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トヨタ クラウン 「日本車界のクイーン・エリザベス」のユーザーレビュー
埴方ひかりさん
トヨタ クラウン
グレード:ロイヤルサルーン(AT_2.5) 1995年式
乗車形式:マイカー
- 評価
-
3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 5
- 燃費
- 3
- デザイン
- 5
- 積載性
- 3
- 価格
- -
日本車界のクイーン・エリザベス
2020.6.20
- 総評
- 1995年のデビューから、いつかは乗ろうと思ってやっとお迎えできたので、不満点はあばたもえくぼです。
クラウンを名乗るだけに、20年落ちでも頑丈なエンジンと車体、車台のおかげで何の問題もなく元気よく走ります。
典型的オッサン車ですが、それは社会経験が浅く貫禄のない若造が乗っても似合わない、気品のある本物の漢、紳士になってこそ似合うという意味です。勿論若くても品格があればお似合いですが、果たして若いクラウンオーナーでどれほどいるかです。私も24歳のころからのクラウンオーナーですが、20代のころは完全にクラウンに乗せられていて、30を過ぎてようやく「お似合いですよ」と言われるようになりました。
往年のトヨタ車、往年のクラウンと言えばこれってところで、今やいろんな面でわかる人ならわかる希少価値の高い低価格高品質高級車なのです。
さしずめ日本車版戦艦クイーン・エリザベスです。
私の満足度は☆5なのですが、おすすめ度が☆3なのは、何もわかってないくせに訳知り顔が小賢しい理屈でこの型のクラウンを批判する人が多く、今時このクルマの真価がわかる人は少ないだろう、わかる人にだけおすすめしたいという意味を込めています。 - 満足している点
- クラウンと言えばこの形と言っていいほど、伝統と風格を前面に押し出し威厳のあるものとなっています。
角張ってはいますが今や絶滅危惧種であるハードトップスタイルに希少価値があります。ドアに窓枠がないのは割とおしゃれですし、太いBピラーがあるので初めてモノコック化されたクラウンと言えども車体強度は十分でしょう。
また、3段テールランプもS150系前期型の大きな個性となっていてお気に入りです。
高級車の代名詞の見た目とは裏腹にVVT-i化された名機1JZ-GEは一癖あるものの200psと十分な出力であり不足なし、踏み込んだ時のエンジンフィーリングは今どきのV6では出せないでしょう。
フワフワな足回りは至極の乗り心地を提供してくれ、一見頼りないように感じて動きは掴みやすく、荒れた路面でも車体が揺れることを許しません。
室内は今時のアッパーミドルクラスに比べても決して広くありませんが、室内は応接間、シートはまさに応接間のソファそのもので乗せられる人も運転する人も長時間ドライブでも疲れないものとなってます。
トランクは半自動で開くようになっているのが地味に便利で積載性も悪くなく、買い物はもちろん小旅行にも十分対応してます。 - 不満な点
- バブル崩壊直後のモデルなのであちこちにコストカットされて安っぽくなっている点でしょうか。
特にセンターパネル周りは古臭く野暮ったい印象です。
それでも現行のS220系に比べたら高級感や質感では十分勝ってますし、当時の車体価格350ほどはこれでもバーゲンプライスです。
装備が1990年代のものですが、足りない部分は今時のクルマに比べて簡単にカスタマイズが出来るので、不満って程ではないでしょう。
そしてこれは個人的な不満点ですが、折角の優秀なエンジン、優秀な車台と車体を持っているのに、高級車ってだけでMTの設定がないことですね。
ツアラーVのように設定があればすごく面白いクルマなのに残念です。
- デザイン
-
5
- 一言で言えばどこから見てもクラウン。
クラウンってこういう姿って意味では理想的だと思います。 - 走行性能
-
4
- 初めて運転した時、まず感じたのが、「軽!!」でした。車両重量が1.5tを割っているので、それまで1.6t、1.7t弱のクラウンしか知らなかったのでクラウンにしてはフットワークが軽やかで面を食らいました。
「美しく走る」をキャッチフレーズにしているだけに、ふわふわな乗り心地の割には姿勢が乱れにくく動きが掴みやすいため、ウデとセンスがあればスペック以上の走りを提供してくれます。
とは言え、そもそも速さを競うクルマではないので日常使用において不満は出ないでしょう。
結局は乗り手次第。
クルマの実力は、スペックじゃないのよ!! - 乗り心地
-
5
- この前の型、S140系以前のクラウンに比べたら少々硬い印象ですが、それでも多少の凹凸路面でも車体が揺れることを許しません。
静粛性は、ただただ静かなのはエンジンが常用回転域での話です。一たびエンジンを4000回転以上回せば1JZの官能的な音が遠慮なく入ってきてその気にさせてくれます。
歴代の中で最もケチ臭いモデルですが、乗り心地に関しては腐ってもクラウンです。 - 積載性
-
3
- トランクルームには235/45の17インチタイヤを3つ積めてギリ4つ目が積めない程度で、ダブルエアコン搭載である同世代のクラウンマジェスタより一回り大きいトランク容量です。
50L程度のキャリーバッグなら4つ積めるので4人での小旅行には必要十分です。 - 燃費
-
3
- 一般道では大体8~9km/L
高速道路では11~12km/Lってところです。
どうも都会が苦手らしく、都内で渋滞に巻き込まれると瞬間的に7km/Lを割ることがあります。
ちなみに、この前に乗っていた、4LV8エンジン搭載のUZS151型クラウンマジェスタも同じような燃費でした。 - 価格
-
-
- 故障経験
- 購入後8か月ほど、総走行距離14万kmを超えたあたりでセルモーターが死亡しました。しかし走行距離を考えたら故障というより寿命です。
それ以外は整備記録簿を見る限りでは故障らしい故障はしていません。
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-
- 中古車本体価格
-
37.0 〜 829.0
-
- 新車価格(税込)
-
509.9 〜 575.9
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