よく、捻挫や打撲でアイシングがよいと言われますが、猛暑や熱中症などでなければ、基本的には体は温めてなんぼ、あまり冷やさない方が良いとも聞きます。体温を高くすると基礎代謝を高め、免疫力をあげるので良いようです。
漢方:温めには当帰、生姜、朝鮮人参位を覚えておけば良いそうです。
ひえとりのツボ:三陰交、原穴の太谿(たいけい)
三陰交:内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところ。すねの骨(脛骨)の際にあるポイント。押すと「ズーン」と響く感覚がある方も多い。
太谿:腎の原穴。内くるぶしのてっぺんからアキレス腱の方向へ向かっていき、くるぶしとアキレス腱との間の窪み(アキレス腱に触れる少し手前のくぼみの中央部)。この部位に指で触れると、後脛骨動脈の拍動を感じることができます。シミにも良いようです。
頭寒足熱が大事。冬は寒さに負けないように、代謝が上がるそうです。
以下は【体温を上げると健康になる】という本からひたすら抜粋しただけです。この本は大変参考になりました。
軽いまとめ:1日1回体温を一度上げる生活を送る(白湯、41度の湯船10分、生活リズムなど)+筋肉を鍛え平熱を徐々に上げる→基礎代謝UP。いつも姿勢よく保つように意識する。
電気真っ暗でねて五時おき。
運動:朝、筋トレ(無酸素運動。3日に1度)や20メートル全力疾走してから30分ウォーキング(有酸素)など。筋トレ前には念入りにストレッチを。ストレッチは関節を回すのと体中の筋を伸ばす運動がいい。筋トレ30分前にバナナ、BCAA必須アミノ酸を、直後(10分以内)にチーズなどタンパク質を食べる。
30分毎日ウォーキングで1度上がる。
平熱は36.5〜37.1度が正常。36.0以下は低体温。低体温の原因はストレス。自律神経とホルモンバランスがストレスに対処して健康に保つ。ホルモンバランスを司るのは副腎。コルチゾール出して細胞のダメージを回復させる。1度体温が下がると免疫力は30%低くなる。1度あげる度免疫力は5、6倍高くなる。血流がよくなり、酵素の活性が高まるため(酵素の活性化が37度台で、高い程働きがよくなる)。風邪で発熱するのも体温を上げて免疫力を高めようとするから。NK細胞(免疫担当)が37度以上で活性化する。低体温は酸化させ老化も進む、がんは35度の低体温のときもっとも活発に増殖する(嫌気性エネルギーで増える)。
体温を恒常的にあげるもっとも良い方法は筋肉を鍛える事。筋肉を増やすのではなく、鍛える。鍛えると筋肉はある程度増えるが、ただ筋肉を増やすだけでは筋肉を鍛える事にはならない。
ウォーキングにような軽い運動は有酸素運動、酸素を使ったエネルギー代謝。激しい運動は好気性ではエネルギー補給が間に合わないので嫌気性代謝によりエネルギーを作る。激しい運動の時、息を止めても大きなエネルギーが出るのはこのため。
湯船やストレッチ習慣は体温を上げ、がんにもいい。
風邪をひいても37度を少し超える位ならお風呂でじっくり体を温めた方がいい。風邪かな?と思ったらお風呂にゆっくり浸かりいつもよりしっかり体を温め十分睡眠をとりなさい。風邪引いたらパンツを2枚はく。腹巻き、カイロ、湯たんぽでも可。
風邪薬は交感神経を刺激するから血行が悪くなる。高齢者など体力がない場合は38.2度位で解熱剤を必要とする場合もあるが。その時もアセトアミノフェンで37度後半を維持するように。毎食後とかでのまない。筆者は風邪引いたらビタミンCとマグネシウム(ビタミンCの働きよくするのと普段マグネシウム不足になりやすいから)位しか飲まない。
体温を上げると内臓脂肪の解消に。 食事はよくかみ、30分はかける。
