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トピック一覧
働き方
ジョニーはブラック企業へ行った
ヒンドゥーに、二つの体が抱き合う姿をした神がいる。 一体は魔王で、もう一体はそれを鎮めるための観音菩薩だという。その神は障害を取り除き、莫大な富をもたらすが、祀り方を間違えれば、あるいは、捧げるものを怠れば、あらゆるものを奪い去っていく。 富と破滅。聖と俗。歓喜と絶望。極端が同居するその神のことを私が思ったのは、オフィスの壁に真新しいお札を見つけたからだった。その冬に中途入社したばかりの私は、深夜、缶コーヒーを片手に、天上近くの壁に貼り付けられたお礼を見ていた。梵字のようなものが複雑なパターンを…

asken入社5ヶ月でAIツールと向き合って学んだこと
はじめに こんにちは。2025年5月よりaskenでデータサイエンティストとして働いている平です。 私はこれまでデータサイエンティストとしてSQL・R・Pythonを使った分析やプロトタイプ作成は行なっていましたが、ReactやFastAPIといったモダンなWeb開発技術を使って本番環境で動くアプリケーションを作ることは未経験でした。機械学習モデルをプロダクト化したいと思いつつも、このスキルギャップをどう埋めるかが入社以前から課題でした。 そんな私にとって、AIツール、特に「Vibe Codin…

限りなく透明に近いおぢ
最近死に支度をしている。具体的にいつ、というのがあるわけではないが、もう46歳だし、飼っていた猫は死ぬし、やることもないし、死に支度は早いに越したことはないという話だから。死についての遠藤周作の本に、「老年に達すればあとは邪魔をしないように生きれば良い」というのがあって、確かにな、と思った。例えばWebエンジニアたちが技術記事を書かなくなって、今やネットにはAIエージェントの効果的な使い方しかない。もうあの言語が良い、フレームワークが良い、あれは時代遅れ、これは革新的、という話もなくなって、今や…

エンジニアの海に棲む、コードを書かない私の生存戦略
エンジニア集団の中に潜む非エンジニアの生態 はじめまして。Insight Edgeセールス・コンサルティングチームで契約業務や売上管理を担当している非エンジニアの長尾です。 周りを見渡せば、AIやデータサイエンスの博士号を持つメンバーや、大規模なシステム開発を率いてきた猛者ばかり。そんな技術のプロフェッショナル集団の中で、私はコードを書かない「非エンジニア」として働いています。 私の周りでは、日常会話で「fetchするためのMCPサーバを...」や「LLMによるペルソナ生成のプロンプトが…」とい…

リモートワークが上手な人たち
こんにちは、クラウド債務支払の運用保守を担当している@いいねです。 最近弊社はClaude Codeを会社として導入し、AIを活用した開発が進んでいます。 AIエージェント、本当に便利ですね。自分も運用保守業務を効率化するために、日々試行錯誤しています。 さて、今回はAIエージェントの話ではありません。 みなさんリモートワークをしていますか? リモートワークで仕事をするようになって数年、リモートワークって本当に難しいなと思います。 テキストチャットメインでのやりとりによる認識のずれや、雑談の減少…

会議の参加意義がわからなくなった時のお作法
「自分この会議に出てる意味あるんだっけ?」と感じたことがある人は多いんじゃないかと思う。 この感覚を持つことはとても大事で、放置してはいけない。「参加してる意味ないよなあ」と思いながら惰性で黙って参加していると、自分だけではなくまわりの参加者もやりづらく悪影響を及ぼす。 特に定例の会議について、自分が参加する意義がわからなくなってしまったときにどう動くのがよいかを雑にまとめてみる。 1. 自分の期待役割を確認する 本当に参加する意義がないかどうかを確認するために、自分が何を期待されて参加者に入っ…

<記者の仕事あれこれ>コラム執筆で行き詰まったネタは、思い切って捨てると、新たなネタが浮かぶ 「三国志」の姜維が説く「離」の大切さ
HOスケール鉄道線路スイッチ 左折 187 スケール対応 レジン製 17cm 砂テーブルジオラマ用 for HOスケールセットとの互換性あり ノーブランド品 Amazon 出来事を取材して書く通常のニュース記事と違い、コラムは、何を書くかが思い浮かばないと書けない。 10年くらい前から7年半、新聞の1面コラムの執筆者の1人になった。 弊社では、専任の論説委員のほか、編集部門の管理職が兼務の論説委員として、1面コラムを書く。 出先の支局長のように、記者として取材に出る立場だと、コラムのネタ探しはそ…

