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トヨタ カローラフィールダー 「とにかく「ふつう」なクルマ」のユーザーレビュー
TANさん
トヨタ カローラフィールダー
グレード:-
乗車形式:レンタカー
- 評価
-
3
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 燃費
- 4
- デザイン
- 3
- 積載性
- 3
- 価格
- 5
とにかく「ふつう」なクルマ
2021.9.11
- 総評
- 「ふつう」ってなんだ?
その問いかけに対しての答えのひとつになるのが、カローラでしょう。
カローラはまさに、良くも悪くも「ふつうの」国産車。街中でも決して目立つことはなく、それでいてあまり貧相な印象も受けません。デザインも存在感も、個性のないありきたりなクルマと言えます。
ただ、この没個性のデザインが決してマイナスとならないところは、このクルマが「カローラ」であるがゆえ。
昔はカローラもライバル車である日産サニーと「プラス100ccの余裕」「隣のクルマが小さく見えます」といった挑発的なコピーの応酬で、ちょっとでもマウントを取りに行こうというギラギラしたところがありました。しかし今やそういった脂っこいところはすっかり落ちきっています。「クルマごとき」で見栄を張ろうとか自慢したいといった煩悩から解脱を果たした人にとっては、最高の選択肢になるように思います。 - 満足している点
- 穏やかな乗り心地とそこそこの動力性能で、近場の買い物から長距離ドライブまで、気を遣うことなくどこにでも乗っていくことのできる汎用性の高さはさすがカローラだなと思います。
特に豪華な仕様ではありませんが、装備的にも贅沢を言わなければ十分だと思いました。
ヘッドライトはハロゲンですが、キセノンやLEDに慣れた目で見ても、夜間暗くて見づらいということは全くありません。
パワーウィンドゥは全席オート。
安全装備関連は、自動ブレーキに付随して、レーンキープ、ハイビームアシスト、前車発進警告が付いています。レーンキープはステアリングアシストはなく警告のみなのはちょっと残念です。しかしあまり期待していなかったハイビームアシストは反応が早く、対向車が少しでも見えるとすぐに下向きにしてくれます。さらに、同じく「いらない」と思っていた前車発進のお知らせは、前車が発進してワンテンポ置いたぐらいで鳴るような絶妙のタイミングで警告が鳴ります。前を見ていればうるさい警告は出ず、それでいて後続車にクラクションを鳴らされる前には確実に警告が鳴るようになっています。意外にこの二つの装備が「使える」装備だったのは驚きました。 - 不満な点
- 中立付近が硬くて動きが渋いのに、少しでも力を加えてやると急にアシストが働いて軽くなるパワステのフィールには閉口せざるを得ません。電動パワステの悪い部分が全部出てしまっているような感じですので、ここはもう少し滑らかなアシストを実現してほしいところです。
- デザイン
-
3
- マイナーチェンジで流行の大口径グリルに吊り上がったヘッドライトが与えられ、いわゆる「今風のデザイン」となりましたが、大筋では奇をてらうことのない没個性な外観であるといえるでしょう。
ただ、個性に欠けるといっても決して恰好悪いわけではなく、全体にはプレーンさの際立つまとまったデザインです。だからこそ、街中でも目立つようなところは全くなく、ステルス性の高さは軽の箱バンと並んでトップクラス。今回カローラフィールダーを1週間ほど借りて乗り回しましたが、その間、同じクルマということでほかのカローラにも注意が向きましたが、そこで初めて気づいたのが「カローラって意外にたくさん走っているんだな」ということ。世の中にカローラがここまで多いとは思ってもいませんでした。つまり、それだけ人に気づかれにくい存在であるといえるのではないでしょうか。
インテリアも至って「ふつう」です。
インパネ周りはすべてハード樹脂で、とくに上等な素材を使っているわけではありません。しかし、デザインや表面の質感を工夫することなどで、安っぽい雰囲気はありません。ステアリングもごく普通のウレタン製ですが、それでも9時15分前後の握りの部分はシボのあるパッド風デザインになっていたり、親指のかかる部分が出っ張っていたりして、安っぽく見えない工夫がされています。実際に握ってみても、ちょっとスポーティなクルマのようにリムが太く、またウレタン表面も適度な柔らかさがあるので、非常に握り心地の良いものになっています。 - 走行性能
-
3
- 1.5リットルエンジンにCVTが組み合わされ、パワフルという印象は全くありませんが、逆に不足を感じることもありませんでした。まさに、必要にして十分といったところでしょう。
CVTの制御のせいなのか、停止状態から走り出す時と、減速してきて完全停止する直前に、やや強めのショックが出てギクシャクしやすいのが気になりました。 - 乗り心地
-
3
- 低い速度で走っている分には悪くありません。175/65R15と、特に大きなタイヤではないことが功を奏しているのか、当たりは柔らかく、路面の細かなざらつきや小さな凹凸などはしっかりと吸収してくれます。一方で、大き目の入力に対してはドンッという突き上げを感じることもあり、余裕がないような印象も受けます。シャシーに伝わるゴーッという微振動の抑え込みも、もう少し頑張ってほしいかなと感じられました。
- 積載性
-
3
- 5ナンバーとしてはかなり広いラゲッジです。テールゲート側に後席前倒しのレバーが付いていて、わざわざクルマの横に回らなくても後席を倒してフラット状態にできるのは便利です。
ラゲッジ部分に車中泊しようとすると177センチの私ではまっすぐ寝るのは不可能で、斜めになるか足を曲げてやるかしないといけません。ステーションワゴンで天井も低いので、車中泊用途にはちょっと厳しいかもしれません。 - 燃費
-
4
- クルマを借りている期間中の総走行距離は266.5キロメートル。そして返却時の給油では18.56リットルのレギュラーガソリンが入りましたので、トータル燃費は14.35km/lということになります。なお、車両の燃費計では14.1km/lとの表示でした。
実家に帰る際に高速道路を40キロほど走りましたが、それ以外は通勤や買い物で街中走行が中心という使い方でした。それでこの燃費なら、ハイブリッドではないガソリン車としてはかなり良いのではないかと思います。 - 価格
-
5
- 試乗車の新車価格は181万8千。いまや軽自動車が200することを考えれば、1.5リットルの小型ステーションワゴンでこの価格というのは、逆にお買い得なように思います。
- 故障経験
- レンタカーにつき特になし
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-
- 新車価格(税込)
-
175.8 〜 202.2
-
- 中古車本体価格
-
27.0 〜 285.0
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