スバル レガシィB4 「3500rpmからが本番」のユーザーレビュー

3500rpmからが本番

2025.2.16

総評

高速巡行はすごく、ものすごく楽で、しかも楽しい。グランドツーリングな車です。とにかく加速フィーリングが楽しいし、どっしり走る感じが安心感を与えてくれます。

反対に、街中では、少し取り回しがしにくいと感じる人もいると思います。
特にこの3リッターモデルは、2リッターターボに比べて、なんとなくステアリングが重い気がします。まぁこの辺りは、個体差や経年劣化の度合いによる誤差の範疇だと思います。

満足している点

元レガシィB4 2.0GT（BL5 アプライドモデルD）乗りが、数年経てレガシィB4 3.0R（BLE アプライドモデルB）に乗り換えての感想です。

とにかく3500rpmからのスムーズな吹け上りが素晴らしい。だからと言って、低回転域がスカスカかというと、ほかの方のレビューほどは自分は感じません。
とにかく、3リッターという余裕のある排気量で、ぐわっとエンジンを回して加速するフィーリングが、何とも言えないほど素晴らしいです。
この加速フィーリングの素晴らしさは、やはり水平対向六気筒ならではかと。

当時は3ナンバー化がネガに言われていたようですが、今となってはちょうどいいサイズ感と安定感、そして出力のバランスが取れた、傑作車だと思います。

不満な点

定番のダッシュボード割れとか、燃費が悪いとか、経年劣化でいろいろボロボロとか、あるにはあります。
自分はあまり不満には思いませんが、こういう旧車に片足突っ込んでる車には、向き不向きは出ると思います。

デザイン

5

自分がこの世代のレガシィB4（4代目/BL系）を2台も乗り継いでいる理由の半分くらいは、ぶっちゃけデザインです。今でも色あせない造形美、特に自分はリアのデザインが最高に気に入っています。

走行性能

5

車齢20年でもキビキビ走ります。正直びっくりしました。ボディ剛性や足回りの設計、エンジン、どれをとってもすごいと思います。

乗り心地

4

当時のSUBARUのフラッグシップセダンだけあって、静粛性等の快適さは今でも現役です。
ただ、これはクルマの特性の範疇ですが、少し足回りは固めです。まぁ、ワインディングをキビキビ走るというより、グランドツーリングに走る感じですね。

積載性

4

これは、2.0GTでジムカーナをしていた時代の話ですが、タイヤ4本を後部座席に積んで、トランクに工具等の諸々の荷物を積んで、なおも余裕があります。
ちなみに、ソフトフラットなので、車中泊もできないではないです（体がバキバキになりますが）。

燃費

3

高速巡行100kmほどで、カタログスペック値に近い約10.0km/Ⅼ。カタログは10・15モード燃費なので、こんなものかなと思います。

価格

3

水平対向六気筒という特徴を持ちながら、しっかりと実用性もある。あくまでもセダンという枠の中ですが、その中では結構お得にほかの人と差別化できるいい車です。お買い得なオモシロ車をお探しの方にはお勧めです。
ただし、価格が安く車齢も経ている分、任意保険の車両保険には注意。基本的にはかけられないと思ってください。

故障経験

今のところなし。重整備が必要になったら、また書きます。