不条理

ピザサンダーです。 最近読書ばかりな気がしますが、いや、１０年前にイキって購入した積読本が溜まってるので、死ぬまでに消化せねばとのことで読んでます。 その癖に新しい本も買うから全然減らない。。。。 ガンプラと同じく小説も積読本を消化するまでは、購入禁止の誓いを立てました。 異邦人（新潮文庫） 作者:カミュ 新潮社 Amazon 異邦人。カミュ。を読みました。 冒頭の「ママンが死んだ」という始まりの文章に惹かれて購入。 カフカ周りの本を調べていたら、この本が出てきて、そんで手に取った経緯があります。 海外作家だけども割と読みやすかった。 無関心のマイペースの本能を貫いたら死刑になってしまったよう…

今日、歯医者さんに行った。入口のドアに「STOP！カスタマーハラスメント」と大きく書かれた水色のポスターが貼ってあった。怒鳴り散らす人と、頭を下げて謝る人のイラスト。待合室からもよく見える。 そのすぐ近くには「今日の出勤スタッフ一覧」が掲げられていて、そこにはいつも「弁護士」という名前が書かれている。その二つを目にした瞬間、ふっと10年前にスーパーで働いていた頃のことを思い出した。 年末のごった返した売り場で あれは大晦日直前、一番の書き入れ時。どのレジにも30人以上のお客さんがずらっと並び、店全体がごった返していた。みんな「やっとレジにたどり着いた」とホッとした顔をしていて、長い列も毎年恒例…

映画『貞子』は観たことないが、ひと昔前に盛んに宣伝していたのを覚えている。 ホラー映画だから完全に商売で、映画会社と作者はひと儲けしたことだろう。 でも、ぼくは前から気になっていたことがある。 折り鶴で有名な被爆少女の佐々木貞子と同じ名前だからだ。 全くの偶然なんだろうが、作者の鈴木光司は佐々木貞子のことを知っていたのか？ もし知っていて敢えてその名を使っていたとしたら、被爆者は激怒しただろう。 映画の貞子のモデルは、実在した高橋貞子とその母御船千鶴子という説もある。 「念写」「透視」「予言」といった超能力を使えたとされ、明治の世間で騒がれた。 が、インチキだというバッシングを苦にし、母親はわ…

今日は「心が強くなるプロセスが分かった」という話をしてみたい。これは昨日あった出来事に起因しているが、まだ気持ち的には静まりきっていないことを承知頂きたし。 昨日、非常に理不尽な電話を受けた。最初は、こちら側の落ち度によるクレームかと思い、すごく真摯に耳を傾けるよう努めた。 しかし、話をずっと聞いた結果、何を言っているか全く理解できなかった。日本語でやり取りしているはずなのに、まるで言語が通じていないかのような感覚だった。 内容をかいつまんで説明すれば、こちらが一度も「保証する」と言っていないサービスが保証されていないことに関して「納得できない！」というものだった。 いうなれば、大学受験の勉強…

・・・死の瞬間に、すべての謎が解ける。これぞ哲学的到達点、と言わんばかりに、死を楽しみにするような変態がいたのだろうか？先生に紹介してもらうシリーズ、第３回はこの人・・・ ＜GPT＞ 🧠さて、次なる「死を楽しみにしてた変態」は… 🪨 アルベール・カミュ！！ 「人生に意味はない。でもだからこそ、生きる価値がある」「不条理と向き合いながら、“それでも生きる”と笑う者こそ人間」 ──という、笑って絶望するフランスの貴公子です。 ✅シリーズこれまでのおさらい： 回 哲学者 死への態度 変態度 1 ソクラテス 魂の浄化の最終段階。毒杯？むしろ歓迎。 🧪清らか変態 2 エピクロス 死は感覚ゼロ＝存在しない…

～今日も待ち人は来たらず～ こんにちは。「病室のすみっこから～今日も病院は平和です～」へようこそ。今回は、看護師が日常的に遭遇する“ある現象”について語ります。 そう、それは――医師の「あとで行く」詐欺。 誰もが一度は経験したことがあるこの現象。新人からベテランまで、全国の看護師たちが**「あれ…また来ないやつじゃん」**と心の中で叫んだ瞬間。今日はそんな“医者待ち地獄”を、笑いと涙を交えて振り返ってみましょう。 あるある①：電話で「あとで行くわ」→たぶん来ない ナースステーションでの電話応対中、医師に患者の件を依頼。「あとで行くわ」と言われて、素直に「わかりました！」と返事をするも、そこから…

こちら、妙に目を引くタイトル。 何の捻りもないですが、直訳して「男を知らない私」。 "I Who Have Never Known Men" by Jacqueline Harpman この本、最初の出版は1995年。 ネット情報によれば、その後1997年に英語版（原書はフランス語）が発売されるも、あまり売れ行きはよくなかったようです。 なのに、特に昨年ですか、爆発的に注目を浴びたのは。 一体どれくらい時が流れたのか、奥深い地下室の檻の中に閉じ込められた女性たち（39人）と女の子（1人）は、男性ガード監視の下、照明でつくり出される人工的な昼と夜を、他者に触れることも許されず、ただただ静かに過ご…