コードを読む、コードを書くの最初の一歩目 ― 目の前の「知らない」と向き合って成長する
ソフトウェアエンジニアとして仕事を通じて成長するコツを書く。 前回、やや抽象的な話を書いたので、今日は実際に自分がやってきて 効いた具体的 な方法を紹介する。 soudai.hatenablog.com 若手やこれから伸びたいエンジニアに届けば嬉しい。 目の前の「知らない」と向き合う 仕事をしていれば「知らない」は日々出てくる。ミーティングで出た用語、ログに出てくるオプション、ドキュメントに書かれている概念……。 それを放置せず、すぐ軽く調べて日報やメモに残す習慣をつけるだけで、1〜2ヶ月後の地…

"ない"、"該当しない"、"やらない" を明確に示す
何かに "該当しない" ことを明記したり、 "やらない" という意思決定の記録を残したり、質問や意見が "ない" という意思表示をしたりといった感じで、 "ない" ことを明確に示すのって大事だよなと思っているんだけれど、まだあんまり考えがまとまっていないので雑に書いていってみる。 人によっては当たり前すぎて何を言っているのかと思われるかもしれないが、意外とこのあたりの感覚が揃わないことはある。 たとえば何かのドキュメントテンプレートで該当しない不要な項目があった時は、空白にするのではなく "該当…

「職場を自己都合で辞めたことにさせられた。納得できないが、自責の念もありつつ、人間不信に陥りそう」
今日は一人小町(一人で発言小町みたいな回答をするもの。基本要望に応じた反応をする)です。仕事関係のモヤモヤ。 Q. 職場を自己都合で辞めたことにさせられた。納得できないが、自責の念もありつつ、人間不信に陥りそう ※太字はtopisyu 斗比主閲子様 いつもブログを興味深く拝見しております、一読者です。今後のわたしの行動について、どのようにしたら良いかをお聞きしたいため、メールを差し上げました。 斗比主様ならどのように行動するか、現実的なアドバイスをいただくと共に、わたしが置かれている状況について…

「質問」より「相談」
何か分からないことを聞く場面で「質問」よりも「相談」という言葉を意識的に使うようにしている。 よくあるのが、新機能の開発中に不明点が出てきた場合。 例えば、 UI を実装しようとしたらデザイナーが作成した Figma に必要なパターンがなかった時。 「ちょっと質問いいですか?この場合の表示ってどうなりますか?」 PdM が考えた仕様が曖昧で意図が分からないこともある。 「質問なんですが、この場合ってどういう挙動をするのが正しいですか?」 バックエンド開発者が考えた API に微妙に UI とミス…


エンジニアはちゃんと身銭を切れ
はじめに nekogata.hatenablog.com を読みました。 オーナーシップを阻害する構造的な問題について丁寧な分析がされていて、なるほどと思う部分が多かった。しかし、私はこの問題の核心はもっとシンプルなところにあると考えている。 エンジニアが身銭を切っていない。それだけだ。 構造を変えても、制度を整えても、身銭を切らないエンジニアは責任を取らない。逆に、どんな環境でも身銭を切るエンジニアは結果を出す。言い方はなんでもよいが私はそういう覚悟のキマったエンジニアを何人も見てきた。 この…

ソフトウェアエンジニアがプロダクトにオーナーシップを持てないアンチパターン、構造
世間ではよく、「プロダクトにオーナーシップを持て」というようなことを言われる。かんたんにいうと「このプロダクトは自分のものだ」と思って仕事しろ、という話だ。よく言われるということは、逆にいうと「そうなっていないことが多い」ということだとも思う。つまり、「ほんとうはオーナーシップを持っていてほしいんだけど、そうじゃないから、"持て"と言われる」ということだ。あいさつがあたりまえになされている場所では「あいさつをしましょう」と言われない、というような話。 では、なぜオーナーシップを持つことが難しいの…


