TVR Tuscan 「「大英帝国」の隠された狂気」のユーザーレビュー

「大英帝国」の隠された狂気

2021.3.3

総評

「購入」よりも「コンディション維持」に愛情を要します。しかしながらこの「狂気」を体験すると他では得られなかった体験ができます。

満足している点

「スポーツカーはかくあるべき」をストイックなまでに具現化してある点

不満な点

「工業製品とはこうあるべき」を蔑ろにしている点

デザイン

5

ピーターウィラー期のダミアンマクタガートデザインは秀逸だと思います

走行性能

5

4.0LのSエンジンは爆発的な加速が売りですが、低速トルクもあり扱いやすい。足回りのジオメトリーのアップデートも行われたので、初期モデル特有の危うい挙動もなくなっている。

乗り心地

1

パイプフレームにFRPシェル、車重1トンちょいなので当然と言えば当然ですが、遮音・制振・ビビリ音等快適性はほぼ無いです。が、ピュアなレーシングカーと考えると乗り心地もかなり洗練されており長距離もこなせるGTカー的な一面も持っています。

積載性

3

機内持ち込みサイズのスーツケース程度なら余裕で入るトランクスペースがあります。

燃費

3

燃費は基本考えてはいけないと思います。80年台から90年代の4.0Lエンジン程度の燃費はあります。

価格

2

車両のコンディションをリセットするのに経費が掛かりがちなので、車両価格だけで判断するのはおすすめできません。

故障経験

イモビライザーはじめ暗電流の消費が普通じゃないのでキルスイッチかバッテリーテンダーによる管理をしっかり行う必要があります