CARVIEW |
- carview!
- 新車カタログ
- トヨタ(TOYOTA)
- ヤリスクロスハイブリッド
- 専門家レビュー・評価一覧
トヨタ ヤリスクロスハイブリッド 専門家レビュー・評価一覧
マイカー登録-
- 新車価格(税込)
-
243.3 〜 323.4
-
- 中古車本体価格
-
143.2 〜 371.1
※掲載内容は執筆日時点の情報です。
-
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 5
標準モデルと異なる走りのGR SPORTはハイブリッドがベストバイ
2024.12.23
- 年式
- 2024年1月〜モデル
- 総評
- トヨタのコンパクトハッチバックモデル「ヤリス」をベースにSUV化したのが「ヤリスクロス」。2024年1月に小変更を行っている。そのスポーツモデルがハイブリッドモデルとガソリンモデルの両方にラインアップする「GR SPORT」(FFモデルのみ)だ。専用のタイヤとホイールに加え、造形を変えた前後バンパーなどを備える。単に外観や内装を変更しただけでなく、ボディ、シャーシ、パワートレーンのすべてに手を入れた。いずれも自動車メーカーにしかできないメニューだ。
- 満足している点
- 見た目の変更点よりも走行性能が大きく異なる。ここが最良ポイントだ。その違いは標準モデルと乗り比べるとスグに実感できるものばかり。まずボディ各部を補強して剛性を高め、スプリング/ダンパー/ブッシュなどサスペンションの構成パーツを専用に。さらに電動パワーステアリング特性も変更。極めつけはハイブリッドモデルの駆動モーターの特性変更とドライブシャフトの変更。ここまでくると別の車だ。
- 不満な点
- 小さなヤリスをベースにしていることからSUVとなっても居住性のゆとりは少ない。また、インパネやシフト回りは高機能ゆえにスイッチ類が所狭しと並んでいる。使い勝手そのものは悪くないのだが、抑揚をつけたインテリアデザインとの相乗効果でギュッと濃縮された印象が強い。
- デザイン
- スポーツモデルだからといってアクの強さを出すのではなく、ベースのデザインにちょっとだけアクセントを加えたGR SPORTの手法は好印象。GRといえば白や黒のボディカラーをイメージするが、シルバーやセンシュアルレッドマイカを名乗るメタル系の赤色も上品な印象だ。インテリアでは専用のスポーツシートをおごるが、合皮とバックスキン調の落ち着いた表皮の組み合わせで上質なイメージを強めた。
-
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
2024.7.28
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- 2024年1月の一部改良によってアッパーグリルのデザインを変更(GRスポーツを除く)、フロントマスクのリニューアルを実施。インテリアも上級グレードをメインにメーターデザインを変更、コンソールボックス付きフロントアームレストの採用や一部加飾の見直し、最新のディスプレイオーディオが採用されるなど、全体の質感が向上した。注目のGRスポーツに関しては大きな変更はなかったものの、メーターは全面液晶タイプとなり、細部にピアノブラック調の加飾が採用されるなど、雰囲気がグンとよくなった。
- 満足している点
- どことなく安っぽく感じられたインテリアが一部改良によって質感が高められている。GRスポーツについては7インチTFT液晶カラーマルチインフォメーションディスプレイを採用したおかげで、メーターが見やすく、デザインもずっとよくなっている。シートやステアリングもGRスポーツ専用で、とくにシートは座り心地、ホールド性にすぐれる。タイヤも専用品となり、しっかりとした乗り味が印象的だ。
- 不満な点
- Zグレードに標準の運転席パワーシートはモーター音が安っぽく、レバーの操作性もいまひとつ。一部改良でインテリアの質感が高められたが、アームレストなどに張られたソフトパッドの厚みを増やすなど触感の改善もお願いしたい。
- デザイン
- フロントグリルまわりのデザインが変更されたことで見栄えがさらによくなった。GRスポーツはエクステリアデザインの変更はないが、ハイブリッドモデルについてはリヤのエンブレムが新デザインとなっている。
-
- 瓜生洋明(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 4
2024.6.29
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- 走りの質や燃費性能、デザイン、機能性、そして価格と、あらゆる面で高いレベルを持ったコンパクトSUVの大本命だ。もちろん、価格相応の部分も少なくないが、総合的なコストパフォーマンスの高さは、当代トップレベルと言えるかもしれない。
- 満足している点
- 欧州仕込みのエクステリアデザインと走りの質の高さは、これまでのコンパクトSUVとは大きく異なるものだ。ハイブリッド車は燃費性能もクラストップレベルであり、安全装備や使い勝手についても高い水準を誇っている。そういった意味で、非常に総合力の高いモデルと言えるだろう。
- 不満な点