バイブコーディングはシニア開発者を「AIベビーシッター」に変えた?
techcrunch.com失礼ながら、記事タイトルだけで笑ってしまった。「贅沢な名だね。今からお前の名前はAIベビーシッターだ。いいかい、AIベビーシッターだよ。分かったら返事をするんだ、AIベビーシッター」という台詞が湯婆婆の声で聞こえてきそうである。バイブコーディングの結果、AI時代の技術的負債『Vibe Fixing』に時間をとられてしまい、AI に振り回される自分の仕事はまるで子守りやないか、いや、実際はベビーシッターよりもずっと仕事は厄介で、全体として生産性は向上してないやないか、と…

会話の目的は勝つことではない
「最強のエンジニアになるための話し方の教科書」を読み、過去の経験も踏まえてコミュニケーションについて改めて考える良い機会になりました。 本記事では、書籍の内容を引用しつつ、論理的な正しさだけでは仕事がうまく進まない場面で私が感じたことを整理してみます。 特に過去の私のように「論理的で正しいことが全て」と考えがちな方にとって、何かしらの気付きにつながれば幸いです。 最強のエンジニアになるための話し方の教科書作者:亀山 雅司マネジメント社Amazon はじめに 会話の目的は「勝つこと」ではない 「敵…

感情で仕事をしない
ちょっと前にWill/Can/Mustのことについて書いたのだが、補足しておきたいこともあるな〜というのと、ちょうど良いタイミングでそーだいさんのエントリも出てきたので乗っかっていく soudai.hatenablog.com kiyo-shit.hatenablog.com で、まあ仕事をしていると、クソイラつくおっさんに出喰わすことあるじゃないですか。私も一昨日ありました。感情が揺さぶられる場面というのはあって、まあ、人間なのでそれはしょうがなさそう。 とはいえ、その感情に意思決定を委ねてし…

漫画の作業を砂にする方法関連
うろおぼえの話ですが、ツボに石を入れるみたいなたとえ話があって、デカい石をツボに入れたあと、そこに小石を入れ、最後に砂を入れてパンパンにするみたいな話で、その話の教訓は、デカい石は最初に入れないともう入れられないという感じの話でした。 良い話だなと思いますが、そこからもう一つの結論も見出せると僕は感じていて、それは、「デカい石も砕いて砕いて砂にしてしまえば、入れられるタイミングを作れる」ということです。 僕は会社員と漫画家の二足の草鞋をやっており、その上で、同人活動もしたり、原画展の企画をしたり…

ユーザーにとって、理由や背景は関係ない - 『だって仕事でしょ』と『所詮仕事でしょ』
若手との1on1でよく話す内容を、備忘も兼ねてここに残しておく。 「だって仕事でしょ」と「所詮仕事でしょ」 仕事への向き合い方には、大きく2つのベクトルがある。 「だって仕事でしょ」 仕事なのだから、やるべきことをやるという立場 「所詮仕事でしょ」 仕事なのだから、自分を犠牲にしてまで無理はしないという立場 これは善悪ではなくスタンスの話であり、0 か 1 かの選択ではない。 状況によってグラデーションがある。 自分にオーナーシップを持てる仕事なら「だって仕事でしょ」で臨めるし、そうでなければ「…

スキマバイトは「給食」を変えられるか?
僕は給食会社の営業部長。先日、会社上層部から呼ばれて「現場スタッフ不足をスキマバイトの活用で解決できないか検討してくれ」と言われた。「また思い付きか…」と流していたら「細菌検査(検便)をクリアすれば」とか「秘密保持契約を結べば」などと専門的実務的なことを言い出した。彼らは本気だ。彼らなりに会社のことを考えていた。僕は、「ウチの会社上層部はアホ」という認識が成長しすぎて、まったく仕事をしていないという幻想を心の中に作っていた。この点は反省。すまん。とはいっても、会社上層部には創造性が欠如しているの…

某社会福祉法人から「朝昼夕おやつ提供、計700でやってくれるよね?」と言われたので対応しました。
僕は給食会社の営業部長。先日、定期的に訪問していた老人ホーム(特別養護老人ホーム)の担当者から電話があった。相談したいことがあるらしい。相談というのは良い話か、超悪い話かのいずれかである。ささやかな幸せを求めるチルチルミチルな僕にとってはいずれも望まないものだ。面倒な話でなければいいのに…と神仏に祈った。で、面談。担当者は「現在契約している給食会社から撤退の申し入れがあった」と僕に告げた。11月末で契約解除、12月から給食事業を受託してくれる給食会社を探して、付き合いのある給食営業マンに声をかけ…