目覚ましかけるなら7時間半でかける。だめなら寝てから4時間半、6時間、7時間半後に目覚まし。自然に目覚めると必ずレム睡眠時に目覚める。 電気を完全に消して真っ暗にしないとメラトニン(脳の抗酸化作用ある)がでない。食後4時間あけて寝ないと成長ホルモンでない。成長ホルモンは就寝後30分に出る。 トマトはギャバでストレス緩和と成長ホルモン分泌を促すのでおすすめ。夕飯を生ジュースにすれば2時間後に寝れる 。
不眠:入眠困難は運動不足と昼寝しすぎで副交感神経過剰で起きる。中途覚醒や早朝覚醒は交感神経過剰。軽いストレッチや呼吸法、ヨガで副交感神経刺激し、寝る前にゆっくりお風呂に入って体温上げる。睡眠時間は増やす。メラトニンの睡眠薬があり良い(生殖期の女性に対しては排卵がしにくい副作用がある)。
海外旅行時の時差ボケ予防策は機内食を食べないこと。人は14時間食事をしないと睡眠欲より食欲が勝つ。食事すると体内時計がリセットされる。朝5時に副交感神経から交感神経優位に切り替えるから5時おきを。遅くても23時には寝る。
早寝早起きが健康に良いのは朝から夕日が沈むまでは交感神経優位で、夜体を休めたり寝ている時は副交感神経優位だから。交感神経の過剰な緊張で白血球の1つである顆粒球が、副交感神経でリンパ球が増える。低体温で顆粒球が増えると顆粒球が大量の活性酸素をつくる。交感神経過剰で胃潰瘍系、メニエール病、歯周病に。解熱剤、抗がん剤、ステロイドも交感神経過剰にするから必要最小限に。子供に炭酸飲料はだめ。副交感神経過剰はアトピー喘息、花粉症。リンパ球が増えすぎで免疫過剰になる。しかしアレルギー系は交感神経過剰でもなる。副交感神経過剰の最大の原因が運動不足とだらしない不規則な生活。食べすぎ、間食回数多いのもよくない。低体温が活性酸素を解毒する酵素の働きを悪くする。
1日水分は1.5〜2リットル摂取。筆者は朝白湯500m lのんでるらしい。35度以下は外側から温めても回復の望みはない。急な体温低下は血栓が出来る場合も多く、外から温めると血栓が飛ぶので鼻管からぬるい生理食塩水を入れる。
湯船は41度にする。それ以上は交感神経優位に。ヒートショックも注意。寝る前の入浴前に筋トレ5分で成長ホルモンアップ。十分つかれば風呂はいい。冷え症や年寄りは半身浴。鳩尾の下まで20分から30分くらいゆっくり。半身浴は脱水に注意し水分を定期的にとるように。
【筋肉を鍛える】:基礎代謝の多くが体温維持に使われる為、体温が高いと基礎代謝が多くなる。筋肉量と基礎代謝も正比例。熱をもっとも多く作り出しているのは筋肉。筋肉を増やすと基礎代謝が上がる。基礎代謝が上がると体温が上がる。 食事制限で真っ先に減るのは筋肉と水。 筋肉は使わないとどんどん減っていく 。寝たきり1日で0.5%減る。普通の生活送っても年間1%ずつ減る。
有酸素運動は脂肪を減らし、無酸素運動は筋肉を鍛える。 筋肉は強い瞬発力を発揮する速筋(白筋)と力は強くないが長い時間力を持続する遅筋/赤筋がある。
無酸素運動では速筋が鍛えられる。有酸素運動で脂肪が燃焼されるまで30分以上かかる。無酸素運動すると成長ホルモンが分泌される。成長ホルモンは脂肪を分解するので効率が上る。一度出ると分解効果は6時間持続するので、筋トレのような無酸素運動を先に行なってから有酸素運動を行うと有酸素運動して5〜10分程度で脂肪燃焼が始まる。無酸素運動を継続して三カ月ごろから、脂肪燃焼効率が良くなるのに加えて、基礎代謝も上がる。
冷え症は体の中心部の体温は低くないのに末端の血行が悪く、冷えている。原因は低血圧と運動不足が多い。下半身の筋肉を鍛えるといい。足の筋肉を鍛える基本は歩くことだが、ふくらはぎと太もも、そして腰の筋肉を一度に鍛える事が出来るスクワットもおすすめ。先に息を止めて無酸素運動としてスクワットを行なってから、呼吸を整え有酸素運動としてスクワットを行うと、下半身の余分な脂肪が落ち、必要な筋肉がつくのでいい。冷え症の人が運動する場合は事前に必ず十分なストレッチを行う。筋肉が冷えて硬いまま急に動かすとかえって筋肉を痛める。お風呂後が良いかもしれない。
