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- 確実に味付けの違うもう1台のFRスポーツカー
スバル BRZ 「確実に味付けの違うもう1台のFRスポーツカー」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 西川 昇吾(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
-
4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 5
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
確実に味付けの違うもう1台のFRスポーツカー
2022.1.21
- 年式
- 2021年7月〜モデル
- 総評
- GR86に対しても同じだが、この時代にクルマ好きが求める、そして現実的な選択肢となるFRスポーツカーを進化させて生み出してくれたことに一人のクルマ好きとして感謝をしたい。まだ初期型なので気になる点もあるが、先代と同じように年次改良などで進化が楽しみだと感じさせる素質は十分にある。2代目もユーザーたちと共に成長していくクルマであって欲しい。
- 満足している点
- 実用性と現実的な価格帯を先代同様キープしながらも、しっかりとフルモデルチェンジにふさわしいバージョンアップをしてきた点。そして必要なところは変わり、そのままで良い部分は変わらずに進化してきたところが高評価なポイントと言える。また、GR86と全く同じという訳ではなく、しっかりとBRZの味を別で用意している点はユーザーの選択肢を広げる要素と言えるだろう。
- 不満な点
- GR86と同じコメントになってしまうが、MTモデルでは運転支援システムの用意がされていない点が気になる。他メーカーではMT車であっても、衝突被害軽減ブレーキやACCが用意されているので、その点はウィークポイントと言える。スポーツカーなのでそんな軟弱な装備は必要ないという声もあるが、日常使用も多いモデルということを考えると、ACCを使いストレスフリーで高速巡行をしたいという声は少なくないはずだ。また、車内に響くアクティブサウンドコントロールのエンジンサウンドは少々やりすぎかと思う。
- デザイン
-
4
- 先代モデルに比べて姉妹車となる86との差異が少なくなった印象。それが良いか悪いかは個人の好みと言える。ロングノーズ&ショートデッキというFRスポーツ定番のシルエットを採用し、現代では珍しいほど薄いフロントフェンダーと低いボンネットはスポーツカーらしいポイントと言える。GR86同様プレーンになって様々なシーンやドライバーにマッチするようなデザインになった。
- 走行性能
-
4
- 先代よりも確実に走行性能は高められていて、ワンランク上の速さになっているのは間違いない。また、コーナリング時のノーズの入りも良くなっていて、「曲がる」という印象を受けるクルマに仕上がっているのと同時に、リアのスタビリティが上がっているのにも驚く。しかし、電動パワーステアリングのフィーリングには個人的には疑問が残るところで、少し軽すぎると感じる。この点は年次改良などでより良くなることに期待したい。
- 乗り心地
-
3
- 姉妹車となるGR86と同じような印象にはなってしまうが、低速域での街乗りでは少し硬め。しかし日常使いが厳しいというものではなく「スポーツカーだし仕方ないかな」と思える許容範囲のレベル。60km/h以上になると馴染んできて硬めの足回りも気にならないという印象に変わる。高速域での乗り心地は比較的優れている。
- 積載性
-
5
- GR86と同じコメントになってしまうが、コンパクトなFRクーペとして考えると、しっかりとトランクとリアシートがあって積載性は十分と言える。家族がいるならば難しいと思うが、独身であれば「コレ一台」で事足りる積載性があると言えよう。工具やタイヤを積んでサーキットへ走りに行くことが現実的なのは先代といい意味で同じ。
- 燃費
-
3
- 燃費性能を求めてこのモデルを買う人はそう多くはいないと思う、そういった観点から言えば現実的で許容範囲と言える燃費だ。しかし、燃費性能は水平対向のネックな部分であることは間違いないので、実際に使用すると「思ったよりも良くない」という声が出てしまうかもしれない。
- 価格
-
3
- 先代よりも若干価格帯は上がっているが、進化の内容を見れば評価できる価格帯と言える。しかし、GR86と比べると向こうに競技ベースグレードRCがあるのに対して、こちらに同様のグレードがないのは疑問が残る。先代モデルは登場当初、同じようなグレードが用意されていたので、RCと同じくエアコンとカラードバンパーが装備された簡素なグレードがあればカスタムユーザーにとって選択肢が広がるのではないか。
- 西川 昇吾
- 自動車ジャーナリスト
- 1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在はWEB・紙の各種媒体で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車両解説動画にも出演し、喋りの分野にも挑戦中。愛車のマツダ・ロードスターで定期的にサーキット走行をし、ドラテクの鍛錬も忘れない、目指すは「書けて、喋れて、走れるモータージャーナリスト」
-
- 新車価格(税込)
-
332.2 〜 381.7
-
- 中古車本体価格
-
66.6 〜 580.3
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