男性がケアし合わないように見えるのは『男性の特性』ではなく利害と競争を旨とする『仕事という場の特性』であり、仕事の場では女性もケアし合わなくなるのではないか説
ぜんぶ仕事が悪い 「男性同士のケアのできなさ」は、生活実感としてあると思う。言い換えると、「気持ちへの寄り添えなさ」。男はびっくりするくらい他者の気持ちに寄り添わない。その一方で、自分の気持ちへの寄り添いは強く求めている。お互いの気持ちに寄り添うのがWin-Winになるのは明らか。何故そうならないのか。— タマキ (@fuyu77) 2025年9月6日 前々から主張しているように私は「男性はすでに互いにケアし合いまくっている」論者なんだけど*1、そうではないと主張する方々は「仕事」以外の男性コミ…

立憲民主党の野田佳彦は習志野や津田沼に「ナイジェリア人特別受け入れ特区」を作るなんて言ってないよ
https://x.com/hasibiro_maga/status/1964173935471448394 なんてのが拡散しており、さらに日本保守党の国会議員である北村晴男もこれを肯定的に引用した投稿をしていた。 https://x.com/kitamuraharuo/status/1964345143026425992 この野田の演説は2025年7月12日に仙台で行われた街頭演説であるが、多分化共生社会についての話をしているだけであってそこに「木更津」、「習志野」、「津田沼」などという単語も…


大量のコールセンター通話を生成AIで自動要約し作業時間を劇的に削減
こんにちは、プロダクトAI開発の宮後(@miya10kei)です。 最近は暑さにやられて、自宅に引きこもっている今日この頃です💦 今回はコールセンターの通話内容を通話終了後に、ニアリアルタイムで要約する仕組みを構築したので紹介します。 はじめに ニーリーでは月間数万件の通話が発生する社内コールセンターを運営しています。カスタマー(駐車場の借主様)とクライアント(不動産管理会社様)からの問い合わせに対応する中で、オペレーターの業務効率化が課題となっていました。 オペレーターは通話が終わるたびに内容…

「前にも言ったけど」を言わない技術
コミュニケーションで1番重要なことはなんだろう? 「自分が何を伝えたか?」は大前提として「相手に何が伝わったか?」ではないだろうか。なので、「前にも言ったけど」を言ってしまうとき、往々にしてこの原則が守られていない。 かのアイルランドの劇作家、バーナード・ショーは「コミュニケーションにおける最大の問題は、それが達成されたという幻想である」という言葉を残している。 「前にも言ったけど」という枕詞は相手にストレスをかけるだけだ。本質であるコミュニケーションの改善には寄与しない。むしろ悪化させるだけだ…

モノタロウでCursorを導入してみた理想と現実、それと未来
はじめに こんにちは、モノタロウ、CTO-Office AI駆動開発チームの市原です。 このブログは、2025年8月23日に開催された「Cursor Meetup Osaka」で発表した内容を再構成したものです。 モノタロウでは2023年からAI駆動開発に積極的に取り組んでおり、GitHub Copilot、Cline、Devin、そしてCursorと、様々なツールを導入してきました。 その過程で得られた知見、特に「AIツールを配るだけでは生産性は上がらない」という現実と、それをどう乗り越えよう…

退職について
フリー株式会社に2年9ヶ月勤めていましたが、この度新しいチャレンジをしたく、職を辞してきました。 プロローグ 私にとっては3回目の転職。多いか少ないかで言えば一般的には多いと思われるかもしれません。 しかしWeb業界では別にその程度はいくらでもいますし、「え?退職だなんて、大丈夫なんですか?」と不安がられる人には、長く働くことが良いと評価されるような世界ではないことと、そういう選択肢が一般的であることをいつも伝えています。例えばサッカーが好きな人には「Jリーガーだって所属チームは変わるでしょ?そ…


