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スバル レガシィ アウトバック 「スバルのフラッグシップモデルにして唯一のレガシィ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西村 直人(著者の記事一覧)
- 交通コメンテーター
- 評価
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5
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
スバルのフラッグシップモデルにして唯一のレガシィ
2022.1.17
- 年式
- 2021年10月〜モデル
- 総評
- ステーションワゴンユーザーのなかには、アウトバックのような最低地上高を高めたモデルを欲する声が多い。アウディのオールロードクワトロ、メルセデス・ベンツEクラス、そして新型Cクラスにもオールテレインが用意されるなど、メーカーもそれに応える。アウトバックはその先駆者としてこの先、電動化との組み合わせなど、独自の進化を期待したい。
- 満足している点
- この手の老舗モデルとして世界中で認知されいることから、ステータス性、いわゆる所有満足度は高い。スバルの誇るAWD技術とステーションワゴンを知り尽くした開発陣による扱いやすくて広大なラゲッジルーム。これに優れた走行性能が加わることで唯一無二の存在にまで成長した。先進安全技術であるアイサイトXの安心安全も心強い。
- 不満な点
- 新型では車幅がさらに拡がり1875㎜に。開発陣曰く「フェンダーアーチモール部分の拡大分が大きい」とのことだし、最小回転半径も5.5mに収まるので実質的な取り回しにはそれほど苦労しないだろう。ただ、立体駐車場を利用する身からすれば、入庫できる場所が限られる。また、狭い道での離合に気を遣う。
- デザイン
-
4
- アウトバックのみとなったレガシィ。そのアウトバックはもともとレガシィ・ツーリングワゴンをベースに最低地上高を高めてオフロードでの走破性能を向上させた一台。2代目レガシィ・ツーリングワゴンをベースした「グランドワゴン」(1995年)がそのルーツ。現行モデルもその流れを汲み、芯のぶれない強さを魅せる。
- 走行性能
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3
- 2021年に国内でも発表となった新型には未市場だが、じつは筆者は先々代アウトバックのオーナーでもある。先代までは2.5lのNAエンジンだったが、良い意味でダルな設定が長いストロークの足周りとバランスしていて快適だった。新型はレヴォーグに搭載されている1.8lターボエンジン。北米向けでは2.4lターボもある。
- 乗り心地
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4
- 先代まではおおらかな乗り心地が特徴だったが、新型は俊敏性も加わったと国内モデルのプレス向け発表会では開発責任者自ら発言した。とはいえアウトバックのファンはたとえばSTIモデルのようなスポーツ性を求めているわけではないことから、オフロードでのう走破性能を確保しながらオンロードでの快適な乗り心地を目指したと解釈できる。
- 積載性
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5
- スバルといえばツーリングワゴン、ツーリングワゴンといえば優れた積載性ということで、新型含め歴代アウトバックは広大かつ、サスペンション含めた突起物を排したラゲッジルームをもつ。サブトランクも深く大容量で実用的。リヤシートは6:4分割可倒式。電動リヤゲートも選べる。過去にはカーゴルーム用の換気ファンを備えたモデルもあった。
- 燃費
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3
- 1.8lターボはカタログ値で13.0㎞/lを達成する。レヴォーグからの新世代ボクサーエンジンはレギュラーガソリン対応ながらパワーと燃費性能の両立を図ったというが、正直、燃費性能では今一歩の感もある。開発が進むという電動化(マイルドハイブリッドか)との組み合わせでどこまで挽回できるのか興味津々だ。
- 価格
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3
- 2グレード構成。充実装備のリミッテッドXが429で、オフロード色を高めたXブレイクEXが414.7。スバルのなかではトップクラスの高額モデルになるが、装備はそれにふさわしく名実ともにフラッグシップモデルだ。アイサイトXには渋滞時ハンズオフアシスト機能もあり、先進安全技術も価格相応である。
- 西村 直人
- 交通コメンテーター
- WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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425.7 〜 451.0
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- 中古車本体価格
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16.0 〜 456.5
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