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- 高コスパのフレンドリースポーツ
スズキ スイフトスポーツ 「高コスパのフレンドリースポーツ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 4
- 価格
- 5
高コスパのフレンドリースポーツ
2022.12.21
- 年式
- 2017年9月〜モデル
- 総評
- 通常モデルのスイフトでもRSなら軽快で走りが楽しいと感じますが、やはりスイフトスポーツの楽しさは別格。1.4Lの直噴ターボはエスクードにも搭載されているだけあって、出力、トルクとも十分にパワフル。ワイド化されてボディ剛性は高まり、専用設計のサスペンション、扁平率の低いタイヤ、強化されたブレーキと、先代からさらに磨かれた走りは欧州コンパクトにも負けないものです。しかも、コスパは最高!
- 満足している点
- ステアリングの握り心地や操作感がとてもいいと感じます。真ではなく、フラットボトムタイプになるので慣れるまで扱いにくいと感じる人もいるかもしれませんが、手がすべらないようにグリップ部分のレザーにディンプル加工が施されていたり、細かな気遣いがあります。ATモデルには、パドルシフトも装備されているので、減速時のダイレクト感も楽しめます。
- 不満な点
- スイフトスポーツにはセーフティサポート非装着車の設定もあり、20弱のディスカウントになるのですが、そうするとACC(アダプティブクルーズコントロール)やブラインドスポットモニターなど、長距離ドライブに安心な先進装備をはじめ、誤発進抑制機能やふらつき警報機能といった、日常でのうっかりミスを防止する装備や、SRSカーテンエアバッグなどまでごっそりと省かれてしまうので要注意です。
- デザイン
-
5
- 精悍なスポーティさの中にも、コンパクトカーらしいフレンドリーな要素や、躍動感、若々しさなどが表現されているデザインだと感じます。デザイナーさんに話を聞いたところ、5年10年先を見据えたトレンドを採り入れながら、スイフトスポーツが受け継いできたDNAを残したとのこと。停車している時ももちろんかっこいいのですが、やっぱり走っている時がいちばん輝いて見えるデザインです。
- 走行性能
-
4
- これは好き嫌いの要素もあるのですが、先代のように「トンガった鋭い走り」から少し変わっていて「上質感のあるプレミアムコンパクトの要素が強まった」と感じました。なめらかな加速、コクコクと質感の高い操作感があるシフトフィール、安定感のある高速走行など。特にATモデルは上質感が高いです。でもそれは、従来のようなヤンチャで少し危うさのある走りを期待する人には物足りないかもしれません。
- 乗り心地
-
3
- 3ナンバー化されたことなどもあり、ボディ剛性は先代よりもグッと高くなっていることを感じるので、直進安定性やカーブでの安定感はいいのですが、路面からの突き上げがドンッと大きく入ってきたり、ステアリングの微操舵に反応してチョロチョロとした挙動が続くのは気になるところ。シートのクッションもやや弾力が足りていないようで、長時間のドライブでは疲れることも。
- 積載性
-
3
- ラゲッジ容量は265Lとコンパクトカーの中でも小さめです。深さはありますが奥行きが小さいので、スーツケースなどは横積みになります。後席は6:4分割で倒すことができ、大きな荷物を積み込むことも可能。小物の収納もセンターコンソールとグローブボックス、幅が狭めのドアポケットがありますが、スズキの軽でお馴染みの助手席の座面下の収納ボックスは装備されていません。
- 燃費
-
4
- MTモデルが17.6km/L(WLTCモード)、ATモデルが16.6km/L(WLTCモード)ということで、コンパクトカーとしては少し物足りない燃費ではあるものの、スポーツモデルとしては上々です。ATよりMTの方が少しだけ数値が高いのは、車両重量が20kgほどMTの方が軽いことも影響しているかもしれないですね。ただ、燃料はどちらもハイオク仕様となっています。
- 価格
-
5
- 文句ナシ。200前後でよく出してくれました、と拍手したい気持ちです。エアロパーツやデュアルエキゾーストパイプ、17インチアルミホールまで全車標準装備で、フルオートエアコンや運転席シートヒーター、リヤヒーターダクトといった日常生活での快適装備もちゃんと揃っている、コスパも最高のスポーツモデルです。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
-
216.5 〜 240.1
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- 中古車本体価格
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9.8 〜 412.0
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※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。