HERPで技術責任者になってから1年半を振り返る:SREから技術組織の舵取りまで
はじめに こんにちは、HERPのエンジニア組織責任者のid:taketo957です。 2024年3月1日に技術責任者に就任してから、早いもので1年半が経過しました。この記事では、SREから技術責任者への転身、そしてHERP技術組織の変革について振り返ります。HERPは創業から7年間、技術責任者を置かずに事業を運営してきた少し珍しい会社です。そんな環境で、身の丈を超える役割に試行錯誤してきた道のりが、誰かの参考になれば、またHERPに興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです。 HERP技術組…


「レガシーコードを任されるのは、エンジニアにとって光栄なこと」30年以上も依頼が途切れない、uzullaの仕事術
ソフトウェアエンジニアには、多種多様なキャリア戦略があります。組織に長く所属し、信頼を積み重ねて中核を担う人もいれば、「あの技術なら、あの人」と評されるほど特定分野に特化する道もあるでしょう。そんな中、「流しのエンジニア」として活動し、企業からの依頼を受けては数々の現場の課題を解決してきた仕事人がいます。 彼の名はuzullaさん。PHPカンファレンスやPHPerKaigi、YAPCなどで数多く登壇しており、エンジニアコミュニティ内で広く知られる存在です。uzullaさんは学生時代からエンジニア…

組織設計の“ひずみ”によって生じた問題は開発現場だけで解決することはできない
ソフトウェア開発の現場が日々感じている問題は、しばしば組織設計の不備を映し出す鏡である。 そうであるなら、現場で営まれる改善に向けた努力は “対症療法” にしかなり得ない。一時的に症状を緩和できても、しばらくすれば問題はぶり返す。現場はそれを再び抑えにかかる。これではまるで、終わりのないモグラたたきだ。 組織設計の改善による “原因療法” が必要なのだ。もちろん対症療法も必要ではある。しかし、根本原因を取り除かなければ、そこから生じる問題が現場を苦しめ、ソフトウェア開発の足かせであり続ける。それ…

普通郵便がスローなサービスになっていたw。
8月26日(火)仙台にいるカミさんから、私の年金に関する申請書類が来ていてカミさんの方で出しておくから「添付書類になっているマイナンバーカードのコピーを送れ」というラインが入りました。コンビニでマイナンバーカードの両面をコピーし、用意しておいた宛名を書いた封筒に入れ、そのまま郵便局の窓口へ持ち込みました。リタイア生活が長くなり、最近の郵便事情にうとくなっていました。カミさんは仕事で日中家にいないので、郵便受けに入れてもらえるよう普通郵便で出すつもりで窓口に出したら、受け付けてくれた職員から「普通…

自分のPCでExcelファイルを開いてないのに自分が開いていることになる不具合の対処法と原因の解説
Excelの「使用者は~です」という機能について 表示される名前について 不具合の再現方法について 不具合の直し方 おさらい 再発防止策について(2025年8月30日追記) Excelの「使用者は~です」という機能について Excelファイルを開くとき、「使用者は~です。」と表示されることがありますよね?例えば下図の例です。(※分かりやすくするため、別のPC(別のユーザー)の色を黒色にしていています。) 普段はとても便利ですが、たまにこういうことがあります。 ・自分のPCはExcelを1つも起動…


2025/08/31で株式会社リンケージを退職し、2025/09/01から株式会社フュージョンズに入社します
2025/08/31で2年7ヶ月所属した株式会社リンケージを退職し、2025/09/01から株式会社フュージョンズに入社します。 本日が最終出社(フルリモートなので物理的位置は自宅ですが)でした。 引き続きPHPを書くとともにJavaにもチャレンジして行くのでよろしくお願いします! 私は2025年10月で44歳になります。つまり、社会人人生も(一般的には)残り約15年となりました。(もちろん生涯現役でコードは書きたいですが) あと15年+アルファの期間、「コードを書く」「誰かの役に立つプロダクト…


日本に避難してきたウクライナ人に言いたいこと
長い事戦争が続いていて、ウクライナから日本に避難してきたウクライナ人はそれなりにいるわけですが、どうも彼らは何か勘違いしているようなんですよね。まるで自分たちが支援を受けられて当然みたいな。 ちょっとムカついたんで、それを記事にまとめていきたいと思います。

