努力が報われないと感じたときの心の整え方
「これだけ頑張っているのに評価されない」
「なぜ自分は昇進できないのか」
と感じるのは、多くの働く人が経験する自然な反応です。評価は必ずしも努力の量だけで決まりませんが、気持ちの落ち込みは日常のパフォーマンスにも影響しますよね。
職場では人事考課など上半期・下半期・1年間を通してなど評価される場面が多々あります。育児・家事だと逆に評価され無いことが多いと思います。
どちらもモヤモヤ・イライラに繋がる原因だと思います。
そんな時に実践しやすい5つのステップで自分の価値を再確認できる方法を解説します。
1. 感情をまずは受け止める
「悔しい」「モヤモヤする」といった感情を無理に押し込めないこと。1分でもよいのでスマホやノートに一言を書き出すだけでも、頭の中が整理されます。書き出した紙はクシャクシャにしたりちぎる事で感情がスッキリするとも言われています!まずは、気持ちを落ち着かせて状況を整理する余裕を取り戻す事が大切だと思います!そうすることで、次にすべき行動が見えやすくなります。
2. 承認の軸を増やす
昇進は確かに一つの承認ですが、他にも評価される軸はあります。自分の価値を多面的に確認することが大切です。
例えば、顧客や利用者からの感謝、後輩の成長に関与できた、Aftermarketでの発表や資格取得、地域活動での貢献など数値化できない内容も含めて他者貢献に繋がっているはずです。小さな承認から大きな承認まで様々ですが、どこに個人として承認の軸を置くのか、それこそが自己の精神コントロールをする上で大切だと思います。
3. 成果を見える化する習慣
毎日の小さな達成を記録する習慣を持ってみるのはどうでしょうか。業務日誌や週次のメモで「できたこと」「感謝されたこと」を記録に残すことで、いつでも振り返りができ、辛くなった時に見返すと大きな安心感・達成感・存在意義・自己肯定感が得られます。精神的安定には必要不可欠な要素だと思います。再び次の一歩を踏み出す勇気が芽生えると思うので、自分を肯定できる記録を残すようにしてみるのはいかがでしょうか。
4. 外部からのプレッシャーを軽く受け流す
「そろそろ役職ついた?」「当たり前でしょ」などと言われて辛くなる場合もあるかと思います。言葉だけでは無く、冷たい視線やウワサ話など外部からのプレッシャーは相当です。
そんな時には、2:承認の軸を多面的に確認することが自己コントロールのためには必要だと思います。もし、何か言われてどう返答したらよいか迷った時には、短い返し文句を用意しておくと楽になります。例えば、「今は専門スキルを磨いています」「まだ準備段階です」。深い説明は不要です。自分のペースに戻す、聞き流すような一言があれば十分です。
5. 5分でできる気持ち切り替えルーチン
どんな人でも気持ちの浮き沈みはあるものです。人生経験を積むことで対応・対処能力が見に付いていくと思いますが、辛い時はその瞬間が一番だと思います。その瞬間・一瞬の落ち込みがきたときに試してほしい方法です!
①深呼吸をする、唾液を出す、涙を流す
➁今日の達成を1つ紙に書く、鏡の前で声を出して自分に言い聞かせる
③デスクや周辺を整理整頓する
これらの行動は一部では脳科学的にも証明されている内容であり、脳がリセットされて次の作業に向かいやすくなります。
まとめ
昇進できない、職場や家庭で認められないと感じるときは誰もが一度は感じることだと思います。そんな時、心は大きく揺れて不安や苛立ちが強くなると思います。
・感情を認める
・承認の軸を増やす
・プレッシャーを受け流す
・成果を見える化する
・行動でリセットする
この5つを意識することで、「努力が報われない」といった感覚に振り回されにくくなると思います。
昇進や承認は1つの通過点にしかすぎません。
あなたの価値は、すでに日々の積み重ねの中にあって自分が一番認めているはずです!自分で自分を褒めてあげたいですね。
最終的には、自分の心が壊れそうになる前にはその場から逃げるのもよいと思います。