーが権威DNSサーバーのIPアドレスを変更した場合、 内部名を勝手に設定しているゾーン(ドメイン名)において、本来であ れば発生しない名前解決障害が発生する ・前述した名前解決障害の発生を回避するための工数の増大により、サー ビスプロバイダーにおける権威DNSサーバーの構成変更(サービス増強 のためのサーバーの追加、IPアドレスの変更など)が困難になる などのトラブルが発生します。 なお、ネームサーバーホスト名における内部名の概要と設定・利用における 推奨事項につきましては、以下の技術解説を参照してください。 ▼参考リンク ■技術解説:内部名の概要と設定・利用における推奨事項について <https://jprs.jp/tech/notice/2017-07-27-nameserver-in-bailiwick.html> ▼連絡先 本文書に関するお問い合わせは <dnstech-info@jprs.co.jp> までご連絡く ださい。 --------------------------------------------------------------------- ▼更新履歴 2017/07/27 11:00 初版作成
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