データベーススペシャリスト試験を受けて業務に役立っていること
本記事は 情報処理試験ウィーク 1日目の記事です。 ✨📓 告知記事 ▶▶ 本記事 ▶▶ 2日目 📓✨ 1.テーブル設計がしやすくなった 2.DB調査を行いやすくなった 3.より幅広いDB調査手段を知ることができた 4.DBの非機能要件をより意識できるようになった トランザクション デッドロック まとめ こんにちは、上村です。 私は2年前、データベースに関する知識を深めたいと思い、情報処理技術者試験である「データベーススペシャリスト試験」を受験し、無事合格することができました。 過去にもいくつか資…

<記者の仕事あれこれ>タバコ部屋のお付き合い 時代の流れで減ったが、取材相手との重要なコミュニケーションの場 普段、接点が少ない方とも親しくなる
ミヅシマ工業 灰皿 吸殻スタンド(現場用)セット 間口290mm×奥行き436mm×高さ590mm 2200600 ミヅシマ工業(Mizushima Kogyo) Amazon <私とタバコ> 私は16歳の時に高校を中退し、しばらく測量の仕事をしていたので、その頃からタバコを吸っている。 その後、「大学進学→新聞記者」を目指して定時制高校へ。 定時制の生徒は、働いている人が多いからか、未成年でもタバコを吸う人が多かった。 定時制の先生は、生徒が校舎の外で隠れて喫煙し、そこらへんに吸い殻を捨てるの…

チームの問題の原因は外側にあることが多いよなぁ。「チームの力で組織を動かす」を読んだ。
「技術的負債をなんとか減らさなきゃ!」とがんばっているのに、なんかうまくいかないってケースをちょくちょく見る。忙しくて時間が取れないとか、少し改善を進めている間に別の機能追加によってまた負債を抱えてしまうとか。 僕はこの10年ぐらい、どうやったらもっとうまく開発できるかなぁって考えながら過ごしている。よりうまく開発をするためには、開発チームの内側を良くするのはもちろんだけど、それ以上に、開発チーム自体を組織の中でどのように設計するかがとても重要だよなと思っている。 8月25日に発売です! 最近も…

ghコマンドでよく使ってるヤツ
このポストがなぜかやたらバズっていたので、調子に乗って自分がよく使っているghコマンドのサブコマンドを書いてみる。 gh pr checks --watch でCIの状況をコマンドで確認できるの便利— oinume (@oinume) August 16, 2025 gh pr view -w Usage gh pr view [<number> | <url> | <branch>] [flags] 該当のpull requestをブラウザで開くために使っている。自分は何かとブラウザ上で作業す…

転職活動の記録
はじめに 転職活動のきっかけ(2月) 転職活動準備(3 ~ 4月) 転職活動の方針 面接対策 模擬面接(5月) 志望度の低い企業を受け始める(6月) cohortプログラム(7月) 志望度の高い企業を受け始める(8月) オファーをもらう(9月) 退職(10月) 入社(11月) はじめに 昨年に転職活動をした。当時何を考えてどんなスケジュールで行動したのか忘れそうなので、覚えているうちに残しておこうと思った。 転職活動のきっかけ(2月) 新卒で入った会社に8年勤めていた。経験やスキルはこんな感じだ…


初めての1on1コーチ体験記
こんにちは。株式会社ユーザベース スピーダ事業でエンジニアをしている竹澤です。 近年、多くの企業で1on1が導入され、その重要性が注目されています。スピーダ事業では、年次やタイトルに関係なく、コーチもクライアントも行います。 今回は、私が初めて1on1のコーチを担当した7回のセッションを通じて、どのようにコーチングスキルを身につけていったかを振り返ってみたいと思います。コーチング初心者の方や、これから1on1のコーチに挑戦してみたい方の参考になれば幸いです。 なぜ1on1コーチを始めたのか? コ…

令和 3 年秋期応用情報技術者試験のコンテナ型仮想化に関する問題からコンテナを考える
今さらの話なのですが、「コンテナとは」というお話です。厳密には「コンテナ型仮想化とは」です。 まあ、ほとんどネタなので、細かなところへのツッコミはなしでお願いします😂 X を見てると、徳丸さん(@ockeghem)の気になるポストを見つけました。 この応用情報技術者試験の問題、正答は消去法で答えられるのだけど、「コンテナ型仮想化の説明として、適切」かと言われると、違う、そうじゃないと言いたくなりますね。https://t.co/DIwYo5zm3t— 徳丸 浩 (@ockeghem) 2025年…


