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- 商品改良で乗り味が変わった
マツダ CX-60 「商品改良で乗り味が変わった」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。
- 一条 孝(著者の記事一覧)
- 自動車ジャーナリスト
- 評価
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4
- デザイン
- 4
- 走行性能
- 4
- 乗り心地
- 4
- 積載性
- 4
- 燃費
- 5
- 価格
- 4
商品改良で乗り味が変わった
2025.4.26
- 年式
- 2025年2月〜モデル
- 総評
- 2年半ぶりのマイナーチェンジを受けて乗り心地の改善を図り、騒音や振動対策も施されて快適性を高めたCX-60。改めて試乗すると普段使いでの乗り味がたしかによくなっている。
- 満足している点
- CX-60のよさでもあるスポーティな乗り味を確保しながら、操縦安定性と乗り心地のレベルアップを図ったこと。また、新グレードのXD SPはエクステリアをハニカムタイプのフロントグリルやシグネチャーウイングをブラックで引き締め、ブラックメタリック塗装の20インチアルミホイールを装着するなど、精かんな仕上がりが好印象。特別仕様車のXDハイブリッドトレッカーにはこのモデルしか選べない「ジルコンサンドメタリック」のボディカラーを設定したほか、パノラマサンルーフを標準装備とした。
- 不満な点
- これと言った不満はないが、今回の改良に合わせて直6ディーゼルを搭載したベーシックグレード「XD」と「XD Sパッケージ」が廃止されている。300台の素のグレードを好むユーザーは2.5リッターの直4ガソリン車のみの選択となっている。
- デザイン
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4
- デビュー当初からこれといった変更はない。デザインの新しさを求めるのであれば満足な点でもピックアップした新グレードの「XD SP」もしくは特別仕様車の「XDハイブリッドトレッカー」に注目したい。
- 走行性能
-
4
- パワーユニットの変更はなし。CX-60の特徴のひとつでもあるトルコンレスの8速ATの制御についてはスムーズさが増したような印象があり、電動パワステのフィールも洗練度が増している。足まわりの改良によってタイトなコーナーではロールを感じるものの、操縦性はまったく犠牲になっていない。スポーティな走りは相変わらず得意だ。
- 乗り心地
-
4
- 足まわりはスプリングやダンパーの特性を見直し、フロントのナックルを新設計してジオメトリーを変更。さらにリヤのスタビライザー(PHEV/XDハイブリッド/XD4WD)を廃したことで、乗り心地にしなやかさが増している。今回の試乗車(XD-SP)は2WDモデルだったが、細部の改良によって快適性は確実に高められている。
- 積載性
-
4
- 荷室容量はサブトランクを含めて570リットルを確保する。後席バックレストは4:2:4の分割可倒式を採用するので4人乗車時でも長い荷物の積載が可能。リヤゲートは電動式でハンズフリー機構も備わっている。
- 燃費
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5
- XD-SPのWLTCモード燃費は19.7km/L。3.3リッター直6エンジン搭載車としては優秀で、横浜からアクアラインを抜けて千葉〜東京〜横浜までの高速8割、一般道2割の実燃費では20.1km/Lをマーク。燃料代に関しては同クラスのストロングハイブリッドにも負けない経済性が得られる。
- 価格
-
4
- XD-SPの2WDモデルは418。直6ディーゼルターボを搭載するCX-60シリーズでは比較的リーズナブルなモデルだ。上級モデルのような高級感は得られないが、ブラックで引き締められたインテリアはスポーティな仕上がり。快適装備や安全装備も充実しており、車格を踏まえると納得のいく価格と言えるだろう。
- 一条 孝
- 自動車ジャーナリスト
- 自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員。
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- 新車価格(税込)
-
326.7 〜 567.1
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- 中古車本体価格
-
203.9 〜 569.8
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