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三菱 デリカミニ 「新車から1年乗ってみた正直レビュー。」のユーザーレビュー
Alan Smitheeさん
三菱 デリカミニ
グレード:Tプレミアム_4WD(CVT_0.66) 2023年式
乗車形式:マイカー
- 評価
-
4
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 5
- 燃費
- 3
- デザイン
- 5
- 積載性
- 4
- 価格
- 4
新車から1年乗ってみた正直レビュー。
2025.1.24
- 総評
所有者のほとんどは誰も辛辣な意見を述べないだろうから敢えて所有者として
包み隠さず不満点も挙げましたが、総合的に見れば圧倒的に満足度の方が高く、
先に挙げたスイッチ類等の不満点なんかは微々たるものだとは思います。
微々たるものだからこそ、もう少しどうにかならなかったのかな、と思うだけで。
マイルドハイブリッドについてはデリカミニに限ったことではないと思うので
正直何とも言えないですが、このシステムは少なくとも消費者には優しくないです。
恐らくこのシステムだけでもかなりの重量と原価がUPしてるハズ。
それを打ち消すくらいのメリットは1年経っても全く見えてきません。
デメリットは別に多少あっても良いんです、薬と同じで良薬口に苦し、ですからね。
でもこのハイブリットシステムだけは本当ごめんなさい、ゴミでしかないです。
もしそうでなければもっと多方面から声も上がると思うんですけどね。- 満足している点
乗り続ける事で印象も心境も環境も変わってくると思うので
定期的にこうして一切忖度することもなくレビューをしています。
以前の意見と重複している点もいくつかあると思うのでご了承を(^^;
特に冬の時期になると満足度が上がるのがヒーター関係じゃないでしょうか。
シートヒーターだけでなくステアリングヒーターまで標準装備なのは
非常に満足度が高いですし、何よりどちらもかなり実用的です。
特に素晴らしいのは、スイッチを入れてから熱くなるまでが早い点。
昔は温まるまで何分も要してましたが、このヒーターは1分もしないうちに
確実に暖かくなってくるので、自分の場合は普段だと5~10分足らずの
近距離移動が多いので十分にその役目を果たしてくれます。
ステアリングヒーターはスイッチを入れて10秒程度で温かくなるし、
特に真冬に指先が冷えすぎてかじかんでいる時にも暖房器具の如く重宝します。
寒い時にエアコンの暖房が効いてくるのなんて待ってられませんからね。
改めて、ステアリングヒーターは想像以上にありがたい快適装備です。- 不満な点
- 但し、逆にそんな満足度の高い2つの機能にも残念な点があります。
それが、熱量の切替が全く無いのとステアリングヒーターのスイッチの配置。
ぶっちゃけコレを設計した人、どう考えても頭悪いとしか思えません。
今でこそ慣れてきてますが、何故同じカテゴリーの機能なのに
スイッチが全く違う場所に配置されているのか理解に苦しみます。
百歩譲って場所が違うのは良いとしても、ステアリングヒーターは
写真にあるように、足元に近くて非常に見づらい下の方にあります。
恐らく運転前にしか操作しない前提でここに追いやってると思いますが、
そうだとしても位置が悪すぎるし、昼間でもこの場所は暗くて見づらいので
間違えて違うボタンを押してしまう可能性もあると思います。
納車時からずっと思っていましたが、みんカラではあまり不満に挙がらず
不思議に思ってたらAftermarket品でスイッチの移設パーツまで出てました。やっぱりな、と。
あと、出来ればハイ&ローの2段階くらいで温度調整が欲しいところですね。
デリカミニの場合、一定の温度になると自動で機能がオフになるようですが、
電源としてはオンのままなので、それもいまいち判りづらい設計ですね。
足回りをはじめ走行性能も当然重要だとは思いますが、こうした軽乗用車の場合、
消費者の多くは走りを求めるよりも快適性や実用性を重視する人が多いハズ。
本当に走りを追及する人がわざわざ重たい軽自動車を選ぶと思えないですしね。
なので、軽自動車は走りやデザインも大事ですが、ベクトルとしては
圧倒的に実用性重視であるべきだと思ってます。燃費についてもそうですよね。
そして、現時点で一番の不満点を挙げるとすれば、間違いなくコレでしょう。
これも以前にも触れてますが、ようやく他でも疑問を呈する人が出てきました。