出向先のAftermarket秘資料を撮影して持ち出していた事案についてまとめてみた
2025年7月16日、日本生命保険は一部の報道を受けて同社からの銀行出向者が行内情報の持ち出しを行っていたと公表しました。金融庁は今回の事案について、日本生命保険に対して報告徴求命令を発出しています。ここでは関連する情報をまとめます。 Aftermarket秘資料を撮影しLINEで管理職へ送信か 日本生命保険が出向させていた従業員の出向先は三菱UFJ銀行であると報じられている(同社は固有名を公表せず、「特定の銀行」と記載)。三菱UFJ銀行は保険商品の提案力向上を目的に、保険会社から約200人規模の人員を受け入れて…

安易なプロジェクト化のリスク
この前同僚とプロジェクトって言葉があまり好きじゃないね、みたいな会話をしており、自分的になぜそう思うのか考えてみる。 コンテキストとしては、主に事業会社におけるソフトウェア開発を前提にする。 一般的に事業会社では、ユーザーに価値を届け続けるために、日々多くの機能開発や改善を行っている。その中で、特定の目的を達成するためにチームが組成されることは珍しくない。 しかし、その集まりを安易に「プロジェクト」と呼ぶことには、いくつかの構造的な課題が潜んでいると考えている。 「プロジェクト」という言葉が内包…

デザインエンジニアリングの領域を強化していきます
STORES のykpythemindです。今回はSTORES 内で強化しているデザインエンジニアリングの領域についてお伝えできたらと思います。 今までのSTORES はどうやってUIを作ってきたか まずは我々のプロダクトと、ここまで歩んできた道のりについて説明します。 STORES は中堅・中小規模の店舗を運営する方々にむけて、ネットショップ開設・POSレジ・キャッシュレス決済・オンライン予約システム・アプリ作成など、お店のデジタル化を総合的に支援するサービスを展開しています。 今回のUIの領…

『エンジニアリングマネージャーお悩み相談室』を読んでマネジメントについて考える
エンジニアリングマネージャーお悩み相談室【リフロー型】 日々の課題を解決するための17のアドバイス作者:新多 真琴翔泳社Amazon 著者の新多真琴さん、人生何周目ですか、毎回どの世界線でもマネジメントの仕事してたんですか、それとも各年代が一堂に会して振り返り会でもやったんですか、違いますか、そうですか まず、エンジニアリングマネージャーからの相談ごとに対して、「気付き」を与えるように行動のヒントを示していく構成になっているのが非常に読みやすいです。 最初から「エンジニアリングマネージャーとは?…

フードライターの白央篤司さんに、交通の便が抜群なのに意外と家賃が安かった新宿区余丁町を案内してもらった
文章と写真: 玉置標本 東京都新宿区余丁町(よちょうまち)。新宿駅から東へ2キロ弱の距離にあり、東新宿駅(東京メトロ副都心線・都営大江戸線)、若松河田駅(都営大江戸線)、曙橋駅(都営新宿線)に囲まれた大変交通の便が良いエリアだ。 この街で2007~2010年頃に暮らしていたのが、現在はフードライターやコラムニストとして活躍中の白央篤司さん。雑誌の編集者からフリーライターに転身したばかりの頃、ウェイターのバイトをしながら己の道を模索し続けていた当時の様子を、約15年振りに訪れたという余丁町を散歩し…

ちょっとした質問でいきいきしてきたデイリースクラム
こんにちは、椎葉です。カケハシでVPoT(VP of Technology)をやっています。技術的な視点で現場と経営をつなぐ活動の一つとして、実際にチームに入って開発業務をサポートしています。今日はその中のひとつの事例を紹介します。 Pocket Musubiチーム 今年の6月からPocket Musubiチームのみんなと一緒に開発業務に取り組んでいます。Pocket Musubiは、薬局と患者さんをつなぐ「服薬フォローシステム」です。Musubi電子薬歴と並んで、カケハシの中でも主要なプロダク…
