以前、東日本大震災と原発事故に見舞われた福島県への旅行について書きました。
chikirin.hatenablog.com
今回は、2023年5月の地震に加え、2024年元旦の大地震、その 8ヶ月後には大水害に襲われた奥能登(能登半島の先端部分)を訪れてきました。
なんと、共産党の小池晃さんも同じ時期に、ほぼ同じルートで奥能登を訪れられていたとのこと、偶然にびっくりです。
輪島、珠洲、七尾と能登半島を回り、最後に石川県の馳浩知事と懇談し、被災者の医療・介護負担免除の復活など3点を要望しました。
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) 2025年8月21日
私は「能登の人々は、地域で支え合って暮らしてきた。復旧と復興はこうした能登の暮らしの特性を支えるものであることが必要だ」とのべました。… pic.twitter.com/cBqsKxXpFM
さて私、実は奥能登には過去にも何回か来ています。
バブル覚めやらぬ頃には輪島で漆器を爆買いしたり、
コロナまっただ中にはガラガラになっていたランプの宿まで泊まりに行ったり、
でも、2024年のお正月の地震、そのあとの大水害にも襲われた奥能登、
「わたしなんかが観光に行ってもいいのかな?」「行くことで支援になるのかな?」と迷いつつも、
たまたま奥能登に行きたいという旅ともが現れたので、思い切って訪れてみました。
コースは、羽田→のと里山空港を空路で移動。
その後はレンタカーで、輪島市、珠洲市、能登町、和倉温泉、七尾、穴水町と巡る 2泊 3日の旅です。
結果としては大変楽しい旅となり、「行ってよかった!」し、「できるなら少しずつ、観光でもいいので、人が戻ってきたらいいんじゃないかな」とも思えました。
以下、写真で振り返ってみましょう。
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輪島の朝市はショッピングセンターの中で開催されていました!
臨時朝市で買った手作りチャーム
ただ、もともとの朝市通りは手前の橋のところから通行止めのまま
周辺には、なんらかの事情で取り壊しの進んでいない住宅もあります。
仮設住宅も、輪島市や珠洲市などのあちこちに残っています。
珠洲市の海岸線には通行止めの道路も残っているし、私が訪れる1週間前にも大雨が降り、のと里山街道という基幹道路まで大きく陥没・・・
海岸線には土砂や解体工事で出た廃材、瓦礫などが詰められた袋が数千個も並んでいました。
和倉温泉を代表する加賀屋さんも被害が大きく、営業再開はまだ遠いとのこと
こういうのも売られてました。
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その一方、海のすぐそばの棚田、白米千枚田はかなり復旧が進んでいて、すばらしい景色を取り戻しつつありました。
加えてあちこち回っていると、けっこう見どころも多いんです。
たとえば、私はぜんぜん知らなかったのですが、縄文時代の遺跡もあるんですよね。
こちらは江戸時代から続くボラ釣りの漁法らしい。夜はライトアップされてキレイなんだって。
下記は炎上したので覚えていらっしゃる方もあるかな?
コロナ給付金でコレを作るとは、いやー、勇気ある自治体ですよね。
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それと、災害前に行われていた奥能登国際芸術祭の作品がいくつか残っているのも楽しめました。
特にこの作品については印象深かったので、そのうち Voicyのほうで説明したいと思います!
こちらの線路は元JR能登線、もしくは、のと鉄道の終着駅である蛸島駅の近くに残されているもの。
ほんとーに深いメッセージだったので、ぜひ Voicyのほうをお聴きください。(まだ配信してない・・・)
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旅行インフラですが、飲食店はそれなりに営業してて、ランチ、ディナーとも大変おいしくいただきました!
その一方、宿泊できる施設はかなり限られており、団体バスツアーなどが戻ってこれる状況では、まだない様子。
そのあたりについても、また Voicy (音声配信)で語ってみたいと思います。
(ので少々お待ちくださいませ)