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- アクティブなスタイリングで実用性も高い
トヨタ RAV4ハイブリッド 「アクティブなスタイリングで実用性も高い」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
アクティブなスタイリングで実用性も高い
2022.6.21
- 年式
- 2019年4月〜モデル
- 総評
- 現行モデルになってRAV4は生まれ変わりました。スタイルはグッとオフローダーテイストとなり、ハイブリッドも投入。それは多くの人に共感され、かつての低迷から一躍人気モデルへと転身できたのだと思います。そんな新型はアリか? 大いにアリでしょう。ハイブリッドを選んでも価格的にもう少し安ければ……とは思いますが。
- 満足している点
- 思いきってアクティブな雰囲気にしたスタイリングは、ライバルたちとは異なる個性を感じられます。このスタイルに惚れてRAV4を選ぶ人も少なくないのでは。個人的な好みでいえばひときわ武骨な「Adventure」がおすすめ。またゆったりした後席やライバルより広い荷室も大きな魅力です。実用性でいえば、このクラスではライバルよりもリードしています。
- 不満な点
- 気になる点は、上位グレードを選ぶと駆動方式が強制的に4WDとなってしまうグレード構成。選択の幅が狭まってしまうからです。たとえばスタイリングがひときわ個性的なグレード「Adventure」でも、4WDが必要ない人のためにFFが選べたらいいと思います。必ずしも、みんながみんな4WDを必要とするわけではないですから。
- デザイン
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4
- 現行型RAV4は思い切ってデザインを変えてきましたが、その方向性はアリだと思います。前代までは強い個性は感じられなかったけれど、新型になり一気に無骨でアクティブな雰囲気に。おかげで見るからにRAV4だと一目でわかるスタイルになりました。ところで当初「Adventure」というワイルドなデザインのグレードにはガソリンモデルしかなく、ハイブリッドの設定はありませんでしたが、2021年12月に待望のハイブリッドが設定。RAV4らしさをスタイルでも味わいたいのなら、このグレードがイチオシです。
- 走行性能
-
4
- 同じRAV4でもガソリン車のエンジン排気量が2.0Lに対し、ハイブリッドモデルは2.5L。後者はそこへフロント120ps(4WDモデルはさらに54psのリヤモーターも追加)することで、ガソリン車以上の動力性能を備えています。特に中間加速などではモーターの力を生かすことで、滑らかで力強い加速を実現。燃費も良く動力性能も優れているのだから一石二鳥といえます。
- 乗り心地
-
3
- RAV4のハンドリングはキビキビと走るシャープな味付け。そのため乗り心地もしなやかさというよりは適度な硬さを感じる印象です。とはいえ、それが気になるかといえば全くそんなことはなく、アクティブな雰囲気が心地いいと感じるのはボクだけではないでしょう。車体が大きめなだけにリヤシートは広く、後席居住性も優れています。
- 積載性
-
4
- 580Lという後席使用時の荷室容量は、ライバルに対して大きなアドバンテージ。マツダ「CX-5」、日産「エクストレイル」、スバル「フォレスター」といったライバルよりも広く、たくさんの荷物を積んで遊びに出かけられます。床面積の広さは積載性能に直結しますが、後席を倒さない状態でも床の奥行が1mを超えるのは立派。床の高さは上下2段階に調整でき、ボードを裏返すと表面が樹脂で汚れものや濡れたものを気兼ねなく積めるのも魅力です。樹脂の面は汚れたら水拭きで掃除できるので、アクティブなキャラクターに合わせた仕立てとなっています。
- 燃費
-
4
- WLTCモード燃費は2WDモデルが21.4km/Lで4WDモデルは20.3〜20.6km/L(仕様により異なる)。これはガソリン車の約3割増しです。プリウスのように驚異的な燃費な良さ……とは感じないかもしれませんが、その理由は燃費最重視ではなく走行フィーリングまで重視したハイブリッドシステムとしているから。とはいえ、これだけ車体の大きなSUVで20km/Lの燃費を誇れば十分と言えるでしょう。これはあくまでカタログ燃費であって実燃費ではありませんが、郊外へのドライブであればこの数字の2割落ち程の実燃費も期待できます。
- 価格
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3
- ベーシックグレードの「HYBRID X(2WD)」で337万4000。最上級グレードの「HYBRID Adventure」で410万6000。後者ではガソリン車の約60アップです。RAV4自体は価格設定の印象ですが、ハイブリッドになると割高な印象なのは否めないところ。ハイブリッドの燃費と加速感にどれだけの価値を見出せるかがポイントとなってくるでしょう。うれしいトピックは、この価格にディスプレイオーディオ(8インチもしくは9インチのタッチパネルが付きスマホの接続でナビアプリをカーナビとして利用可能)やリヤビューカメラまで含まれていること。ナビを追加で取り付ける必要がないのです。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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