校正

前回の日記の最後に書いた校正技能検定（中級）の合否通知が昨日届いた。 結果はめでたく合格。よかった～。 去年の冬、エディタースクールの通信講座で始めた校正の勉強も、これで一区切り。がんばった自分。 受験を決めるまでは結構悩んだが、結果的にこの検定試験は、校正の勉強後の総仕上げ・復習に最適だった。 普通の資格試験より採点にはるかに手間がかかるだろうことを思えば8800の受験料は格安だと思うし、受験してよかったと思う。 ただ、添削された答案を本人が見る機会がないことだけは残念。 解答のどの部分にミスが多かったかだけは合否通知で知らせてもらえるが、試験から間隔が空いていることもあり、「ここにミスが…

✅ この記事でわかること 品質管理を学ぶうえで押さえるべきジャンル 各ジャンルのハブ記事から得られる知識と活用法 初心者〜実務者までの学習ロードマップ この記事をお気に入りして知識を増やそう！ 👉 本記事を「ナビゲーション」として活用すれば、自分に必要な知識へ最短でアクセスできます。 1. 図面の見かたまとめ記事 図面は品質管理のスタート地点。ものづくりに関わる全員が「同じ情報」を正しく読み取る必要があります。 📌 まとめ記事：図面のまとめこのまとめ記事では以下のような内容を整理しています 寸法公差や幾何公差の基本 表面粗さの指定や古い図面の記号（▽など）の読み方 注記や拡大図など、初心者が迷…

この記事でわかること 計測トレーサビリティの定義と意味 トレーサビリティ体系の仕組み（国家標準・国際標準とのつながり） ISO監査で求められる理由 現場での実務上の確認ポイント 計測トレーサビリティとは？ 計測トレーサビリティとは、 測定結果が国家標準や国際標準に遡って保証されていること を意味します。つまり、「その測定器で出した値が、世界共通の基準とつながっている」ことを証明する仕組みです。 たとえば、工場で使うノギスやマイクロメータが正しい値を示していると保証するためには、 ノギスを校正機関で校正する 校正機関がさらに標準器を国家標準につなげているという流れが必要になります。 トレーサビリ…

この記事でわかること 校正証明書に記載される主な項目 どこを確認すればよいか（合否、トレーサビリティ、測定環境など） 実務での注意点と使い方 ISO監査でよく聞かれるチェックポイント 校正証明書とは？ 校正証明書とは、 測定器が規定の基準に対して正しく校正されたことを証明する書類 です。外部校正機関やメーカーから返却されるもので、ISO9001やIATF16949の監査でも提出を求められる重要な文書です。 校正証明書に書かれている主な項目 校正証明書番号 証明書を特定する番号。管理台帳とリンクさせて保管。 機器の情報 製品名、製造番号、型番、管理番号など。 現場の測定器と証明書が一致しているか…

✅ はじめに 製造業や品質管理の現場では「校正」という言葉が頻繁に出てきます。ノギスやマイクロメータなどの測定具、さらには三次元測定機や硬さ試験機まで、精度を保証するために欠かせないのが校正です。 でも、「校正って何？」「検査や点検とどう違うの？」と疑問に思う方も多いはず。 本記事では、初心者にもわかりやすく 校正の基礎知識から、必要性・種類・実務上の注意点 までを解説します。さらに関連記事へのリンクをまとめた 校正のまとめ記事 としても使えるように構成しています。 ✅ 校正とは？ 定義：測定器が正しい値を示すかどうかを、標準器と比較して確認する作業 目的：測定結果の信頼性を保証するため 関連…

測定器の精度を保証するために欠かせない「校正」。しかし、校正には 内部校正 と 外部校正 があり、どちらを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、内部校正と外部校正の違いをわかりやすく整理し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。 内部校正とは？ ✅ 定義 自社の設備や人員を使って、自社で実施する校正。 ✅ 特徴 自社で基準器（マスタゲージなど）を所有している場合に可能 計測器管理者が社内で校正作業を行う 費用は安く抑えられる ✅ メリット コストが低い スケジュール調整が柔軟（すぐ校正できる） 現場に即した実務的な対応が可能 ✅ デメリット 社内基準器が不正確なら意味…

製造現場や品質管理の仕事でよく耳にする「検査」と「校正」。どちらも「正しいかどうかを確認する作業」ですが、実は役割や目的は大きく異なります。この記事では、検査と校正の違いをわかりやすく解説し、現場で混同しないためのポイントを紹介します。 検査とは？ ✅ 定義 検査とは、製品や部品が設計図通りに作られているかを確認する作業です。 寸法が公差内かどうか 外観に傷や不具合がないか 性能が基準を満たしているか ✅ 目的 不良品を出荷しないため 顧客要求を満たすため 製造工程の不具合を早期発見するため つまり検査は 「製品そのものの確認」 を目的としています。 校正とは？ ✅ 定義 校正とは、測定器が正…