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- 大人コンパクトの決定版
日産 オーラ e-POWER 「大人コンパクトの決定版」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- まるも 亜希子(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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5
- デザイン
- 5
- 走行性能
- 5
- 乗り心地
- 5
- 積載性
- 4
- 燃費
- 3
- 価格
- 4
大人コンパクトの決定版
2024.10.28
- 年式
- 2024年6月〜モデル
- 総評
- 日産が本気で創り上げた新ジャンルのプレミアムコンパクトとして、目の肥えた人たちにも一目置かれる存在のノートオーラ。華やかさと上質感を合わせ持ちながら、深みのある奥ゆかしさをたたえたスタイリングは、マイナーチェンジによってさらに磨き上げられました。インテリアは、パーソナル空間として豊かな時間を過ごすため、洗練された素材や色味を採用した落ち着きのある雰囲気。小型エンジンを発電専用に搭載し、100%モーター走行をするという新感覚のドライビングプレジャーを熟成させ、日産らしいセンスと技術で丁寧に仕上げており、国産車では希少な大人のコンパクトとなっています。
- 満足している点
- 上質感のあるツイード織物と木目を贅沢に使った空間に、メーターとディスプレイが一体となったインパネで先進的な印象も加わる、スタイリッシュなインテリアがノートオーラの持ち味です。そこにマイナーチェンジでは、大型狩猟犬をモチーフにグレイッシュブラウンの色味が特徴的な内装色「ワイマラナー」を新設定。「オーラ」の頭文字である「A」をモチーフとしたモノグラム柄のジャガード織物と合皮のコンビネーションに、ブルーグリーンのステッチが施されたシートは、洗練された感覚を持つ大人にこそ響く上質な風合いが素敵です。
- 不満な点
- ロングドライブにも積極的に使いたくなる仕上がりなのに、プロパイロットは全車オプション設定となるのが残念。そのほかの安全運転支援機能は標準装備ですが、車線をはみ出しそうになると車線中央に戻すようアシストしてくれる機能の介入が、やや唐突で強引な印象を受ける場面がありました。
- デザイン
-
5
- 新世代EVのアリアにも通じるプレミアムなフロントマスクや、ノートより4cm拡大した全幅と豊かな張り出しのフェンダーで、堂々としたスタンスが特徴です。マイナーチェンジでは、フロントグリルが新しい解釈によって未来的に進化したデジタルVモーションを採用。日本の伝統工芸を感じさせるグリルをヘッドランプ下までワイドに広げ、ヘッドランプ下にボディカラーと同色またはダークメタルグレーのアクセントを加えています。また、フロントとリアのバンパーにウイング形状を採用することで、e-POWERの俊敏な走りを表現。見る角度によって光と影が変化する、新デザインの17インチホイールも個性的で素敵です。
- 走行性能
-
5
- 今回のマイナーチェンジでは、メカニズムの大きな変更はアナウンスされていませんが、全車に運転席のパワーシートが標準装備となったり、ホイールが新デザインとなって軽量化されるなど、ドライビングにかかわる部分に少なからず変更があります。ノーマルモードでも、予想以上に余裕たっぷりのなめらかな加速フィールが、いつもの道なのに上質でリズミカルな道に思わせてくれるところはさすが。スポーツモードに切り替えると、一瞬で背中がシートに張り付くかのように超パワフルな加速力が味わえます。そこからのゆったりとしたクルージングも心地よく、静粛性の高さはまさにプレミアムコンパクトの証です。
- 乗り心地
-
5
- エアサスなど高価なものを採用しているわけではないのに、乗り心地は後席でもしなやかで、不快な振動などは抑えられていると感じます。カーブなどでのジワリと安定した挙動や、ノートオーラのために専用開発された17インチタイヤの恩恵もあると思います。
- 積載性
-
4
- 開口部が大きくとられており、フロアもフラット。奥行きがしっかり確保されているので、後席使用時でもたっぷりの荷物が入ります。後席は6:4分割で倒せてスペースを拡大できますが、トノカバーやラゲッジアンダーボックスはオプションとなっています。
- 燃費
-
3
- カタログ数値では2WDで27.2km/L(WLTCモード)となっている燃費ですが、試乗では80kmほど走って19.0km/L前後を行ったり来たりといったところ。やはりスポーツモードが楽しくて踏みすぎてしまうと燃費は伸びないようです。ただ、エコモードはしっかりと無駄を抑えてくれる走り方をする実感があるので、エコドライブに徹することも可能です。
- 価格
-
4
- 車両価格は控えめですが、目玉となるBOSEのプレミアムスピーカーやプロパイロットはオプション設定。本当に満足できる状態で乗るには、さらにプラスの予算が必要です。
- まるも 亜希子
- 自動車ジャーナリスト
- 映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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- 新車価格(税込)
-
282.2 〜 353.1
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- 中古車本体価格
-
120.9 〜 452.0
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