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- 先進性の評価は好み次第
テスラ モデルY 「先進性の評価は好み次第」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 3
先進性の評価は好み次第
2024.6.25
- 年式
- 2022年6月〜モデル
- 総評
- 2023年に「世界で最も売れているクルマ」となったわけですが、正直なところまさかテスラのクルマにそんな称号が付く日が来るなんて思っていませんでした。というわけでクルマのデキですが、個人的には「思ったよりもかなりいい」という印象。クルマとして重要な「走る」「曲がる」「止まる」の能力は想像以上にしっかりできていますね。なので先進性やテスラの方向性に賛同できるなら、買って後悔しないクルマだと思います。ちなみに冒頭の「世界で最も売れたクルマ」の話ですが、実は車名別として世界で最も売れたのはトヨタ「カローラ」。いっぽうモデルYは「同一ボディの車両としてカウントすると最も売れた」ということになります。カローラは「セダン」「ツーリング」「スポーツ」「クロス」そして「GR」といろんなボディタイプを含めてのカウントなので。
- 満足している点
- 航続距離の長さとか、パワフルな加速とか、スーパーチャージャー(独自の充電器)とかいい面はいろいろありますが、なんといっても先進性でしょうかね。スッキリとしたインパネも先進感たっぷりで、そこに魅力を感じる人にとってはたまらないと思います。使いやすいかどうかはまた別の話として。
- 不満な点
- 先進的すぎるコックピットインターフェイスは慣れや割り切りが必要かもしれません。あとは車両故障時のサービス体制もちょっと不安。でも、そういう事も含めて「テスラ」というブランドなんですよね。
- デザイン
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3
- メーカーはこのクルマを「SUV」と言っているけれど、本当にSUVなのだろうか? ……なんてハナシはどうでもいいのですが、シンプルでクリーンで、個人的には嫌いじゃありません。もうちょっと背が低ければカッコいいなあ……なんて思ったら、それって「モデル3」か。
- 走行性能
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4
- 速さはすごいし、基礎能力も問題なし。ちなみに加速は、停止状態から時速100キロに到達するまでの時間はベーシックな「RWD」モデルで6.9秒と普通に速い。最速の「パフォーマンス」モデルになるとたったの3.7秒。もう意味が分からないレベルです。「速い加速でEVのすごさを印象付ける」というテスラの狙いは、EVのキャラ作りとしては間違っていなかったのかもしれません。まあ、オーナーになってそんなにすごい加速を頻繁に味わうかといえばそれは別の話ですが。
- 乗り心地
-
4
- まったく問題ないですね。快適そのもの。最新モデルはさらに乗り心地が良くなったような印象を受けます。
- 積載性
-
3
- リヤのトランクは普通に広いです。そのうえフロント側(ボンネット)にも収納スペースがあって……なかなか実用的ですね。
- 燃費
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4
- ロングレンジを選んでおけば、半径200キロくらいの移動ならまったく気にならない航続距離。さすがに遠出を頻繁にするような使い方の人には勧められませんが。
- 価格
-
3
- 決して安くはないですが、中身を考えればこのくらいは仕方ないかなとも思えます。「電気自動車」という存在と「テスラ」というブランドにどれだけ価値を感じるかが、判断の分かれ目になるのでは?
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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