Worker

コンストラクター

Worker()

指定された URL にあるスクリプトを実行する専用ウェブワーカーのインスタンスを生成します。また、 Blob URL を用いてワーカーを生成することもできます。

インスタンスプロパティ

親インターフェイスである EventTarget からプロパティを継承しています。

インスタンスメソッド

親である EventTarget からメソッドを継承しています。

Worker.postMessage()

ワーカーの内部スコープに、あらゆる JavaScript オブジェクトの形式のメッセージも送ることができます。

Worker.terminate()

ワーカーを直ちに終了させます。ワーカーに終了処理を行わせず、直ちに終了させます。 ServiceWorker のインスタンスはこのメソッドを備えていません。

イベント

error

ワーカー内でエラーが発生したときに発行されます。

message

ワーカーの親が、そのワーカーからメッセージを受信したときに発行されます。

messageerror

Worker オブジェクトが シリアライズ解除できないというメッセージを受け取ったときに発行されます。

例

次のコード例では、 Worker オブジェクトを、 Worker() コンストラクターを用いて生成しています。

const myWorker = new Worker("/worker.js");
const first = document.querySelector("input#number1");
const second = document.querySelector("input#number2");
first.onchange = () => {
  myWorker.postMessage([first.value, second.value]);
  console.log("メッセージがワーカーへ渡されました");
};

完全な例は、 Basic dedicated worker example (専用ワーカーを実行) を参照してください。

仕様書

ブラウザーの互換性

ワーカーの種類に応じて対応状況が異なります。詳しくは、それぞれの種類のワーカーのページをご覧ください。

オリジンをまたいだワーカーのエラーの動作

古いバージョンのブラウザーでは、オリジンをまたいでワーカーのスクリプトを読み込もうとすると、 SecurityError が発生していました。最近は、 error イベントが発行されるようになりました。

関連情報

• ウェブワーカーの使用
• ウェブワーカーで使用可能な関数一覧
• 他の種類のワーカー: SharedWorker、サービスワーカー
• OffscreenCanvas インターフェイス