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- 一流スポーツカーの最高峰
ポルシェ 911 「一流スポーツカーの最高峰」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 工藤 貴宏(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 2
- 価格
- 2
一流スポーツカーの最高峰
2024.2.26
- 年式
- 2019年7月〜モデル
- 総評
- スポーツカーのお手本のような存在。ポルシェ911のすごさがどこにあるかといえば、絶対にドライバーやファンを裏切らないことではないでしょうかね。ドライバー目線でいえば、つねに期待する走行の上をいき、運転操作に対する反応としての挙動が素直。ファンとしては、新型が出るたびに性能が上がり、スタイリングやインテリアの雰囲気も洗練されていくことの安心感。そういう部分で、911は送り手側と受け手側のマッチングがしっかりとできているクルマだと常々思っています。
- 満足している点
- 走行性能。見るからに911でしかないスタイリング。スポーツカーの理想を求める姿勢。いろいろありますが、実は911のすごさってバリエーションの広さではないかと思っています。標準のカレラがあり、「S」や「GTS」があり、「ターボ」があり、その上には「GT3」や「GT2」だってある。ボディだって標準のほかオープンモデルとかタルガもある。そのうえ、限定車として車高の高い「ダカール」も登場した。バリエーションをここまで広げるって、何気にすごくないですか?
- 不満な点
- 先日、911の先輩である「356」に触れる機会がありました。まるで軽自動車かと思うくらいに小さくてびっくりです。その頃に比べると、今どきの911は大きくて重いですよね。それは必ずしも短所ではないかもしれないし、見た目がカッコいいのは認めるし、素のカレラでも速いのはさすがですが。っていうか、値段が高いことを除けばそのくらいのことしか気になる部分がないというのも911のすごさ?
- デザイン
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5
- いかにも911だとわかるデザインを守り続けているのはいいですね。新しいモデルになればなるほどワイド&ローなフォルムとなり、スポーツカーとして見たらますますカッコよくなりました。個人的には「GT3 RS」の「これはレーシングカーじゃないの?本当にナンバープレートを付けて公道を走って大丈夫なの?」という雰囲気が大好きです。
- 走行性能
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5
- 不満なんてあるはずがありません。もしも不満があるとしたら「もはや超高性能すぎて普通の腕前では性能をフルに発揮させることなんてできない」ってことくらいでしょうかね(笑)。先日「GT3 RS」と「ダカール」に乗ったのですが、カミソリみたいなキレッキレのGT3 RSに対し、ダカールは適度に伸び伸びとした乗り味で「超高性能化したマツダロードスター」みたいな親しみやすさがあり、乗り味が対照的で面白かったです。
- 乗り心地
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4
- 安心してください。一部のサーキット向けモデルを除けば、優しい乗り心地。デートに行っても、ファミリーカーとして活用しても同乗者から嫌な顔はされないことでしょう。電子制御サスペンション(PASM)の採用(仕様によってはオプション)もあり、「スポーツカー=乗り心地が悪い」ではありません。実は高額なスポーツカーに使われるショックアブソーバーって精度が高くて滑らかに動くから、たとえ減衰力が高くても乗り心地が粗くないんですよね。
- 積載性
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3
- 車体後部には荷物スペースがありませんが、かわりにボンネット内にはリモワの中型スーツケースが2つ収まるトランクが存在。また、後席を畳めばそこにも大型スーツケースを置けます。というわけで、SUVやセダンにはかなわないとはいえ意外に実用的。軽自動車やハッチバックのコンパクトカーよりはたくさん荷物が積めます。そもそも、911のコンセプトって「実用的なスポーツカー」なんですよね。
- 燃費
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2
- 素の911カレラで峠道と高速道路を走るツーリングに出かけて8km/Lくらいが目安。一般的な水準でいえば決して優れているとはいえませんが、これだけの性能を持つスポーツカーだと考えれば十分な燃費性能では?今の911のエンジンはターボを組み合わせてダウンサイジングしたので、かつてに比べると燃費性能はよくなりましたね。
- 価格
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2
- どんどん高くなって、気が付けばもっともベーシックなタイプでも1620。コメントは以上です(笑)。
- 工藤 貴宏
- 自動車ジャーナリスト
- 1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
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1865.0 〜 4118.0
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- 中古車本体価格
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250.0 〜 8500.0
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