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トヨタ ルーミーカスタム 「ファミリーカーならエアロやアルミ、ACCやADBも付くカスタムG-Tがおすすめ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 5
ファミリーカーならエアロやアルミ、ACCやADBも付くカスタムG-Tがおすすめ
2023.5.22
- 年式
- 2016年11月〜モデル
- 総評
- 両側スライドドアを装備したコンパクトカーとして、実用性重視になりがちな印象をちょっとワイルドに、カッコよく作ったところがまず魅力的。室内の空間と荷物のスペースをうまく配分しており、スライドやダイブインのアレンジでフレキシブルに使えるようになっているところも秀逸です。ガンガン走りたい人にはターボモデルもあり、価格もお買い得感が高く、売れて当然のクルマですが、後席の乗り心地や静粛性がもう少し改善するともっといいと思います。
- 満足している点
- コンパクトカーではグレードによって先進安全装備の充実度の差が出やすいのですが、ルーミーはカスタムにしかACCやADB(アダプティブドライビングビーム)が付かないという差はあるものの、そのほかは差がないのが安心です。とくに、昼間だけでなく夜間の歩行者も検知してくれる衝突回避支援ブレーキや、コーナーセンサーが前後に4個、全車標準装備となっているので、車庫入れなどの際もサポートしてくれるはずです。
- 不満な点
- 後席の広さをライバルのスズキ・ソリオと比較すると、スライド最前端でルーミーは握り拳2.5個、ソリオは4.5個、頭上スペースはルーミーが1.5個、ソリオが3個でソリオの圧勝となってしまいます。スライドドア開口部の広さもソリオの方が広いので、実用性重視よりも包まれ感のあるアットホームな室内空間を求める人にルーミーがオススメです。
- デザイン
-
4
- 両側スライドドアが装備されたコンパクトカーの中では、全高が低めでワイドかつドッシリとした存在感のあるデザイン。適度にボクシーで、ミニバンの要素とコンパクトカーの要素がちょうどよくブレンドされている雰囲気です。トヨタが以前にラインアップしていたbBのようなクルマが好みだった人にも、あそこまで個性的ではないにしても、同じような雰囲気を感じながら乗れるデザインになっていると思います。
- 走行性能
-
3
- 運転席に座るとコンパクトカーの感覚と変わらず、最小回転半径が4.6mの小回り性能で狭い路地や駐車場などの扱いがとてもラク。1.0Lの自然吸気エンジンは穏やかな加速フィールで、急坂や高速の合流などではやや非力さを感じてしまう場面もありますが、それ以外は十分に走ってくれると感じます。ターボは全域で力強く、スポーティな走りが印象的です。
- 乗り心地
-
3
- 前席の乗り心地は想像以上に快適で、シートの座り心地やサポート性も及第点をクリアしていると感じます。後席はすっぽりと包まれるように落ち着く空間で、サッと引き出して使えるロールサンシェードが便利です。時折ゴツゴツとした振動が感じられるものの、不快なほどではなく十分な居住性を確保していますが、気になったのは静粛性。一般道でも、「どこかの窓が開いてる?」と何度も確認しているくらい、風切り音などのノイズが入ってきました。
- 積載性
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4
- 荷室は奥行きこそ短いものの、低床でデッキボードを立てかければ背の高い荷物も積載可能。後席に240mmのロングスライドや70度のリクライニング、ダイブイン床下格納機構があってシートアレンジも優秀なので、自転車を積んでも3名乗車できる実力派です。
- 燃費
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3
- 自然吸気エンジンモデルのカタログ燃費は18.4km/L(WLTCモード)、ターボエンジンモデルは16.8km/L(WLTCモード)で自然吸気エンジンの4WDと同等となっています。エコモードなどの走行モード切り替えボタンもとくにないですが、燃費にいい運転をしている時に光るエコドライブインジケーターが付いているので、燃費を気にする人はチェックしながら走ることで、燃料を節約しやすいはずです。
- 価格
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5
- デビュー当初より各グレードが1ほどずつ価格アップしていますが、それでもベースグレードは156万6500からと、軽のスーパーハイトワゴンよりもリーズナブル。ファミリーカーとしてオススメはカスタムG-T(205万6000)で、ベースグレードから50ほどもアップするなんて、と思うかもしれませんが、外観はエアロパーツやアルミホイールが装着されて存在感がアップし、LEDヘッドライトもオートエレベリング機能(ヘッドライトの上下方向の照射範囲を自動調整する装置)付き。インテリアもレザー張りになって、がぜん上質感がアップしています。走行性能では全車速追従機能付きACCが標準装備なので、ロングドライブをする人にもオススメとなっています。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
-
191.4 〜 209.0
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- 中古車本体価格
-
28.9 〜 310.0
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※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。