- コンパクトSUVであるため、ある程度のチープさは受け入れなければならないが、それでもインテリアのデザインはもう少し「意志」が感じられるものにしてほしかったというのが本音だ。また、コンパクトSUVであるからこそ、多くの立体駐車場の上限である1550mmに全高を収めてほしかった。
- デザイン
- 欧州におけるトヨタは、日本や北米ほど大きなシェアを獲得していないことから「チャレンジャー」であると言える。したがって、欧州市場をメインターゲットにしたヤリスクロスのデザインには、チャレンジングな要素が少なくない。コンパクトながら「ワイド&ロー」に見えるそのスタイリングは、そうしたチャレンジングな要素のひとつだ。良くも悪くも、これまでのトヨタのコンパクトカーとは異なる系統のデザインであるが、圧倒的な販売台数を見る限り、ヤリスクロスのデザインは日本のユーザーにもしっかりと刺さっていると言えそうだ。
-
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
2024.6.26
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- 2024年1月のマイナーチェンジによって、フロントマスクが大人っぽくモダンに。インテリアは見やすいメーターや、コネクテッドナビが5年間標準装備のディスプレイオーディオ搭載など、使い勝手も進化しました。安全装備も充実しており、都市部を中心に1〜2人で使いながらたまに多人数で乗る、というライフスタイルにぴったりのコンパクトSUVです。
- 満足している点
- 従来モデルはヤリスと共通ということがわかる、ちょっとしたアームレストしか装備されなかったのですが、今回からはコンソールボックス付きのしっかりとしたアームレストが装備され、走行中のリラックス感がアップ。インテリアの上質感も高まり、大人が乗っても満足度がアップしていると思います。
- 不満な点
- 同じトヨタのライズや、他メーカーのコンパクトSUVと比較しても後席のタイトさは気になるところです。ドア開口部も狭いので、乗り降りがしにくいと感じる場面や、チャイルドシートのお世話がやりにくいと感じる場面もありそうです。
- デザイン
- 従来モデルはつるんとした未来的なフロントマスクが特徴的でしたが、今回のマイナーチェンジでよりSUVらしい力強さが加わりつつ、モダンで大人っぽいデザインになったと感じます。上質感がアップし、熟年世代がダウンサイジングして乗るクルマの候補としても魅力的に映りそうです。
-
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 4
ガソリン車よりも操舵フィールがマイルド&クラスでトップレベルの経済性
2023.12.21
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- ヤリスではちょっと物足りないというユーザーには魅力のある選択肢。ガソリン、ハイブリッドとも軽快な走りが得られ、なかでもハイブリッドはクラストップレベルの経済性が光る。4WDシステムもガソリン車には駆動トルクをリヤへ積極的に配分するダイナミックトルクコントール4WDを採用。ハイブリッドには後輪をモーターで駆動するE-Fourを採用する。走破能力を高めるトレイル4WDモードもあり、降雪地域においてもより安心感のある走りに貢献する。
- 満足している点
- カジュアルなスタイリングに実用性の高さが同居したパッケージングが魅力。コンパクトクラス並みに運転しやすく、パーソナルユースとしては十分なラゲッジルームも備わる。経済性にも優れており、ハイブリッドはこのクラスでトップレベルの経済性をもたらす。
- 不満な点
- せっかくのコンパクトSUVなのに、高さ制限(1550mm)のある立体駐車場には入らない。インパネデザインはヤリスと細部が異なるものの、全体の質感はいまひとつ。エクステリアデザインに見合った新しさを感じさせる内装も欲しいところ。
- デザイン
- 基本骨格をヤリスと共用しながら、まったく別のデザインで仕立てられたコンパクトSUV。“ロバスト(頑強さ)”を表現したエクステリアは新しさを感じさせるものだったが、デビューから3年も経過すると街中で見かける機会も多く、見慣れてしまった感もある。ガソリン車とハイブリッドでデザインにこれといった違いはなく、お洒落な実用車といった雰囲気がある。
-
- 西川 昇吾(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 5
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
2022.12.21
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- あらゆるポイントから見ても好印象となっていて「売れる要素を詰め込んだ」そんな印象の1台だ。今、特に条件を聞かずに一般的なユーザーにオススメの普通車を教えてほしいと聞かれたら、真っ先にヤリスクロスハイブリッドを答えると思う。それだけ隙が少ないモデルだ。クルマ好きからしたら面白くないと感じてしまうかもしれないが、万人受けする要素がキッチリと余すことなく取り込まれている。トレンドと実用をしっかりと計算されつくされた印象を受ける。