筋肉を鍛える上でもっとも大切なのは、脳から筋肉への神経の経路を鍛える事。脳が指令を出してから筋肉が反応するまでの速度を上げるトレーニングをするということ。具体的には、負荷は軽くいいので、自分の筋肉が発揮できる最大のスピードで筋肉を動かす。距離は10メートルでも20メートルでも短くていいので、とにかくゴールまで1秒でも早く到達するように全力でダッシュする。最低一回でいいからクオリティを高める。20メートル全力疾走してから30分ウォーキング。筋トレは3日に一度、毎日はだめ。
無酸素で運動すると筋肉に乳酸という疲労物質がたまる。そうすると成長ホルモン分泌量が何百倍も増える。成長ホルモンは筋肉を増やす。加圧トレーニングは血行をわざとストップして無酸素状態を作り出し、エネルギー供給をストップさせ、乳酸をより効率よく出させることで成長ホルモンを最大限に引き出し筋肉増やす。しかし、血流制限するから専門のトレーナーがいないと危険。加圧トレーニングに近い効果があり1人で安全に出来るスロートレーニングがおすすめ!非常にゆっくりとしたスピードで行う筋肉トレーニング法。具体的に言うと、一回のスクワットを一分間くらい、時間をかけて10〜15回行う。まずは三十秒かけてゆっくり腰を落とし、また三十秒くらいかけてゆっくりもとの位置に戻す。これを呼吸の回数を減らし、出来るだけ無酸素に近い状態で行う。筋トレ30分前にバナナ、アミノ酸(BCAA必須アミノ酸)を、直後(10分以内)にチーズなどタンパク質を食べる。筋肉をつくる原料を前に食べる。筋トレは無酸素運動なので、エネルギー源は100%グリコーゲン、糖。筋トレ途中に糖が不足すると筋肉中のタンパク質を分解して糖をつくる為、事前に摂取する。
朝食時に好気性エネルギー代謝を行うクエン酸サイクルを回すために枝豆(ビタミンB2)、たらこ(ナイアシン)、梅干し(クエン酸)食べると沢山エネルギーをゲットできるので疲れ知らず。乳酸を分解してエネルギーに変える。疲労物質が分解されるので筋肉を鍛えるとハードな運動をしても疲れにくいエネルギッシュな体になる。効率よく回すにはナイアシン、ビタミンB2は豆類、クエン酸が必要。明太子はナイアシンがなくなるからだめ。この方法はここぞというときだけ。毎日同じ食品食べることは決してしないでほしい。
運動により骨に力がかかると、骨に弱いマイナスの電気が発生し、それによりカルシウムが骨に呼び寄せられるので骨が丈夫になる。血行もよくなり体温も上がる。カルシウムは食事でいくらとっても、それだけでは血中カルシウム濃度はあまり上がらない。紫外線からの活性化されたビタミンDが必要。
充分な水分があれば尿は透明に近いごく薄い黄色、水分不足だと色が濃くなる。寝起きの朝は濃い。熱中症の指標に。スポーツドリンクは糖が多いため、バナナと梅干しがいい。バナナはカリウムが多い。熱中症は股関節や首など太い動脈を冷やす。熱中症になってからバナナ水梅干し取るのは遅い。運動前がいい。
トレーニング時に鍛えたい筋肉に意識を集中させると効果アップ。コアマッスル(体幹支持筋群)を意識するといい。首から肩、背中、腰に及ぶ文字通り姿勢を保持するのに使われる筋肉。腹筋を引き、背筋を伸ばす。意識しないと衰える。
いつも姿勢をよく保つように意識する。座った時は両肩を少し後ろに引くような感じで胸を張ってを張ること。歩く時はそれに加え腹筋を引き、同時に、おしりの穴をキュッとら引き締めるような意識をもつ(恥骨ひっこめるということ?)。