1983年、米国の絵本作家クリス・ヴァン・オールズバーグの作品です。
原題「The Wreck of the Zephyr」
邦訳版は、村上春樹さんの訳で1985年刊。
NY Times ベスト・イラストレイティッド・ブック、絵本にっぽん賞受賞 等。
海岸づたいの旅の途中、散歩に出かけ、丘に上ると、
崖の上に小さなヨットの残骸があるのを見つけた。
老人が1人、その残骸に腰を下ろしている。
その老人は、パイプをくゆらせながら私に、
誰よりもヨット操縦のうまい少年について語り始めた・・・
一発で気に入った絵本です。
まず、パステル画がとても美しい。
訳者あとがきとかなり重なってしまいますが、
潮風や草木の香り、髪の毛の感触などがリアルに伝わってくる画風でありながら、
光や色、曲線の具合は幻想的。
見ていると、現代の寓話の世界、
あるいは、誰かの中にある美化された記憶の世界をさまようようです。
心地良くて、ずっと見ていたくなります。
ストーリーも絵に合っていて、とても美しい。
他レビューを見ると、小学生でも読んでいるみたいですが、
私は、大人向け絵本の名作だと思います。
オールズバーグ・ファンや絵本好きの大人には、もちろんオススメ。
「これは読んだことがない」という村上春樹ファン、
画集感覚で絵本を読む人にも、チェックしてもらいたいです。
あと個人的に、本書の読後感は、
ミルハウザー『マーティン・ドレスラーの夢』の読後感と似ている、
と感じました。
『マーティン・ドレスラー』好きの方にも、試してもらいたいです。
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西風号の遭難 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集) | クリス ヴァン・オールズバーグ, クリス ヴァン・オールズバーグ, Chris Van Allsburg, 村上 春樹 |本 | 通販 | Amazon
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西風号の遭難 (The Best 村上春樹の翻訳絵本集) 大型本 – 1985/9/30
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なんという幻想的な美しい絵本だろう。ヨットがカモメのように夜空をゆっくり飛んでいく。ヨット好きの少年の不思議な冒険。カルデコット賞作家の代表作。
- 本の長さ32ページ
- 言語日本語
- 出版社河出書房新社
- 発売日1985/9/30
- ISBN-104309260713
- ISBN-13978-4309260716
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著者について
1949年、アメリカ・ミシガン州生まれ。ミシガン大学、ロードアイランドデザイン学校で彫刻を学ぶ。彫刻と絵画は、ホイットニー美術館や近代美術館に展示されている。『急行「北極号」』で1986年度コルデコット賞受賞。ほかに『ジュマンジ』(ほるぷ出版)など多数。
1949年生まれ。1979年『風の歌を聴け』でデビュー。著書に『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『螢・納屋を焼く・その他の短編』、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など多数ある。
1949年生まれ。1979年『風の歌を聴け』でデビュー。著書に『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』『螢・納屋を焼く・その他の短編』、訳書に『キャッチャー・イン・ザ・ライ』など多数ある。
登録情報
- 出版社 : 河出書房新社; 第11版 (1985/9/30)
- 発売日 : 1985/9/30
- 言語 : 日本語
- 大型本 : 32ページ
- ISBN-10 : 4309260713
- ISBN-13 : 978-4309260716
- Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 312,315位 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
17グローバルレーティング
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2021年6月12日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本Amazonで購入本の内容は期待通りでした。冒険好きな読者には納得の1冊になることでしょう。
ただ、本の状態は「非常に良い」で買ったのに、背表紙が曲がっていてショックでした。最初から「可」であれば仕方ないと諦めますが、うーーん、ってとこです。で、星3つにしました。
- 2021年2月17日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本Amazonで購入一本の映画のような絵本。素晴らしい。絵もストーリーも素敵で、余韻がたまらない。
小学校高学年ごろからなら、じっくり読んで、世界観を楽しめるでしょう。
- 2013年5月21日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本Amazonで購入若さ溢れる自信にみちた少年が操るヨット。
若さゆえの傍若無人、若さゆえの失敗・・
自己のちっぽけながら懸命に過ごしてきた人生の顧みの傍に一冊といった趣です。
名前のない人という作品に比してわかりやすいメッセージがあります。
- 2008年5月8日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本Amazonで購入大人受けの絵本かと思いきや、
小3息子が「これ読んで」とよく布団に持ち込む本のひとつ。
本って、よく、大人が見るのと全然違う部分を見て子どもが勝手に喜んでる
ということがあるのですが、この本は違うみたいです。
小3にもこの本の味はわかるようなのです。
小3といえば、なんとか現実世界がしっかり認識できるようになっている年齢。
この本の味がわかる一番若い年齢でしょうか。
自分の中でできあがった現実世界をかきまぜられる不安な喜び・・・
現実世界できたてホヤホヤの小3だからこそ、そういうものを新鮮に感じられるのかもしれません。
ということは、
現実とファンタジーが渾然一体となった世界に住んでいる小1ぐらいまでの子には、
この本は意味をなさないということかもしれません。
- 2017年6月16日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本大人向けのストリーでしょうか?
絵は、色が綺麗で丁寧に描かれています。少しポスター風というか、綺麗だけど趣がないとも言えます。
映画になりそうな題材を、静止画と文章で淡々と語っている様な、今までにはあまり無い絵本だと思いました。
- 2011年9月9日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本ナレーションも何もいらない。
この美しい世界をアニメで再現して欲しいと思う。
流れる音楽は何が良いだろうか?
タンジェリン・ドリームかクラフトワークが似合うと思う。
- 2016年6月23日に日本でレビュー済みフォーマット: 大型本この作品と出会ったのは、小学6年生の国語の教科書でした。あまりにも美しい絵に引き込まれてしまい、ずっと眺めていました。もちろん、授業なので、「この船乗りの少年が、実は話をしてくれた老人なのです」と、身も蓋もない解説でした…。そして、この作品で覚えた「朽ちた」という言葉、訳者が村上春樹だったこと、今でも忘れません。