- 満足している点
- あらゆるポイントが高い評価でバランスが取れているというのが素晴らしい。この車種で評価レーダーチャートを付けたら、偏りの少ない大きな輪になる。また、他のポイントで触れてこなかったがコンパクトなボディサイズで、見切りも良く運転しやすいのも良いポイントである。運転のしやすさ、運転支援システムの充実度、積載性、価格、燃費、どれをとっても隙が少なく、多くの人に勧めることができるSUVだ。
- 不満な点
- 正直気になる点はあまりないが、強いて挙げるとすれば他の上級トヨタSUVにも目移りしてしまうところと、全高の高さだろう。コンパクトプラットホームであるTNGA‐Bプラットフォームであるヤリスクロスに対して、兄貴分のカローラクロスなどは近い価格帯でCプラットフォームを使っているので、走りの質感としてはそちらの方が上手。ヤリスクロスの上級グレードだと、カローラクロスも見えてきて悩んでしまうという声はあるだろう。また、贅沢な話だと思うが、全高が僅かに1550mmを超えているので、機械式の立駐に入らないケースがあるというのも欠点と言える。「あとちょっと…」に感じてしまう40mmなのが惜しいと感じてしまう。
- デザイン
- SUVのデザインはサイズがコンパクトになればなるほど、バランスを調律させるのが難しくなる。そんなボディサイズという制約があるなかで、ヤリスクロスはコンパクトなサイズを保ちながら、SUVらしいデザインと先進性を上手いことバランスさせていると感じる。基本的には都会的なデザインだと感じるが、その大まかな方向性はぶれることなく、アウトドアシーンでも絵になるSUVのデザインテイストを上手くコンパクトなボディサイズに落とし込んでいるあたりは素晴らしいと思う。
-
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
2022.12.21
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- SUVは販売すれば飛ぶように売れる、そう言われた時代もあったが、ヤリスクロスがリリースされた2020年8月になると競合車も多種多様で、ここぞといった特徴がないと販売台数はそれほど伸びない。そうしたなかヤリスクロスは安価なガソリンモデルのほかにハイブリッドを用意。FFモデルと後輪に独立した駆動モーターをもたせたE-Four(4WDモデル)による確かな走破性能が最大の武器だ。デザインもシリーズ一のまとまり具合だ。燃費数値も優秀。
- 満足している点
- 扱いやすいボディサイズと燃費数値、そしてE-Fourと称する後輪専用モーターによる4WDシステムの路面状況を問わない走破性能は魅力的。ガソリンの4WDも優秀ながら、E-Fourはハイブリッドモデル専用4WDシステムであり前後独立した状態で緻密な駆動力制御が可能。制御遅れが発生しやすい前輪の空転を後輪モーターがカバーする領域でも前輪「エンジン+駆動モーター」と、後輪「専用駆動モーター」との連携はスムースだ。
- 不満な点
- ヤリスシリーズ全般にいえることながら、FFモデルと4WDモデルでは乗り心地面で違いが大きい。ハイブリッドモデルの前/後重量配分を確認してみると、FFモデルが前62.5%/後37.5%であるのに対して、4WDモデルは前57.4%/後42.6%とFFの後軸重量は5%ほど軽い。さらにFFモデル/トーションビーム、4WDモデル/2リンク式ダブルウイッシュボーンと後輪サスペンションの構造も異なる。このあたりが乗り味に影響している。
- デザイン
- コンパクトモデル「ヤリス」のSUVモデルとして誕生したヤリスクロス。ベースとなるヤリスからボディ各部のサイズをアップ。全長418mm、全幅1765mm、全高1590mm、ホイールベース2560mm、最低地上高は170mmを確保した。ギュッと詰まったデザインで塊感がある。一方、グリルの開口部が二段構えになり口を開けているようでソフトな一面も感じる。フェンダーアーチモールとサイドシルの樹脂素材面積が多く下半身が力強い。
-
- 栗原 祥光(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
3
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 5
2022.6.23
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- ガンガン使って楽しめる1台。コンパクトカーのヤリスよりも人気というのもうなづける使い勝手のよい1台だ。
- 満足している点
- 圧倒的な低燃費。日本の道にピッタリの大きさで、小回りも効く。人気が高い車種なので、買取金額も高めだ。
- 不満な点
- 内装が質素で安っぽく、愛着がわきづらい。後席がライバル車よりも狭い。
- デザイン
- SUVらしい力強さとトヨタのキールデザインが見事にマッチ。CH-Rほど個性的ではないので、ひろく受け入れられるだろう。いっぽう先行するヤリスとは似ても似つかないフロントマスクにはシリーズとしての違和感を覚えなくもない。
-
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
2022.6.21
