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トヨタ ランドクルーザー250 「ランドクルーザーの中核にして量販モデル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
ランドクルーザーの中核にして量販モデル
2024.10.27
- 年式
- 2024年4月〜モデル
- 総評
- 2024年8月、新たに発売されたランドクルーザーの中核モデル。300シリーズと基本骨格を共通としながらも、「生活実用」としての位置付けであるとトヨタは公言。70シリーズと合わせて現代のランドクルーザーは3モデルで構成される。GA-Fプラットフォーム、電動パワーステアリング、SDMを搭載して操作性能も向上させた。
- 満足している点
- 長らくランドクルーザーはオフローダーで人気の車種であり世界中にファンを持つ。その中核モデルとなる250は、300シリーズが持つ高い悪路走行性能を踏襲しつつ、よりライトな感覚で運転することができる。ここが大きなポイントだ。必要な先進安全技術をふんだんに採り入れながら、豪華になりすぎない、気兼ねなく悪路を突き進んでいける道具感がある。
- 不満な点
- 日本で運転するにはやはりボディサイズが大きい。取り回しそのものは悪くなく運転席からの見切りも十分に良いのだが、絶対的な寸法が大きいため運転が得意でないドライバーからすればそこがネックになってしまう。また、盗難車としても名前が挙がることが多く、自宅や出先での駐車の際には盗難防止策を考慮しなければならない。
- デザイン
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5
- 300シリーズほど押し出しが強くなく、かといって70シリーズのように無骨過ぎない。都市部からアウトドアシーンまでうまくマッチングするデザインだ。300シリーズとさほど実寸は変わらないボディだが、見た目はずいぶんと引き締まって見える。丸目型Bi-Beam LEDヘッドランプ(純正用品にあり)になると独特の雰囲気が出る点も250の特徴だ。
- 走行性能
-
3
- 本領は悪路走破性能だが、残念ながら未試乗なので都市部での試乗フィールからの採点。試乗モデルは「ZX」グレードで、直列4気筒2.8Lディーゼルターボ(204PS/500N・m)を搭載し8速ATを組み合わせている。出力こそ控えめだし、車両重量は2410kgあるため出足こそじんわりとした加速だが、500N・mの最大トルクは1600回転から発揮するため速度のノリは十分。
- 乗り心地
-
4
- これも都市部に限定した評価になるが、満足度の高い乗り味だ。同じプラットフォームの300シリーズ(V型6気筒3.3Lディーゼルターボ)と比較試乗したが、軽やかさやスムースさは250が一段上だ。4気筒であり前輪軸にかかる重量が軽いためステアリング操作に対してスッとボディが反応し、同時に乗り心地もフラット感が強い。これは後席でも同じ印象だった。
- 積載性
-
4
- 5人乗りと7人乗りがあるが容量そのものは大きく変わらない。7人乗りでは2列目シートを前に倒して3列目シートを格納することで5人乗りと同等のフラットな荷室が誕生する。9.5インチのゴルフバックであれば4個を、3列目シートを格納するだけで積載可能。テールゲートのガラスハッチは単独で開閉できるので狭い場所でも荷物の出し入れがしやすい。
- 燃費
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3
- 試乗モデルの場合、WLTC値の総合値で11.0km/Lだ。もっとも値が悪くなる市街地モードは8.5km/Lで、最高値となる高速道路モードで12.5km/L。実際に市街地を走行した際の値は7〜8km/L台だったが、トルク特性に優れたディーゼルターボとクルージング燃費を考慮した8速ATとの組み合わせにより、高速道路での燃費数値は13〜14km/L台まで伸びた。
- 価格
-
3
- エントリーモデルの「GX」(ディーゼルターボ)が520。トップグレードの「ZX」(同)が735といずれも高価格帯だ。しかも昨今は販売店での値引きもほとんど期待できない。また、世界的な人気集中により納期は未定とのこと。性能からすれば高価格にも納得がいくが、購入後もたとえば駐車場環境や盗難防止策など一定の出費を念頭におく必要がある。
- 西村 直人
- 交通コメンテーター
- WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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520.0 〜 785.0
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- 中古車本体価格
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644.0 〜 1280.0
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