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トヨタ カローラツーリングハイブリッド 「加速時のアシストや走りのよさ、燃費性能も含めてハイブリッドがおすすめ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 瓜生洋明(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
加速時のアシストや走りのよさ、燃費性能も含めてハイブリッドがおすすめ
2024.6.29
- 年式
- 2019年9月〜モデル
- 総評
- 「クセ」がなければ際立つことが難しい昨今の自動車業界において、「クセ」がないことで際立っているのはカローラツーリングならではだ。この点をポジティブにとらえれば、カローラツーリングは「スキのないクルマ」と呼べるし、ネガティブにとらえれば「平凡なクルマ」となる。そういった意味では、クルマに「クセ」を求めるかどうかが、カローラツーリングの評価ポイントになるだろう。
- 満足している点
- 際立った部分こそないが、「走る・曲がる・止まる」といったクルマの基本性能に関わる部分や、燃費性能、積載性能、機能装備についてはすべて必要十分以上のレベルにある。あらゆる部分で平均点以上であるという点において、カローラツーリングはクルマを比較検討する際の基準として、もっともふさわしいモデルのひとつと言える。
- 不満な点
- 良くも悪くも「クセ」がないことがカローラツーリングの魅力であることも事実であるが、無難な仕様ばかりだと商用車のような印象も覚えてしまうため、できることならボディカラーやインテリアにもう少し遊びゴコロがほしい。
- デザイン
-
3
- スポーティな顔つきではあるものの、全体的にはクセのないデザインと言えるだろう。ただ、ルーフラインやボディサイドのプレスラインなどが絶妙に計算されており、ステーションワゴンにありがちな「間延び感」が少ない点は評価したい。インテリアも凡庸ではあるものの、万人受けするデザインという意味では、歴代のカローラの思想をしっかりと受け継いでいると言えそうだ。
- 走行性能
-
4
- 過度に主張がないという点では、歴代のカローラらしいハンドリングだ。足回りのチューニングはごく自然なものに設定されているため、良い意味で「ふつうのクルマ」と言えるだろう。ガソリン車もハイブリッド車も必要十分以上の剛性の高さを感じるが、ハイブリッド車のほうがさらに重心の低い安定した走りを見せてくれる。加速時のアシストや燃費性能の高さも含めて、オススメはやはりハイブリッド車だ。
- 乗り心地
-
3
- 乗り心地については極めて平凡な印象だが、逆に言えば、それはカローラツーリングの総合力の高さを現していると言えよう。たとえば、静粛性はほとんどのコンパクトカーやコンパクトSUVよりも優れており、サスペンションも路面のアンジュレーションをそつなくいなしてくれる。ただ、当然のことながら、より上位のモデルはそれらの性能もさらに向上している。トヨタのラインナップにおける平均的な位置を占めているという点で、やはり「カローラはカローラである」と感じるのである。
- 積載性
-
3
- ステーションワゴンというボディタイプであるため、同クラスのコンパクトカーなどと比べるとラゲッジルームにはかなりの余裕があるし、使い勝手もよい。ただ、SUVやミニバンに比べると荷室高が物足りないことは否めない。駐車スペースに制約があるなどの理由がない限り、積載性を重視するユーザーはSUVやミニバンに流れてしまうというのが実際のところかもしれない。
- 燃費
-
4
- ガソリン車、ハイブリッド車ともに、絶対的な燃費性能としては必要十分以上の実力を持つ。特に、国産ステーションワゴンとしてはほぼ唯一のライバルとなるスバル「レヴォーグ」と比べると、そこには非常に大きな差(優位性)がある。一方、同価格帯のSUVやコンパクトカーと比べてしまうと、燃費性能が抜きん出ているというわけではない。ここは注意しておきたいポイントだ。
- 価格
-
3
- エントリーグレードは210程度だが、乗用車としての利用を前提とするのであれば、少なくとも「G」以上のグレードのハイブリッド車を選んでおきたいところだ。ただ、そうなると乗り出し価格はおよそ300ほどとなり、多くの選択肢が見えてくる。ライバルの多い価格帯であるだけに、ステーションワゴンであることが必須でない限りは、ほかのモデルのほうが魅力的に思えてしまうかもしれない。
- 瓜生洋明
- 自動車ジャーナリスト
- 1987年生まれ。大手IT企業や外資系出版社を経て2017年に株式会社ピーコックブルーを創業。現在では平均年齢25歳のメンバーとともに毎月300本超の記事を配信している。愛車のボディカラーを社名にするほどのエンスージアストだが、新しいテクノロジーへの関心も強く、最新モデルは常にチェックしている。
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- 新車価格(税込)
-
236.0 〜 341.7
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- 中古車本体価格
-
85.0 〜 339.0
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