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- サイズ感、後席や荷室の広さ、そして走り、さらには価格。すべてにおいてバランスよくまとまっている。コンパクトな車体で流行のクロスオーバーSUVであり、車内は実用的でコストパフォーマンスも良いという、いま求められているポイントをきっちり抑えた商品企画が秀逸だ。売れるのも納得。
- 満足している点
- パッケージングのバランスが見事だ。たとえばトヨタのコンパクトカーを選ぼうと思ったとき、ヤリスのハッチバックやアクアだと後席が狭く感じる(閉塞感がある)が、ヤリスクロスであればキャビンが箱に近い形状なので頭上がゆったりしていて窓も大きく開放的。そのうえ荷室もヤリスのハッチバックやアクアに比べて広いから実用的だ。価格がリーズナブルなのもありがたい。
- 不満な点
- 特別気なるポイントはないが、30ほど足すと兄貴分のカローラクロスハイブリッドに手が届くのは悩ましいところ。カローラクロスハイブリッドは車体がひと回り大きく、そのぶん後席もラゲッジスペースも広い。なるべく小さな車体がいいというのであればヤリスクロスのハイブリッドが優勢だが、余裕を求めるならばカローラクロスハイブリッドが魅力的に感じる人も多いのではないだろうか。
- デザイン
- ハッチバックのヤリスとは異なる専用ボディで、SUVスタイルとしている。顔つきは個性的だがボディはシンプルなラインによる落ち着きと、張り出したフェンダーにグッとタイヤを踏ん張らせた安定感と力強さの協調のバランスがよく、多くの人に好まれるデザインにまとめている。カジュアルな雰囲気がいい。ハイブリッドだからと言って大きなデザイン変更はなく、トヨタエンブレムにブルーが添えられ、ハイブリッドのバッジが追加される程度だ。
-
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
2022.6.20
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- まずこのデザインが気に入るかどうかですが、オシャレで価格も常識的で、小回りが効くコンパクトSUVを探しているシングル世代やカップルには最適な1台です。実用燃費も優秀で、乗り心地もいいので満足度が高いでしょう。ハイブリッドの4WDモデルはあまりまだ同クラスでないので、アウトドアスポーツなどアクティブな趣味を持つ人にもおすすめです。
- 満足している点
- ちょっとしたオフロードや雪道を走りたい人なら4WDが欲しいところですが、ヤリスクロスハイブリッドのE-Fourは1輪空転からの脱出なども力強く、これまでのなんちゃって4WDのイメージを覆してくれます。ハイブリッドが欲しいけど、4WD性能も必須という地域の人にも、選択肢を広げてくれると思います。
- 不満な点
- コンパクトSUVとしては同じトヨタでライズと比較したくなりますが、全体的な質感はヤリスクロスハイブリッドの方が高く、走りのなめらかさ、力強さもアドバンテージがある反面、後席スペースがタイトで子育てファミリーには物足りないところも。後席のドア開口部も狭いので、チャイルドシート装着も大変かと思います。
- デザイン
- 未来から来た生物のような、つるんとしたむき卵のような、泥臭さを全く感じさせないフロントマスクは好みが分かれるところですが、コンセプトカーがそのまま出てきたかのような新しさのあるデザイン。後席のドア開口部を多少犠牲にしてまでスタイリングにこだわっており、しっかりとリヤホイールハウスが張り出した踏ん張り感など、SUVらしさもあります。ボディカラーも個性的なものが多く、ポップにも大人っぽくも乗れます。
-
- 伊藤 梓(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
2021.9.30
- 年式
- 2020年8月〜モデル
- 総評
- 「コンパクトSUVを突き詰めると、こういうモデルになるのかな」と思うくらい、細部まで練りこまれた性能を持っているヤリスクロス。クルマ好きにとっては、万能選手すぎて面白味が少ないかもしれないが、初めてコンパクトSUVを買う人や、「そろそろ子供が手離れしたので小さくて便利なモデルに買い換えたい」という人であれば、不安なく所有できる優秀なモデルだと思う。
- 満足している点
- とにかく全ての要素が平均的でバランスが取れているモデル。運転しやすいし、荷物も入るし、燃費も良いし、安全装備もある……。良い意味で癖がなく、万人にしっくりと馴染むクルマ。
- 不満な点
- 万人向けの万能選手だからこそ、従来のクルマ好きにとっては心に引っかかる部分が少ないかもしれない。「自分らしいクルマが欲しい」という方にとっては、多少性能は劣ってももっと個性的なモデルを検討することをおすすめする。
- デザイン
- ベースとなったヤリスと比較すると、シンプルで親しみやすいデザインになっているなという印象。個人的にはヤリスよりも落ちついたデザインが良いと感じたが、「ちょっと宇宙人っぽくて苦手」という反応もよく聞く。賛否はあるかもしれないが、客観的に見て、老若男女誰でも運転して似合うデザインになっていると感じた。
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。