CARVIEW |
- carview!
- 新車カタログ
- トヨタ(TOYOTA)
- ランドクルーザー250
- 専門家レビュー・評価一覧
- デザインだけで”買い”じゃないか?
トヨタ ランドクルーザー250 「デザインだけで”買い”じゃないか?」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 2
デザインだけで”買い”じゃないか?
2024.9.25
- 年式
- 2024年4月〜モデル
- 総評
- まず言わせてください。メカとか悪路走破性とかの前に、デザインにハートを撃ち抜かれました。見た目が気に入ったら、それだけで買っていいんじゃないかと。“うんちく”はその後かな……と思えるほど、ルックスで選びたくなるクルマですよね。ちなみに250の読み方は「ニーゴーマル」(ランクル300だと「サンビャク」)。トヨタは公式には「プラドの後継ではなく原点回帰」と言いますが、流れ的には「後継」であり、海外マーケットの一部ではそのまま「プラド」を名乗っています。
- 満足している点
- 見た目です見た目。「プラド」時代の高級テイストとは180度シフトした、シンプルかつ無骨な道具感がたまりません。悪路走破性の高さなんかは、言うまでもないですよね。
- 不満な点
- いろんな意見があるとは思いますが、プラド時代に比べて車体が大きくなったことや価格が高くなったことはどう消化すべきか。ちょっと悩ましいですね。
- デザイン
-
5
- 「ランクル300」とは全く方向性の違うタフギア感に満ちあふれたデザイン。そこが実にいい。とはいえ「ランクル70」のようにクラシックでもなく、レトロとモダンの絶妙なバランスがいいですよね。ヘッドライトは“四角”と“丸”の2タイプがありますが、選ぶなら断然後者だと思っています。
- 走行性能
-
4
- このクルマの場合「走行性能」といっても「オフロード」と「オンロード」があり、どうしても相反する部分がある……なんていう説明はいらないでしょう。オフロード性能に関してはサスペンションストローク量の違いなどから「ランクル300」までは届かないものの、それと比較さえしなければとんでもないレベル。いっぽうで新型はオンロードにおける安定性とかハンドリングが大きく底上げされたことと、オフロードとオンロードの両立がとんでもなく高い水準だというのが特筆すべきポイントだと思っています。高速道路での操縦性なんて、ハイレベルなオフローダーとは思えないほど洗練された感じですよ。不安定な印象につながる無駄な挙動がずいぶん減りましたね。そして動力性能は……一言だけお伝えしておきます。それを気にするならディーゼルを買ったほうが幸せになれるでしょう。そこが1点を減点した理由です。海外では用意があるガソリンターボが選べればなあ……。
- 乗り心地
-
4
- まったく文句なし。車体が強固なうえに、ショックアブソーバーの動きが滑らかでフラットライド感が高いと感じます。重いであろうタイヤ&ホイールがドタバタ動く嫌な感じもないですね。
- 積載性
-
5
- キャビンが四角いことで、荷室は実際の寸法よりも広く感じますね。そこが一般的なSUVと違うところで、たとえば犬を乗せるケージなんかもありふれたSUVよりはサイズの大きなものが積めます。3列車の3列目は床下格納式で、上級タイプは電動格納式。ただ、手動式でも操作は楽に行えるからご安心を。
- 燃費
-
3
- 車体が重いので、世間一般的に言えば“優れた水準”ではありません。燃費というか燃料代を気にするならディーゼル一択ですね。郊外路や高速道路なら実燃費10km/L超えも狙えます。しかも軽油はガソリンに比べて燃料単価が安いので、お財布への攻撃力もガソリンより低め。
- 価格
-
2
- プラド時代よりずいぶん上に移行しましたね。もしかするとそういった要素も「プラドではなく250」とした理由のひとつなのかも……と思うのは気のせいでしょうか。ベーシックグレード同士を比べるとランクル300より高いことを疑問に感じる人もいることでしょう。その理由は……よくわかりません。理詰めでは解明できないので、物価上昇(生産コスト上昇)ということなのでしょう……か?
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
-
- 新車価格(税込)
-
520.0 〜 785.0
-
- 中古車本体価格
-
644.0 〜 1280.0
査定を依頼する
あなたの愛車、今いくら?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!

申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。