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メルセデス・ベンツ GLCクラス 「メルセデス流「都市型DセグSUVの最大公約数的回答」」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 栗原 祥光(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 3
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 3
- 燃費
- 3
- 価格
- 3
メルセデス流「都市型DセグSUVの最大公約数的回答」
2022.6.23
- 年式
- 2016年2月〜モデル
- 総評
- 売れ筋の都市型SUVをメルセデスという名シェフが料理した結果、誰もが満足できる1台を作り上げたという印象。大きな不満はないし、誰もが満足できる1台だ。いっぽうで車に個性を求める方からすると、味わいの面で物足りなさを覚える。そんな事を言いたくなるほどマトモな1台だ。
- 満足している点
- とにかく完成度は高く、大きな不満を抱かせないし、おそらく多くの人は「さすがメルセデス」と思うことだろう。幅広い年代の人に受け入れられる車だ。
- 不満な点
- 完成度が高いがゆえに個性を求めたくなる。最大公約数的な無個性を感じ、メルセデスに乗っているという満足度が他の同社モデルと比べて希薄。
- デザイン
-
3
- 4ドアクーペの全高をアップさせた、いわゆる都市型SUVのフォルム。近年のメルセデスらしい若々しさを意識しすぎたデザインは賛否両論分かれるが、流麗なフォルムは見ていてほれぼれすることだろう。
- 走行性能
-
4
- 都市型SUVで日本車と欧州車の最大の違いは、走りの楽しさとパワフルさ。ガソリン、ディーゼルとエンジン仕様は異なっても「踏んだら一気に進む」という感覚はどちらも同等だが、ディーゼルの方がトルクフルで街乗りはラクで楽しめる。ディーゼルエンジンでイメージする振動と騒音は過去のものだ。
- 乗り心地
-
4
- 2トン近い車体重量らしい重厚な乗り味。剛体という形容が相応しいボディ剛性を後席にいても感じることができる。安心感のレベルが日本車とは1段階異なっており、それが支持される要因なのだろう。
- 積載性
-
3
- 通常使用時で500リッター、後席を畳めば1500リッターへと荷室容量は拡大する。底板を外すと小物入れが表れるのも美質。床面積は広いもののバックドアがかなりスラントしているため、背の高い荷物を入れることは難しい。
- 燃費
-
3
- ディーゼルの場合、WLTCモードの燃費値は15.1km/Lが公称値。実測は市街地で10㎞/Lを下回ったものの、高速道路に乗れば12〜13㎞/Lまで伸びるので、それほど大きくずれていないように感じた。他の輸入ディーゼル車と比べると燃費は悪めだ。
- 価格
-
3
- メルセデスらしく価格は700代。オプションも高めなので、乗り出しは850から、と考えた方がよさそうだ。ライバルと比べると、ちょっと高いと言わざるを得ないが、メルセデスと思えば仕方ないところか?
- 栗原 祥光
- 自動車ジャーナリスト
- 東京都出身。中央大学理工学部卒業後、電気回路エンジニアへ。30歳を前にオーディオ専門誌とタウン情報誌、同Webサイトの編集者へと転身。現在はフリーのカメラマンとライターとして、年間100台近い自動車・バイク取材のほか、モータースポーツや各種イベントの取材を精力的に行っている。好きなクルマはライトウェイトスポーツと大型SUV。
-
- 新車価格(税込)
-
819.0 〜 1133.0
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- 中古車本体価格
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138.9 〜 1180.0
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