いわゆるマイルドハイブリッド?のシステムなんですが…ほぼゴミかな、と(爆
結局のところ、積載されているリチウムイオン電池もモバイルバッテリーに
毛が生えたようなものでしかないので、説明書通りであれば
エネルギー回生機能により加速時などでトルクを補うハズですが、
実際そのような場面を見たり感じたりすることは皆無なんですよね。
特に4WD仕様だと車重が普通車並みなので圧倒的に非力に感じる為、
ほぼ同じスペックであるN-BOXなどと比べると雲泥の差です。
何故ホンダがこれの導入を拒み続けているかがよくわかる結果です。
さらにこのなんちゃってハイブリッドシステムが拍車をかけているのが
メインのバッテリーシステムの劣化です。
デリカミニは欧州車のようにエンジンを停止しても一定時間車両には電気が流れます。
通常多くの国産車はエンジンを停止をすればバッテリーもオフになりますよね。
デリカミニは完全停止してもアクセサリー電源は10分前後継続します。
これによってアイドリングストップ機能だけでも負荷がかかるのに
さらにバッテリーを酷使する事になるので当然バッテリー消耗は激化。
因みに、降車して車を施錠してもしばらくバッテリーの電源は入ってます。
ある程度大きな車でバッテリー容量も大きければ良いのですが、
軽自動車ではさすがに無理がありますよね。
それでアイドリングストップ機能をキャンセルする人が続出してます。
ある意味本末転倒ですよね。
この辺はエコロジーを追及しすぎた技術者が技術に溺れた結果だと思ってます(爆
環境問題とか多様性は追及しすぎるとこうやってマヌケな結果になるという好例です。
- デザイン
-
5
発売からもうすぐ2年になろうとしてますが、
未だに街中などで駐車していると指を差されたり声を掛けられます、
「あ、これデリ丸のCMのだよね?」って。
ぶっちゃけ、スポーツカーでも高級車でもない単なる軽ワゴンで
ここまで注目度が高い車って、まず他には無いでしょう。
かつてスズキのワゴンRがデビューした時以来じゃないでしょうか。
事実、三菱デリカミニはデビューした2023年に続いて2024年も
TVCM好感度でぶっちぎりの1位となっていました。
自分はあまり実感してないですが、一般世間には相当浸透しているようです。
如何にデザインが大事か、って改めて思い知らされる結果ですよね。
また、デリカミニが他の軽ワゴンと圧倒的に違う点と言えばそのカスタム性。
これは完全に主観にはなりますが…競合車種であるN-BOXやスペーシアなどと違い
カスタマイズのバリエーションも豊富な上、元のSUV的な立ち位置からして
カスタムを施しても基本デザインがあまり崩壊しないんですよね。
寧ろカスタマイズされたデリカミニの方がそれっぽいとさえ感じるほど。
他の軽ワゴンで同じノリでカスタマイズしたら間違いなくコテコテになって
元のデザインの調和性なんて簡単に崩壊すると思うんですよね。
なので、自分だけの個性を求めて色々イジりたい人にとっては
イジリ甲斐のあるデザイン性は秀逸としか言いようがないです。
自分はそのままでも十分イケてると思ってるのであまりイジってませんが(汗- 走行性能
-
3
- 基本的にターボ仕様の4WDなので、やたら走らないとか言うことは当然無く。
ただ、トルク不足を補ってくれるハズのハイブリッドシステムがヒドすぎて
ろくに恩恵が無いのでトルク感は全く感じられません。
これで感じられたら逆におかしいと思いますが(汗
乗り比べると新型Nボックスのノンターボ車と同じ程度ですね。
なので、Nボックスやスペーシアのターボ仕様に乗ると唖然となります。
この差が単純に100キロ以上の車重差が原因なのか、
それともハイブリッドシステムがまともに機能していないのかは謎です。
自分は大して車に詳しくもないですが、さすがにこの走行性能差は
目隠しされても5秒も走れば100%違いが解ります(笑
逆にわからなかったもう車…誰かにタダであげちゃう(爆
とは言え、低速域でのパワー感こそ無いですが、
高速道路などに乗ってしまえば他の軽ワゴンよりも安定感を覚えます。
結局のところ、専用の足回りだけでなく車重もデメリットだけじゃないってことですよね。
ひょっとしたら普段高速道路を使ったり郊外などを走る機会が多い人だと
それほどこの特性に問題を感じている人がいないかもしれませんね。
自分は高速道路でも90キロ以上も出さないし、最近はどっちか言うと
のんびり運転で煽られそうになる事の方が多いくらいなので…。
このハイブリッドシステムは高速走行時にこそ恩恵があるのかもしれませんね。 - 乗り心地
-
5
