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トヨタ RAV4ハイブリッド 「ワイルドに使えるSUV」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 5
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
ワイルドに使えるSUV
2022.12.21
- 年式
- 2019年4月〜モデル
- 総評
- この5代目RAV4は、「SUV本来が持つワクドキ感」をもう一度強く呼び覚ますことを使命として開発されてきたといいます。デザインからして「乗ってみたい」「どこかへ走りに行ってみたい」と思わせてくれるもので、乗ってみると一気に気持ちが解放されるような、清々しい走りにも心踊りました。ゆったりした後席と大容量ラゲッジを備えているので、ファミリーカーとしても最適なパッケージといえます。ハイブリッドなロングドライブも快適です。
- 満足している点
- ベースグレードのXには8インチとやや小さめですが、その他のグレードは10.5インチの大きめなディスプレイオーディオが標準装備されます。若い世代はスマホありきで音楽やナビを使いこなすので、むしろこの方がラクだし使いやすいという声もあります。コネクテッドナビにも対応しているのもいいですね。
- 不満な点
- 世界初の技術というガソリンモデル用の4WD「ダイナミックトルクベクタリングAWD」がハイブリッドにはないところ。もちろん、E-Fourの方が合っているしキャラクター的にも分けて搭載しているのは重々承知ですが、今まで「4WDってどうも曲がらない」「走りが重い気がする」なんて思っていた人が驚くほどの楽しい走りが、いつかハイブリッドでも実現できたらいいなと思います。
- デザイン
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5
- しっかりとしたワイルド感を備えながら、市街地でも浮かない絶妙なさじ加減。フロントグリルやホイールアーチなど、六角形をモチーフとした角張ったパーツもありつつ、角がつるりとなめらかに処理されているので、上質感もあります。男女ともに似合い、偉そうでもコワモテでもなく、個人的にはSUVでいちばん好きなデザインです。
- 走行性能
-
5
- ハイブリッドは静かさと上質で余裕のある加速フィールが素晴らしく、発進直後や坂道などでモーターアシストが入るため、ストレスフリーなドライブも得意。アップライトな視界や、四輪が路面をそれぞれ掴んでいるような挙動、少し遊びの多いステアリングフィールなど、SUVらしさを存分に感じられます。モーターだけのEV走行で最大95kmも走れるPH Vは、エコなだけでなく開発者が「Eブースター」と呼ぶ爆発的なパワフルさ、静かさがあり、時に刺激的なスポーツサルーン、またある時はショーファードリブンのような走りにグレードアップしていると実感します。
- 乗り心地
-
5
- ハイブリッドは路面からのインフォメーションは伝わってくるものの、それが不快ではなく楽しさや臨場感につながるような不思議な乗り心地。高速道路などでのギャップの乗り越え方も落ち着いていて、頭上のスペースもゆとりがあるので快適です。PHVは乗り心地のよさも快適性も別次元。高速道路でのロングドライブも、大船に乗っているような悠々とした安心感が感じられます。
- 積載性
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5
- 580Lという大容量はこのクラスではなかなかないレベル。開口部もほぼスクエアで効率的に荷物の出し入れがしやすく、デッキボードの高さも変えられて便利です。ゴルフバッグなら堂々の4個積載。もちろん、6:4分割で後席を倒せば奥行きは1880mmまで拡大するので、背の高い人でも車中泊がラクにできるはず。収納スペースも各席にしっかり備わっています。
- 燃費
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5
- ひと昔前では、このクラスのSUVでしかも4WDで、20.6km/L(WLTCモード)という燃費は考えられない数値だったと思います。エンジンの高効率化、ハイブリッドシステムの小型軽量化に加えて、走行中のきめ細かな制御技術の賜物であると感じます。レギュラーガソリン仕様なのも嬉しいところで、それによってアクティブなドライブを思いっきり楽しんで多少燃費が悪化したとしても、ガソリン代を悲観することはないはずです。
- 価格
-
4
- ハイブリッドのメイングレードはE-Fourになるので、300台後半から選べるのは良心的ではないでしょうか。見た目がワイルドなAdventure(アドベンチャー)は快適装備がやや手薄になりますが、さらにワイルドになってかっこいい、特別仕様車のAdventure "OFFROAD package Ⅱ(アドベンチャー オフロード パッケージ II)”は450万3000。見た目重視なら、ブラック塗装のアルミホイールやフロントマスク、専用のブラックシートが付くのでお得感があります。快適性にこだわるのであれば、PHVが最強です。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
-
386.0 〜 566.2
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- 中古車本体価格
-
57.0 〜 543.1
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