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- 個性的だけど安心して乗れるダークホース的な存在
日産 ジューク 「個性的だけど安心して乗れるダークホース的な存在」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 山本 シンヤ(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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3
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
個性的だけど安心して乗れるダークホース的な存在
2022.2.12
- 年式
- 2010年6月〜モデル
- 総評
- SUV×スポーツカーと言う新たなデザイントレンドを生み出した挑戦者だが、単なるイロモノ的なモデルではなく実用性を備えたパッケージやキビキビした走りなど、真面目な部分も。個性的だけど安心して乗れる一台……と言う意味では、実はダークホース的な存在かもしれない!?
- 満足している点
- 好き嫌いが完全に分かれるデザインだが、10年以上経った今でも古さは感じさせない。デビュー時は「デザインの日産」を熱心にアピールしていたが、それを象徴とする一台である事は間違いない。
- 不満な点
- 実は海外向けは2代目が発売されているが、日本への導入予定が無い事。関係者は「キックスがカバーする」と語るが、ユーザーはあのデザインが欲しいわけで、サイズさえ近いモデルが存在すればOKと言うことはない。
- デザイン
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5
- 異形4灯のフロント周り、コロッとしたフォルム、クーペのような大胆なリア周りと一度見たら忘れられない大胆なデザインは、当時の「デザインの日産」を象徴。インテリアもエクステリア同様に曲線を多用、メーターやセンターコンソールはオートバイのパーツがモチーフとなっている。
- 走行性能
-
4
- 1.5L-NAと1.6Lターボをラインアップ。1.5Lは特に印象もない無味無臭な印象だが、1.6Lターボは明確なターボラグを持つ熱血ユニットだ。どちらもCVTのみの設定でルーズなフィーリングが勿体ない。フットワークは見た目に似合わず真面目で小気味よいハンドリングは素直な特性。1.6Lターボ車は専用サス+トルクベクタリング付、リアを上手に使いグイグイと曲がる。
- 乗り心地
-
3
- 全体的にスポーティな味付け、登場から10年以上経過しているので大きな期待はしてほしくないが、ハンドリングと乗り心地とのバランスが取れたセットアップ。同世代の日産の中ではレベルは高い。最強スペックのNISMO RSはかなり引き締められた乗り味だが、専用のボディ補強の効果も相まって、ゴツゴツした突き上げは少なめだ
- 積載性
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3
- デザイン優先のモデルだが、想像以上に顕実なパッケージ。リアドア形状(縦型のドアノブや開閉面積は狭い)からリアシートには積極的に座らせる感じはないが、大人二人が大きな不満なく座れるスペースは確保されている。ラゲッジも割り切りかと思うとそうではなく、同サイズのハッチバック並みのスペースは確保されている。
- 燃費
-
3
- 大きく見えるボディに1.5L-NAの組み合わせだが、1200kgを切る軽量設計と巧みなCVT制御も相まって燃費は思ったほど悪くない。ちなみにオーバーオールで10km/L前後、高速で15km/L前後と言った感じ。逆に1.6Lターボは完全にパフォーマンスに振ったユニットなので、こちらの燃費は期待しない方がいいと思う。
- 価格
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4
- 新車時の価格は162~と、クロスオーバーモデルにしてはリーズナブルな設定。現在、日本では発売されていないので中古車しか選択できない。初期モデルであれば50以下もあるが、最終モデルは新車並みのプライスを掲げる個体も存在する。今でも指名買いの人が多いようだ。
- 山本 シンヤ
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるべく「自動車研究家」として活動を行なう。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・アワード選考委員。
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- 中古車本体価格
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19.0 〜 343.6
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- 新車価格(税込)
-
173.8 〜 346.9
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※ 掲載しているすべての情報について保証をいたしかねます。新車価格は発売時の価格のため、掲載価格と実際の価格が異なる場合があります。詳細は、メーカーまたは取扱販売店にてお問い合わせください。