- これは旧Nボックスと比べるとかなり良いと感じますが、新型と比べると僅差かも。
とは言え、乗り心地ははるかに良いですよね。とても軽自動車レベルとは思えません。
そもそも、そんな乗り心地のおかげで何千キロと走破出来たワケですからね。
10年以上前だったらとっくに腰とかやられて病院送りになってそうです(汗
それくらい進化してますよね。 - 積載性
-
4
- 当然ですが、圧倒的に積載可能ですよね。
自分のデリカミニは2人乗りにした時点で軽バンとほぼ同等になったものの
車中泊仕様にしちゃっているので積載性が高いと言えるか謎ですが。
通常でも2mまでの長尺物なら余裕で運べるし、大人も余裕で横になれます。
昨今のコンパクトなSUVよりも確実に広いですからね。 - 燃費
-
3
ここ半年間の満タン法による燃費を画像に出してみましたが…
これだけを見るとカタログ値が約17キロと考えれば決して悪くはないですが、
15キロ以上となった場合はほぼ確実に遠出した場合に限ります。
交通量の多い都市部で特に日中、さらにACも稼働させている状況下では
どう考えても15キロ以上になることはあり得ません。下手すると10キロ以下です。
車重の軽いNボックスだと極端にアクセルを弱めて走行すれば可能でしたが、
これだけ車重があるとある程度アクセルを開けてやらないとそもそも動かないので(爆
その代わり、ある程度停車することなく淡々と走行が出来れば平均的には
燃費も向上することはあれど、街中では物理的にも不可能なので、
こういう点では正規のハイブリッド車やEVの方に分が高いのは言うまでもなく。
昨今、安全装備や快適装備が増えすぎて660っcという規格自体に
無理が生じていてエコにも限界があると感じてますが、
業界でもこの排気量の規格の見直しを推す動きもあるようですね。- 価格
-
4
さすがに1年で手放すワケはないですが、リセールは凄いようです。
因みに自分のデリカミニでも200前後で売れるようです(笑
勿論、それはそもそも新車価格が高すぎるから…ですが。
軽自動車に200万?!とか言うのは考えが完全に昭和です、アップデートしましょう。
自分は利便性と快適性を重視した結果、ちょうどこのサイズが適当だったので
軽自動車という選択をしました。あまり偏見みたいなものがありません。
とは言え、昔のように装備も乏しくて走行性能も悪かったりしたら
仮に安くても乗ることはなかったと思います。
ですが、今の時代は同じように、軽くらいのサイズで、
価格は高くても良いのでちゃんとした装備で走れる軽が欲しい、
といったユーザーが多いんだと思います。
セダンが圧倒的に減った理由も何となくわかりますよね。
これだけの機能が備わっていたら高くても特に不満はないです。
そもそも、車両価格は高くてもその分の快適性を得ているワケだし、
何より保険代とか車検代とか維持費を考えたらやっぱりまだ安いですしね。
高速道路やフェリーを利用してもそれは実感します。あとリセールに於いても。- 故障経験
この1年間、特に大きな不具合や故障もなく過ごしてきましたが
強いて言えば、この写真にもあるサイドミラーの付け根の部分が
剥がれている点が気になっています。正面からだと判りやすいです。
この不具合については日産ルークスが登場してから非常に多くあった不具合らしく、
デリカミニも全く同じ部品で同じところで製造されているだけに、
同じような症状があっても何ら不思議じゃないですよね。
というワケで、1年点検では敢えてスルーしておきましたが、
次回の点検時までには交換してもらおうと思ってます。
因みに運転席側だけで、助手席側は何ともなってません。
また、故障ではないですが、デリカミニのフロントセンサー異常について、
他からも多くの苦情が来ている件ですが、三菱側も把握しているようです。
センサーの感度が高めなせいか、前方に車両がある場合、
その車両にも車間センサーが備わっていると電波同士が干渉してしまい
全く動いていないにも関わらず突然誤報が鳴ってしまうという事です。
自身のデリカミニも非常に多く、1週間に2~3回は鳴っています(汗
これはプログラム自体が更新でもされない限りどうすることも出来なそう。
対策するとしたら、交差点等で停止する際でも車間距離を大きく開けることくらい。
たまに渋滞気味な道路だと車間が詰まるので、そういう場面では大抵鳴ってます。
まぁ原因が判明しただけまだ良かったですが、改善して欲しいですよね。
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