ZAZEN BOYS

ここ最近ずーとHR/HMばかり聴いているので、普通のロックというか、テレキャスカッティングみたいな曲でも聴いてみるかと、Youtubeをサーフィンしていると、おじさん達のバンドのライブ映像が目に留まった。俺はまったく知らなかったバンドだが、コメント欄を見てみると結構有名なバンドの様。視聴したところ、とてもグルーヴィで、楽しそうなバンドだった。 www.youtube.com 感想 1曲目はHonnoji。もうずーと、とにかく、本能寺で待ってる笑。ロックってノリ重視の楽しい感じで、とにかく気持ちいいリフを開発する感じなことを再確認した。ただギターソロ（？）っぽいところは度肝を抜かれた。全体からギ…

2024年が終わった。「もっとリスナーとしての幅を広げたいなあ」という思いがあり、意識的に新譜に手を出した一年だった。そのわりには気に入ったの少なすぎないか、という気がしないでもないが、いくつかの好きになれたアルバムや楽曲に出会えたし、ライブも結構観に行けたし、良い年だった。良い年だったとしたい。というわけで、私の私による私のための2024年の曲ベスト5がこちらである。 5位.Orchid Mantis, Jordana「my forever」 open.spotify.com Spotifyを垂れ流し再生してたら流れてきて気に入ったやつ。全然知らん人だが、このなんだか夜っぽさまんまんのムーデ…

ナンバーガールのころから数えれば向井秀徳のファンやってきて25年。とにかく感慨深いと言うしかない。なにしろZAZEN BOYSが武道館でライブだなんて想像すらしていなかったからだ。 もちろん、邦楽のロックをしっかり追っている人で、ZAZEN BOYSや向井秀徳を知らないという人間を探すほうが難しいだろう。ただ、それはあくまでもある程度の音楽マニア限定の話で、と言ったらいいのかよくわからんが、とにかく日本中の誰もが1度は耳にしたことがあるような所謂「ヒット曲」があるようなバンドではないし、実際、Xにポストしていた方によれば、この日の開演前、マ・ドンソク、もといブ・ドーカンへ向かう行列とライブのポ…

ZAZEN BOYS初の武道館公演に行ってきました。開催発表時は「えー埋まるの？」と心配の声があがるも、蓋を開けてみたら当初のレイアウトで満席、見切れ御免のステージサイド席まで解放される大盛況ぶりでした。私がザゼンを観るのは2021年夏の豊洲PITワンマン以来。その間にNUMBER GIRLは再解散し、ザゼンは約10年ぶりのオリジナルアルバムを発表。延べ3時間超の大判振る舞い公演をNUMBER GIRL「無常の日」と最新作「らんど」を軸にさくっと振り返ります。 「無常の日」成功に味を占めた？ 環境の悪さを味方につける「らんど」収録曲 舞台は変わっても 「無常の日」成功に味を占めた？ 2022年…

コンビニの壁紙 今日、「7時から11時まで」が由来のコンビニに行った。 そう、レンガ調のあのコンビニである。 何気なく、壁を触った。 傍から見るとアホである。 表面がツルツルであることが、触る前に分かった。 「なんだ、壁紙か」と思った。 その時は、別に何も感じなかったし、 「なにやってんだ俺」としか思わなかった。 帰宅後、購入したピザまんをぼんやりと食べていると、ふと思った。 日常の中にも、気づいていないだけで「壁紙」みたいな瞬間があるんじゃないかと。 「無感情だけど笑顔の挨拶」、「尊敬していない人への敬語」、「つまらないギャグへの愛想笑い」なども同じだなと。 けれども、これらは「誠意の形」で…

ここは新橋。サウナ前のラーメンはサウナの３軒隣だった。 旨杉た・・隣の「もうやんカレー」もいつか。。 サウナで体調を整え、日比谷野音へ。 ３月にチケットを取ってすっかり忘れていた（！）ZAZEN BOYS のイベント「THE MATSURI SESSION」の日であった。 ZAZEN ももう結成 20 年になるのか。今秋に武道館公演も決まったそう。 ほぼ正面、ステージから 20 m くらいの席。 知人以外のプロのミュージシャンのライブを観るのも四半世紀ぶりかも。屋外ライブも初めて。 人生初野音。このくらいの距離感。 メンバーもファンも NUMBER GIRL 時代からそのまま移行して、客席全体…

この世には、いたる箇所に「念のカタマリ」が埋め込まれている。 それは、音楽、小説、絵画、漫画など、ジャンルを問わず埋め込まれている。 もっと正確に言うと、１フレーズ、１文、一筆、1コマ、というような単位で埋め込まれている。 「念のカタマリ」は、作者の情念から作られる。 「念のカタマリ」自体には、価値はないし、役に立たないし、世界も変わらない。 ただ、それを体験した時、時空を超えて、作者の情念が体験者の「こめかみ」の辺りにぶち込まれる。 ぶち込まれた情念は、身体に宿り、そいつを動かす。 いつか、そいつが、世界を変えるかもしれない。 あなたが娯楽だと思い込んでいるものにも、「念のカタマリ」は埋め込…